
今日も好天。午前中は事務仕事をし、午後に娘を連れ、根津神社へ。ツツジは盛りを過ぎているものの、美しく咲いていました。

さて、先日、訪れた足利市の制服バンクについて書きます。

詳しくは記事の最後に転載した新聞記事をご覧いただきたいのですが、先輩が大事に使ってきた制服を後輩が引き継ぎ使えるシステムを足利市ではボランティアの方の力を借りて確立をしています。

荒川区においては、一部の学校のPTAなどで制服の再利用を仲介しているところも有りますが、やはり全ての中学校でシステムとして整備をすることで、有効利用を促進すべきと考えます。
小坂の平成18年6月20日のブログ記事に書いた通り、荒川区議会本会議で
「保護者の負担を軽減し、物を大切にする心を育てリサイクル推進の意味からも、新入生などを対象とした「制服などのお古の融通会」を教育委員会が声をかけ推進すべき」
と求めましたが、現状は進展無し。
今の「何でも新しければ良い」という異常な風潮にも一石を投じる意味からも、再び問題提起をしていこうと考えています。
(以下、下野新聞の平成22年2月6日の記事から転載します。)
足利市くらしの会「制服バンク」 エコや不況で利用者増
不用になった中学・高校の制服を譲り受け、欲しい人に提供する、県内でも唯一の足利市くらしの会の「制服リサイクルバンク」が設立から15年目を迎えた。エコブームや不況の影響で利用数は年々増加しつつある。しかし会員の高齢化などから慢性的な人手不足が続いており、利用が増える卒業・入学シーズンを前にメンバーの苦労は尽きない。
「息子が今度、中学校に上がるんです。成長期だから新しいのを高く買うのはもったいなくて」。1日午後、市内の女性(37)が南町の市消費生活センターの一角にある同バンクを訪れ、学生服の上下を2千円で購入した。
約40平方メートルのスペースには、大きさの異なる制服や運動着などが学校ごとに分類され、所狭しと並んでいる。市内を中心に近隣の公立、私立の中学・高校のものが揃い、その数約1700着。すべて趣旨に賛同した人からの寄付だ。
提供数は近年急増しており、昨年度は前年度の860着から約54%増の1327着。本年度も12月末までで既に961着に達している。利用数も増加しており、昨年度は前年度より212着多い1026着売れた。
浅沼和子会長は「不況の影響もあり、物を大切にしようとする意識が高まっているのかも」と分析する。
同会は1972年に発足。市内のごみ問題を調査する中で制服の廃棄が多いことを知り、96年秋にバンクをスタートさせた。
以降、無償で譲り受けては希望者にクリーニング代程度(100円〜1千円)で提供している。
しかし10年前に175人いた会員は現在、50代から80代の主婦を中心に115人にまで減少。土日祝日を除く毎日、午前と午後に2人ずつ、家事やパートの合間を縫って当番しているが「ぎりぎりの人数」(同会)という。
利用が増える3月中旬からは3人ずつに増員するが、メンバーは「乗り切れるか心配」と頭を抱えている。
先月、循環型社会の形成に貢献したとして総務大臣表彰を受けた同会。同センターの長島邦夫所長は「県内でも唯一の制服バンクで、評価も高まっている。行政として会員数増につながる広報活動に力を注ぎたい」と話す。浅沼会長は「ここまで発展した会を守りたい」と協力を呼び掛けている。
開設時間は午前10時から午後3時半まで。問い合わせは同会事務局の市消費生活センター電話0284・73・1211。




店で販売するので、販売員など雇用の促進にもなり一石三丁ぐらいの良いシステムです。
それは良いですね!勿体ない精神を活かした社会にしたいですね。景気回復の為に、どんどん物を買いましょうというマスコミのはやし立てにはいつもうんざりしています。
是非安い提供手段を教えて下さいませんか。