好天の下、政治団体設立届を用意し都選管(新宿の都庁)に向けて、自転車で漕ぎだそう!と思った瞬間に、すさまじい横揺れ!
すぐに机の下に隠れゆれをやり過ごしました。いよいよ、首都直下型地震か?と一瞬思いましたが、自宅事務所(マンションの6階)のものは、軽いものが落ちて来た程度で、ほとんど影響無し。
ネットとテレビの情報を確認すると、東北沖を震源とする巨大地震だとのこと。津波の映像に戦慄を感じながら消防団員としての出動へ。
分団小屋に行き、そこから分団の管轄エリアを巡回してきました。出会う人に全て声をかけ「何か、異常は有りますか?」「変わったことはないですか?」「余震がまだ来る可能性が有るので、家具や荷物に気をつけて下さい」といった話をきっかけに、状況把握や質問への回答をしました。
巡回の途中に尾久八幡神社の北側の状態。高い場所から石柱が数本落下しており、下の自転車はボコボコに歪んでいました。
もし、ここに人がいたら大怪我をしていたかも・・。と考えると恐ろしい限りです。他にも壁が崩落している場所を数か所、分団を通じて消防署に報告します。
ひろば館は閉館。
こうした亀裂が入った家が、ところどころに・・・。水道管が破裂しているが、水道工事業者とも連絡がつかない、との相談も多く受けました。ガスの復旧の方法も事前に知らなかった為にガス会社に連絡をしようとした方も多かったようです。もちろん、電話は通じなかったようです。
日暮里舎人ライナーはもちろん、ほとんどの鉄道は運休。都電と都バスは早い段階で動いていました。尾久橋通りには、日頃、日暮里舎人ライナーを使っている方がとても多く歩いて帰宅していました。
巡回を続けている際に、東尾久5丁目で西側の壁が全て崩落したマンションからの避難をされている方の話を警察官から伺い、緊急避難先のシルバー人材センターへ。ここでは宿泊に適する部屋が無いので、別の区施設(とても狭い部屋)に移動をしようとしていました。
いつも政務会合で使っている施設でその「狭さ」を知っていたので、近くの「東尾久4丁目西町会会館」の方が避難先に適していることを区に提案して、町会長に了承をいただいた上で避難されていた方を区の職員とともにお連れしました。
区職員は人手が足りず、次の現場に行かざるを得ないということで、小坂が区との連絡役として宿泊することに。町会会館に区から毛布とカンパンを運んでいただき、しばらく所用を済ませていただき、22時に消灯。
コンビニでは弁当もパンも全て売り切れ。「ガスを使って料理をするのが怖い」ので弁当などで夕食に充てる方、また都心から帰宅される方が道すがら購入されることなど重なったようです。
瓶に入った飲料は落下しないように買い物かごに。
消灯の後、区役所に調整と荷物を取りに自転車で向かいました。明治通り、尾竹橋通り、徒歩帰宅者が多数。こうした方へ道案内、カイロの無料提供、温かいお茶、甜茶(花粉症の方用)、簡易携帯バッテリーの提供をするボランティアの方が。荒川4丁目のゴルフ店の方です。
こうした助け合いの心が素晴らしいですね。荒川区の施設でも千数百人の帰宅困難者が避難・宿泊することに。
区役所の地域振興課で調整を済ませ、5階の議会フロアへ。防火シャッターがずれてしまったようです・・・。
日本創新党の控室を開けると・・・。
この写真も日本創新党の控室。左端のスチール本棚は右側の茶色の壁に隣接したスチール棚の上に乗っていたものが天地逆になり飛び落ちたようです・・・。
輪転機は横滑り、スチールの2段本棚はガラスが散乱し、上の部分は天地が逆になって「投げ出されて」いました。木の本棚も転倒。午前中にしか控室にいませんでしたが、もし、ここに午後、いたら・・・。大怪我してたかも・・・。
隣の共産党の会派控室、議会事務局も転倒がすごかったそうです。
荒川区役所近くの3階建民家の正面の壁が崩落・・・。
家族が無事であることにただただ、感謝です。多くの死者・不明者がおられること・・・。津波の映像に「走っていた自動車が飲み込まれる様子」も見ました・・。流される多くの車、家々・・・。その一つ一つに歴史や人生、思い出が詰まっており、それが一瞬で失われた、胸が締め付けられる悲しさ・・・。
やりきれない想いを持ちながら、町会会館の玄関上り口(寒い・・・)で深夜までパソコンで情報収集、情報発信の後、皆様の休まれている場で就寝。寝ていても余震は続き、皆様、不安そうでした。
亡くなられた方々のご冥福を心から祈り、東京の地方議員として、消防団員として何ができるか正面から考えて行動していきます。
震災の時こそ地域の絆、思いやり、技術に加え世界中からの協力をもって助け合い被害や不安を最小限にすべき、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
励まされ二階の仏壇の花瓶がひっくり返り台所の天井からバスタオル絞るほどの水、本棚が歩き出し上の物が散らばり放題、廊下のサッシ戸の鍵が壊れテレビが台から落ち、近所の人がトイレの水が止まらない、タイルが落ちた、色々と忙しいドイトへ部品を買いに人の為に未だ私は役立つ、もしこれより大きな地震が来て避難する事も考えポケットに何時も飲んでいる医師処方の薬をポケットに高齢である事を忘れぬ為にも、食べ物は二,三日食べずとも自信はある
ご指摘の通り、まず、自分や共同体で何をできるかを常に考えておく必要がありますね。行政だけでできることは本当に限られていますので・・・。
絆をもとに地域の力を引き出す観点を常に忘れずに活動をして参ります。