まず、以下、3月28日の東京新聞の抜粋です。
都営地下鉄 AED全駅設置へ
都交通局は二十七日、都営地下鉄全百一駅に自動体外式除細動器(AED)を、今年七月までをめどに一機ずつ設置することを決めた。都によると、大手鉄道事業者で全駅にAEDを設置するのは初めてという。
AEDは心臓に急な異常が起こった時に、電気ショックを与えて蘇生(そせい)させるための機械。これまで使用できるのは医療従事者らに限られていたが、二〇〇四年七月から誰でも使えるようになり、公共の場への設置が増えている。
都は今年一月に、大江戸線都庁前駅と新宿西口駅にAEDを試験的に設置。さらに全駅に導入するため、新年度予算に設置費用計2500万円を盛り込んだ。
(以上、引用)
実は、大江戸線都庁前駅では、今年3月16日に構内で心肺停止になった都内の男性(65)がAEDを使った駅員の迅速な手当てで一命を取りとめた実例も既にあるのです。駅員は今年に入って2回講習を受けていたそうです。倒れてから2,3分経過後に、講習内容を思い出しながらAEDを使って蘇生に成功したとか。男性は近くの病院に運ばれ、現在のところ命に別状は無いそうです。
心肺停止後の救命率は1分ごとに7〜10%下がります。救急車が来るまでに、居合わせた方がAEDや心肺蘇生法を実施することが非常に重要です。荒川区においても、装置の設置だけでなく、一人でも多くの方が使えるように講習を実施していますので、是非、ご参加下さい。団体から要請が有ればAEDの使用法の出張講習もしますので、ご連絡下さい。




