(以下、引用)
県西部でブラジル人容疑者が相次いで出国している問題で、外国人が数多く住む都市が集まり、共生について話し合う「外国人集住都市会議」(事務局・三重県四日市市)は25日、四日市市内で全体会を開き、国にブラジルとの犯罪人引き渡し条約の締結を求めることを決めた。浜松市が提案し、参加した18市町が全会一致で賛成した。6月に会議が政府に提出する予定の規制改革要望に条約締結を盛り込む方針も了承された。
この日の全体会で、ブラジル人容疑者が相次いで出国している現状について、浜松市国際課の村木恵子課長補佐が報告した。村木課長補佐は「あってはならない犯罪に厳しい姿勢で臨むため、条約の締結は不可欠。総意として国に働きかけることを提案したい」と述べた。
湖西市地域振興課の外山宏課長も「在住ブラジル人も重く受け止めている。法の不備について国に申し入れしていきたい」と述べた。
これを受け、群馬県太田市企画課の堀越清・国際交流係長は市内の殺人事件で容疑者として浮かんだペルー人が帰国したことをあげ「地元も関心が高い。提案は地域共生を進める都市会議の趣旨に添う」と述べた。ほかに湖西市と隣接する愛知県豊橋市なども次々と賛同した。
具体的な国への働きかけについて、浜松市は規制改革要望に盛り込むことに加え、11月に東京である同会議の首長級会合の議題にすることも求め、了承された。
すでに帰国したブラジル人女性が起こしたとされる交通事故で、長女の理子ちゃん(当時2)を亡くした湖西市吉美の会社員山岡宏明さん(42)と妻理恵さん(40)も会議を傍聴。じっと耳を傾けていた。夫妻は引き渡し条約の締結を国に求める署名活動を続けている。
会議後、宏明さんは「みなさんが賛同してくれてほっとした。求めが国に行って、よい結果につながることを祈っています」と話した。理恵さんは「帰宅したら、理子に、ここまで来たんだよということを伝えたい」と話した。
(以上、引用)
記事中の太字部分の山岡さんが開設されたホームページに「Hello Again りとたん 犯人の引渡しにご協力下さい」が有ります。詳細はリンク先ページを是非、お読みいただければと思うのですが、山岡さんの家族は、信号無視で交差点に突っ込んできた車に衝突され2歳10ケ月の娘の理子ちゃんを失われているのです。その加害者は日系ブラジル人で、逮捕状が出る前にブラジルに帰国。ブラジルと日本には犯罪者の引渡し条約(※犯罪人引渡し条約についてはこちらをお読み下さい。相手国憲法や国内法との関係もあり難しい面も有りますが、例外規定扱いなど、何らかの実効性のある形での締結が不可欠と思います。)が無いために、ブラジルで強制捜査も出来ず加害者はブラジルで平穏に暮らしているとのことです。加害者は謝罪も一切無く、罪を償うことも無く、被害者の御家族が苦しみ続けているのです。現在、日本と犯罪者引渡し条約を締結しているのは米国と韓国のみですが、ブラジルとも結ぶべく署名活動などを続けておられるのです。小坂にも1歳3ヶ月の娘がいますが、山岡さんを初めとする被害者のご家族の無念を思うと胸が締め付けられます・・・。そして、その後も理不尽な現状に対して今も戦い続けられています。
そのような理不尽を糾すこべく、そのための犯罪人引渡し条約締結を求める署名活動をご家族の方はなさっています。こちらのページの左上の「ご署名のお願い」からネット署名もできますので、共感された方は是非、「署名」という形でお力をお貸しください。加害者が犯した罪をきちんと償うという当たり前のことが場所に関わらずなされなければなりません。
なお、「犯罪者引渡し条約」について、日本テレビの「ザ・ワイド」で来週の水曜日(5月3日 13:55〜15:50)に報道するそうです。増えつづける外国人犯罪の水際での防止策の充実、国内での予防対策徹底も併せて大変重要だと考えています。
余りに早く天国に行ってしまった理子ちゃんのご冥福を心よりお祈り致します。
外国人犯罪者の引渡しについて法整備を早急に行うべき、と考える方はこちらを押してください。
FTA(自由貿易協定)を結ぶなら、こっち(犯罪者引渡し条約)も忘れちゃあいけないと思う。
犯罪者引渡し条約も必要だけど。
>むしろ帰国する前に捕まえたり空港で足止めさせるくらい強い力が警察などの機関には必要ではないか?
これは現在でも可能です。
ですが、前提として「犯人であることが(状況証拠であれ)確認できている状態」でなければなりません。
つまり、最悪でも任意での取り調べが可能な状況でなければいけないわけです。
決して警察がさぼっているわけではありません。
今はむしろ、外交努力が不足している状態だと思いますよ。
本当にそうですね。早期の実現が望まれます。