2011年02月02日

荒川区立図書館での男性差別「女性専用席」廃止を再度求めました

 今朝の福祉区民生活委員会において「荒川区男女共同参画社会推進計画」の改定が議題となりました。男女は同権ですが、同質ではないという「当たり前のこと」を前提とした計画でなければならないと行政に対して改めて求めました。

 また、改定案に

「審議会・委員会での女性の登用」
「女性委員の少ない審議会における、女性委員の積極的登用、意見の反映に努める」
「区政への政策立案への女性の積極的な参画促進の為の働きかけ」
「管理・監督職への女性の登用促進」

 といった表記が有ったので、「これらは不用な表現ばかり。男女関係なく、能力・適性のある方が職責を果たす、また必要な問題提起を積極的に取り入れるべき。「男女平等」の体裁を整える為に、実態の伴わない数合わせを行政は決してしてはならない」という指摘し、釘をさしておきました。

 また、男女平等どころか、男性差別である区立図書館における「女性専用席」の廃止を改めて求めました。

★図書館における女性専用席の異常性について、何度も問題提起をしてきた結果、産経新聞にも掲載されました(平成20年8月30日のブログ記事をご覧下さい)

平成20年7月13日のブログ記事でも問題提起をしております。

★本会議の討論においても廃止を求めて来ました(平成20年10月15日のブログ記事を参照下さい)。


※以下のような問題提起を再度、今日の委員会でさせていただきました。副区長からは「そうした指摘を踏まえて今後の在り方を検討して行く。」との答え。まさか、これ以上存続させることは無い、と信じたいものです・・・。

 皆様も現場で抗議をして下さると心強いです。

「南千住図書館において「女性専用席」、日暮里図書館において「女性優先席」が有るが、平等・同権と著しく乖離したこうしたものは廃止すべき。
 
 南千住図書館においてよくみられる風景は、高齢の男性、杖をついた男性が立ったまま本を読んで読んでいる一方、若くて健康な女性が女性専用席に座って足を組んでゆったりと本を読んでいる。しかも空き席が有るのに男性が座れない、座ってはいけないとされているのでその席が無駄にされている状況が有ります。そうした現状を見て、それで良いと思うのか?

 荒川図書館においても1階入ってすぐの場所が女性専用となっていたので、改善を求め、直させました。「暮らしのコーナー」に代わり、誰でも使えるようにした。その結果、何か不都合が生じたかというとそれは無い。あらかわ図書館のように南千住、日暮里図書館でも是正をさせるべきではないか?

 こうしたものを放置して改善させないのであれば、行政の二枚舌、ご都合主義に過ぎない。極めて異常な姿である。かつて、南千住図書館が古い場所にあった時に、強烈な匂いのするホームレスの溜まり場になったことがあった歴史も知っているが、そうした迷惑な方には「しっかりと対峙しお引き取りいただく」ことをせずに、ごまかしの策として「女性専用席」を作ったのである。男女は同質ではなく、同権なのに公共施設での差別を役所が公然と手動している異常な状態を是正することを今後も求めて行く。」


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スカウター : 荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感
posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(11) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本は男性にとって暮らしにくい国になってしまいましたけど、男性差別に目を向けてくれる議員さんがいるというのは非常に心強いです。
これからも男性差別撤廃のためにがんばってください。
私も(微力ではありますが)がんばりますので。
Posted by オブラダ at 2011年02月05日 11:28
>>オブラダ 様
 こうした、議論の俎上に上りにくいことも積極的に取り上げて参ります。女性専用車両などという差別車両はその最たるものです。 
 「女性専用車 反対する会」で検索してみて下さい。
 男女が対立する、競争するのではなく、その違いを認め合い、互いに助け合う社会にしていくべきと考えています。
Posted by 小坂英二 at 2011年02月05日 12:10
図書館の女性席はいらないはいいと思うんですが。
電車の女性専用はなるべくしてなったものではと考えております。(性犯罪・暴力などの被害に合われたり)
私は通勤などで利用させていただいている中で、鉄道会社も、そう滅多なことではこのような事はしないと感じております。

こういういった事を何でも「差別」と区切るのはいかがな
ものかと。  
Posted by at 2011年02月06日 12:16
晴海トリトンスクエアという商業施設があるのですが、その中に入っているサンマルクカフェに以前行ったところ、「女性専用席」なる一角がありました。

それ自体、男性差別なのですが、そこは椅子も眺めも良くまさに差別そのものを感じました。会社に問い合わせたところ「そういう風潮だから」とのことでした。

全くふざけた話です。チェーン店全体が行っているわけではなく、女性専用席があるのはそこでしか見たことがありませんが、それ以後そのチェーン店は利用しておりません。同じ名前で商売をやっている以上、他は知らぬでは通らないと思います。

なお今でもやっているかどうかは、晴海トリトンスクエアにしばらく行っていないので分かりません。

「女性専用席」「女性専用車両」などはこういった社会的風潮の一環なのでしょうが、明らかに男性差別であり、また鉄道は公共性の高いサービスでありますから、性別による差別的取扱いをせず、そうではない対策を講じることが義務であろうと考えます。

一方では東京の過密電車はいささか異常であって、これは都市政策の失政とも言えるのではないかとも考えたことがあります。あのような中に詰め込まれるのはそれ自体人権侵害だと。

早急に改まりそうもないため私個人としては別の方策を実行しますが、そうした見方も必要かと考えました。




Posted by 坊 at 2011年02月07日 23:45
>>2月6日にコメントされた方
 鉄道会社は思慮分別無いことを社会の風潮に流されて簡単にしますよ。
 女性専用車も結局は、「満員電車解消=二階建て車両やダイヤ充実」「車内への防犯カメラ、制服警備員の配置」といった「お金のかかる対策」をやらずに「女性専用車で対応してます」というアリバイ作りに他なりません。
 私のブログの記事検索で「女性専用車」と入れて関連記事を読んで下さい。日本人専用車が有ったとしたら、差別なのと同じく、女性専用車も差別なのは同じ理屈なのです。

>>坊 様
 ご指摘のような事例は本当に枚挙に暇が有りません。男性を軽んじて当然の風潮は社会を歪みすら生みだすと思います。
 
 今後もこうした問題提起を、正面から続けて参ります。
Posted by 小坂英二 at 2011年02月12日 19:23
まったく同感です。
私は船橋にあるドナというイタリア料理屋に女性と一緒に入ったところ、
食事の後、彼女にだけデザートが運ばれてきました。
店員曰く「女性だけ限定のサービスです。」
同じ料金を払っているのにこの差別、
店に大いに抗議してきましたが、
彼女の方は女性だけ優遇されるのは当然だと考えているようでした。
ちなみに子ども会の会合では男の子にはデザートをサービスせず、女の子にだけデザートを持ってくるそうです。
子供のころから「女尊男卑」を植えつけようという考えでしょうか。
ご健闘を祈ります。
ぜひ国政に進出してほしいです。
Posted by なかむら at 2011年02月15日 01:07
>>なかむら 様
 激励ありがとうございます。いつの間にか植え付けられた、「不当な差別」について、正面からしっかり問題提起をして、議論の俎上に乗せて是正していきます。これからも、男性を蔑にする風潮は社会全体をおかしくするものだと思いますので、これからも声を挙げて行きます。
Posted by 小坂英二 at 2011年02月20日 21:46
 女性を守るということを行き過ぎた差別、許せないですね。警察やJRでは、痴漢が発生した場合女性が「この人」と言えば、その人がやっていなくても「女性の発言=神様、男性はクズで犯罪者」という見方をしているため、まずは勝ち目がありません。取調べと冤罪を苦に若い男性の命が奪われました。警察は「認めて罰金扱い」にする方が楽で、長期にわたって関わりたくないから、有罪にしたがります。そして自殺者が出てしまっても、よく調べもしてないくせに「捜査や取調べに問題なかった。」と言ったり、組織内で「なかったことにしておこう」と隠蔽までする始末です。それでは遺族はたまったものではありません。「何で冤罪なのに、調べてくれなかったの?無罪なのにうちの子が何であんな目に遭わなければならないの?」と、非常に悔しいはずです。
 手が動かないのに冤罪で逮捕された小林さんの件も同じです。結局、女性保護を逸脱し「男だから、男=悪」という見方があったため、医師の診断書も却下され、刑務所に入り、医師から処方を指示されている薬すらろくに服用させてもらえず命の危機にすらさらされた状態です。そして国は「対応方法に問題はない」と逃げる、男を人として扱ってないといわれても無理ない状態ですね。こういった男性差別にまでいたる過剰な女性保護は許せません。あるコンビにでは「犯罪防止のためお手洗いの使用は子供と女性に限らせていただきます。男性の使用を禁ず」ってコンビにまであるとききました。「体調わるい男性は?」と疑問が出るが、店側からすれば「そんなこと知ったことか」でつき返されるのでしょう。
Posted by 通りすがり at 2011年04月21日 11:46
自殺者まで出ているなら、過剰な女性保護に伴う男性差別から男性を守る法律が必要だと思います。何もやってない男性が捕まったら人としての扱いを受けない、その人に手錠をかけた警察官ですら、電車に乗るなら、冤罪を受ける可能性があるわけです。決して他人事ではありませんね。小坂さん、がんばってください。
Posted by 通りすがり at 2011年04月21日 18:16
 続きです。痴漢の冤罪では男性は人間としての扱いを受けません。もし、女性の間違いで一人の男性が冤罪で、自殺にまで追い込んでしまったら、その女性にとっても「自分が間違ったせいで、一人の人間を死なせてしまった」とショックのはずです。そんな女性のためにも、特に痴漢の冤罪では、もっと慎重に対処すべきだと思います。性別関係なく全員の問題だと思います。
Posted by 通りすがり at 2011年04月23日 13:00
 JR西に女性専用車両のことについてメールでいろいろ問い合わせをしました。最初だけ回答があり、「任意でしょ?」と聞いたところ「ご乗車いただけるのは小学6年生以下の男性のお客様と介護の付き添いの場合と、お体の不自由な方です」とのことでした。普通の男性は乗れないとのニュアンスです。満員の最終電車で一般車両に乗ろうと思ったが、女性専用車両しか入れなくて仕方なく乗った場合、どうなるのか?と投げかけました。「御社の回答からずれば男という理由だけで最終電車をあきらめ歩いて帰宅するかタクシー帰宅してください」という見解でよろしいですね?と送信したところ、1週間ほどなしのつぶてですね。「お時間だきます、もう少々お待ちください」の一言も無いですね。
 私もこんなやり方に反感を感じてますので、応援します。
Posted by 通りすがり at 2011年05月11日 13:54
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