☆荒川区とオーストリア共和国ウィーン市ドナウシュタット区との友好提携10周年記念事業の一環として、ドナウシュタット区博物館で開催される「荒川区展」開会式典等に出席するため、ウィーン市を訪問する。
1 区代表団の訪問
(1)代表団の構成 8人(区長、議長、秘書課長、議会事務局長、区民生活部長、文化交流促進課長、都市交流係長、文化交流推進課国際交流推進員(通訳))
(2)日程 平成18年5月26日(金)〜31日(水)
5月27日 ドナウシュタット区及びウィーン市視察
28日 友好提携10周年記念「荒川区展」開会式典出席
29日 ウィーン市庁舎及びシモンズガッセ学校訪問と交流会出席
30日 ウィーン発
さて、ウィーンへの区の代表団派遣の報告は1月23日の福祉・地域振興委員会においても、詳細が決まる前の段階として報告されていました。(報告記事の2番目の記事。同じく質疑をお読み下さい。)その際に以下のようなやり取り(まとめ)が有りました。
小坂からの質問概要:このような海外出張の場合の飛行機の座席は?全員がビジネスクラスに座るのか?旅費規定の文章はどのようになっているのか?介護保険を初めとして区民に様々な分野でのさらなる金銭的自己負担をお願いしている一方で、区の職員の出張で搭乗が8時間以上は随行も含む全ての職員がビジネスクラスに座るようなことをしていてはとても区民の理解を得られる訳が無いし、私も全く理解できない。こうした条例は絶対に見直すべきと考えるが、担当と助役の認識は?区長や議長だけでなく随行の職員までビジネスクラスということが本当に適正と考えているのか?理解に苦しむものであり、見直しを求めていく。
文化青少年課長答弁概要:直行便で13時間かかるためビジネスクラスで積算している。随行の職員も特別職(区長、議長等)もそのような形になっている。旅費条例にそうした規定が有る。「飛行機で8時間以上の搭乗は全てビジネスクラスになる」ような規定となっている。こうした訪問団は区を代表して責任も有るものであり、ビジネスクラスを利用することは適正である。委員の意見として受け止めさせていただく。執行にあたっては検討していきたい。
助役答弁概要:旅費については、こうした交流の際の対応については、それなりの対応にしなければならないと考えており、適正なものと考えている。質問の通り、態勢については行き過ぎと言われないように全体の中でもう一度検討していきたい。
この件について本日質問すると、こちらの記事にやり取りを書いた通り、8人のうち区長とその随行責任者、区議会議長と随行責任者の4名はビジネスクラスであるものの、他の4人はエコノミークラスにする形で見直しをしたと答弁がなされました。1月の委員会での指摘を受けて見直したとのことでした。答弁によるとビジネスクラスのパックはホテル代諸費用等もを含め60万円、エコノミークラスだと37万円です。十分な見直しとは言えませんが、4人がビジネスクラスからエコノミークラスに変更になるだけで、差額23万円×4で92万円の削減になります。
1月23日の委員会で小坂が厳しく見直しを指摘しなければ、この92万円は削減されることなく、旅費に消えてしまっていたと考えられます。質問をしたことによって直接削減できました。旅費規定自体の見直しや海外派遣の規模など見直すべき点は有ると思いますが、今後、同様の海外派遣などが区で行われるケースで、今回の見直しが良い前例になればさらなる経費削減になると考えています。
議会でのチェックについて分かりやすい例かと思い記事にしてみました。細かいことかもしれませんが、このように削減すべき経費を見つけて指摘し、削減したお金を区民生活に密着した事業に使えるようにしていけるように今後も取り組んでまいります。
議会での小坂の細かいチェックに期待する、と考える方はこちらを押してください。
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がんばって下さい!!
激励、ありがとうございます。今後とも宜しくお願い致します(^^)。
なぜ 無駄な税金を使うのでしょう??
親善の名の官僚の税金無駄使い観光旅行はやめましょう。
ウィーン市ドナウシュタット区行ってなにをするのですか??
もっと 区民のために税金を使いましょう!
私も生活保護 予備軍です。
確かに、海外の都市との友好事業を自治体がどうしてもしなければならない理由は無いと思います。友好交流事業は民間が主体で行うべきと思います。ただ、ドナウシュタット区とは10年間様々な形での交流を進めてきたので、それを急に停止することも決して良いこととは思いません。
記事に書いた通り、現地で「友好提携10周年記念「荒川区展」開会式典」等に出席すること自体は良いのですが、部署ごとの縦割りを無くせば、8人が参加する必要は無く、もっと少ない人数でも可能と思いますし、お書きいただいた「生活に密着したことに税金を使うべき」というもっともな意見との兼ね合いも考えれば最低限の費用になるように努力すべきと考えます。
*今回なら、区長、文化交流促進課長or部長、都市交流係長と現地通訳でやってほしいですね。議長が行く必要性はないと思います。
仕方ないと言えば仕方ないのですが、一番動く人間が一番劣悪な状況ってのはねぇ。
コメントありがとうございます。エコノミーで参加することがそんなに大変なこととは思いませんが、参加人数について減らすべきということは、先のコメントにも書きましたが同意見です。
コメント、ありがとうございます。こんごもこうした問題については情報公開していきたいと考えています。
今回は、クラスの見直しだけでなく、人数の見直しもしてもらいたかったですね。
ところで、西川区長になってから秘書の人数が増えたと聞いたことがあります。
区長の秘書が何をするのかわかりませんが、人件費っていちばんお金がかかるはずです。
公務員数削減が叫ばれているのに、これって無駄遣いじゃないのですか?
さて、ビジネスクラスの問題ですが、そうですね、特に区・市・国のような公共機関による視察旅行の飛行機の座席については、叩かれる要因の1つですね。
国際機関や他国(欧州)の出張に関する航空機の座席規定を見ると、20代中頃のぺいぺいであっても、ファーストクラスで出張に出かけることが可能(例:世界銀行)なシステムになっています。
これはなぜかというと、職員が現地で最大限の能力を発揮するために、職場が精神身体共に快適な状況を提供することで、仕事の効率をあげさせる、逆に言えば、コンディションを下げられたおかげで、仕事に支障が出たといういいわけをさせないという背景があるのでしょう。
ただ、お金がかかるからビジネスクラスはダメと、言い切るのではなく、それがどういう効用をもたらすのかも、少し考慮に入れてもいいかもしれません。そして、その効用が、仕事の内容のレベルと見比べてビジネスクラスの席を提供してもよいものかどうかを考えて、議論を進めるべきかと思いました。(まぁ、某現区長がどれだけ現場で働いているかを考えれば(彼の現役副大臣時代の評判から見ても)、大したこともないでしょうが…)
これからも応援しています。
今後も期待に答えられるように様々な分野の見直しを進めてまいります。さて、区役所の秘書課のことをおっしゃっていることと思いますが、職員数は23区の中でも削減率はとても高い方で以前2400名程度いた職員も現在は1650名程度まで、減らしました。民間委託などをかなり前から進めたのです。今後3年間でさらに100名程度減らす方向で人件費削減は十分行っています。
秘書課の仕事は区政のトップである区長が適切な判断を行えるように様々な業務を行うものであり減らせば良いというものでは無いと考えています。
>>名無し 様
応援、ありがとうございます。確かにお金だけの面ではなく「仕事をきちんとすること」が重要なのはもちろんですが、エコノミーで飛行機に乗ったら仕事にならないほど厳しい業務が現地で待っているのかというとそうでは無いと思いますので委員会で上記のような発言をするに至ったわけです。
今後とも宜しくお願いします。