(以下、朝日新聞(新潟版の12月1日の記事)から)
忘年会食べ残し持ち帰って 小千谷市が「食べきり運動」
忘年会や新年会のシーズンを前に、小千谷市は、宴会料理の食べ残しを持ち帰るよう呼びかける「小千谷のごっつぉ食べきり運動」を始める。市は、来年4月1日から実施するごみ処理の有料化を前にごみ減量につなげるだけでなく、食材を無駄にしないことで生産者や調理人への感謝の気持ちも込めた運動にしたいという。
11月14日投開票の市長選で再選を果たした谷井靖夫市長が2期目をスタートさせるにあたり、記者会見で明らかにした。宴席に呼ばれる機会の多い谷井市長が発案した。12月から市職員が試行し、来春には市内の飲食店や市民、市内の各団体などに協力を呼びかけたいという。
比較的宴会で利用されることが多い小千谷飲食連合会鮮魚会席組合の有志16店が協力する。市職員は名刺大の「持ち帰ります」カードを所持し、持ち帰り用の「ドギーバッグ」と呼ばれる紙製の折りたたみ式携帯容器を持参。店側に確認のうえ、自己責任で持ち帰る。ドギーバッグは特殊なコーティングが施されているため、洗って何度も使えるという。
谷井市長は「少し格好悪いかもしれないが、みんなでやれば……」と話し、自ら実践することで運動を広げていきたいという。
(以上、転載終わり)
日本は年間に1900万トンもの食料廃棄をしている罪深い国です。コンビニなどでの食料廃棄を前提としたシステムや「食べ残しを持ち帰るのは貧乏臭い」という的外れな見栄が蔓延していること・・・。
福井県は県として以前から食べ残し削減運動を進めてきました。今年2月の小坂の本会議質問でも、2月27日のブログ記事に書いた通り、荒川区に自治体として率先して食べ残し・食料廃棄削減を訴えかけてきました。
地味なようですが、小千谷市のような取り組みを自治体職員はもちろん、有志から広げていかねばならないと考えています。「もったいない精神」が当たり前の日本にすべく尽力して参ります。
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