2011年05月07日

パチンコによる死亡例(多数の悲劇の一例)

 今朝も4時起き。区立赤土小学校の公開授業に行きました。授業終了後、1年生に「あっ、こさかえいじだ!」と言われ、嬉しいような複雑な気持ちに(^^)。

 さて、5月3日に3時間近く意見交換(是非、5月4日のブログ記事「ギャンブル依存症で年間死者三千人から一万人」をご覧下さい。)を行ったJAGOの大崎大地代表(※対談の様子がこちらでも読めます)に

 「「パチンコやギャンブル依存症」で生じた悲劇の一例を示す為に、公開して差し支えない具体例を教えて欲しい」とお願いしたのですが、そこでいただいた情報を以下、転載致します。パチンコに殺された犠牲者のご冥福をお祈りしながら。

※ギャンブル依存症と闘い、パチンコ撲滅を目指す大崎大地代表(JAGO代表)が丁度、今、ツイッターで情報発信を始められました。

 ★こちらが大崎代表のツイッターページです。
 パチンコやギャンブル依存症について理解を深めるためにも、是非、皆様、フォローをお願い致します。

 ギャンブル依存症に起因する無数の悲劇のうちの一つです。これ以上、こうした悲劇が生じないように、「依存症患者を量産することを前提として存在しているパチンコなる違法賭博」を韓国同様、全廃できるようにせねばなりません。
 
 是非、5月25日の18:30に豊島公会堂で開催される「パチンコの違法化・大幅課税を求める議員と国民の会 設立大会」に「パチンコ廃絶運動の発火点」として成功させるためにお越し下さいますようお願い申し上げます。

集会の詳細はこちらです。

(以下、パチンコに起因する悲劇の一例を許可を得て公開します。)

悩み相談の実例1  (JAGO・大崎大地)

 個人情報保護のため、お名前、居住地、日時など削除しています。

Yさんより

はじめまして。
このようなサイトがあることを、もっと早く知っていれば・・・。
息子(25歳)が、4日前に、自殺を敢行しました。3度目でした。
20歳から、パチスロにはまり、大学も中退し、親が気付いた時は、200万円ほどのサラ金からの、借り入れがあり、結局、自己破産の手続きを取りました。
それは、23歳の時で、もう絶対にやらないと、本人も反省し、親も、それを信じていたのですが、その後も、相変わらずパチスロを繰り返し、精神科への入退院も繰り返しました。

自殺の前日、私のバックから通帳と、義父から預かったばかりの食費(年金)5万円を抜き取ったのです。近くのパチンコ屋(パチスロ)へ出掛け主人と、店内を探し回り、やっと見つけ、家へ連れ戻しました。
治療が、うまくいって、ここ数ヶ月、パチスロとは縁がなく、このまま治ってくれれば・・と、思っていた矢先の事でしたので、主人も私も大ショックで、もう、家を出ろ、くらいの事を言ってしまいました。

主人も、息子の事で、疲れ果てていたので最悪の事になっても、仕方がないと、決断しての一言でした。
翌朝、6時半ごろ、警察から、近くの公園で、冷たくなった息子を、通りがかりの方が見つけてくれたと電話がありました。小さい時は、やさしくて、おしゃべりで、可愛い子だっただけに、なんで、こんな子になってしまったのだろうと、悲しさと、悔しさで、いっぱいの気持ちです。
涙も枯れ果てた今、インターネットで、その時の息子の気持ちがどうしても知りたくて、色々、探していた所、JAGOの大崎大地さんに出会いました。でも、もう遅かったです。

この世の中から、パチスロというギャンブルが、全て無くなって欲しい気持ちで今は、いっぱいです。
これから先も、うちの息子と同じような体験をする若者が、後を絶えないのではないかと思います。
兄弟は4人。三男坊でした。みんな同じように育ててきたつもりです。
他の兄弟たちは、みんな、それぞれ頑張っているのに・・・何故?何故?と、自問自答する日々です。

2年間の、精神科での治療も(入院も)、結果的には、何の効果もありませんでした。
病院も3ヶ所替え、グループミーティングのようなものにも、参加させて頂きましたが、
特別、息子にとって、良い結果に結び付くものではありませんでした。まだ、悲しみは癒えませんが、息子自身も、また、私達、親も、苦しみから解放された、という気持ちに近いものを感じています。
そんな気持ちにさせてしまう、ギャンブルが、憎くて、憎くて仕方がありません。
何とかして、政府や自治体の方達に、この苦しみを、分かって頂きたいです。
乱文にて、お許し下さい。今の気持ちを、家族以外のどなたかに分かっていただきたくて、大崎先生に
メールをさせて頂きました。

追伸・・いまだに、かかりつけの、医師や、カウンセラーからの、問い合わせは、何もありません。自殺をした事は、すぐに伝えましたのに・・・患者の治療なんて、医師や、カウンセラーにとっては、
ただの、営業でしかないということが、よくわかりました。悲しいことです。
                                                       Yさんより

大崎大地氏より Yさんへ

お便りを拝見いたしました。ご子息さんの御冥福をお祈り申し上げます。
悲しさと悔しさで胸がつまる思いでしょう。心中お察し申し上げます。

カウンセリングを受けながらの結末・・・。同じ運動を展開している私としては心が痛みます。
現在、私共で、カウンセリングを受けていらっしゃる大勢の相談者たちには、残念な結果に至った方は、勿論、一人もいません。
ご息子さん、そして、ご家族の皆様方と、もう少し以前に、出会う事が出来ていたなら、絶対に、このような結末に至らなかった。私は、断言します。
依存症対策への不備などを政府や自事体などに抗議したいくらいの気持ちです。
ギャンブルに心を奪はれ、病という自覚が無く、人間が破壊され悲しい結末をむかえてしまう。ギャンブル依存症が関係する。年間自殺者は、3000名(間接的な要因も含めるたなら8000〜9000名)以上と推定される。それでも、パチンコ業界などに対し、何の規制もされないこの国。
この現実社会を、私は許す事ができません。


個人面談やご家族面談、セミナーや講演を通して、現実を訴え依存症という病と闘ってまいりました。
全国の皆様から体験や訴えが私に届きます。それらの方々と、ギャンブル「やらないやらせない運動」を合言葉に運動を展開しています。
東京に来る機会があったなら是非ともお立ち寄りください。
また、この度、Yさんから寄せられた、お便りは、同じ悩みを抱える。全国の皆様へ届けさせて下さい。
お願い申し上げます。大崎大地


Yさんより
ご丁寧な、ご返信、ありがとうございました。
今は、亡くなった息子の苦しみから、解放されたと、思える自分になれるよう、少しずつですが、
ショックから、立ち直ろうと努力しております。
ただ、こういう現実があったということを、多くの方に、知って頂くだけでも少しは、心が安らぐような気がいたします。

大崎先生の活動の存在を同じ悩みを持つ、青年やまた、そのご家族たちに知って貰う必要があると思います。息子のような悲劇が起こらないためにも。

今となっては、陰ながらの応援をさせていただくしか、私たちに
術はございませんが、
お役に立つのであれば、どうぞ利用なさってください。
この度は、誠にありがとうございました。
私共の、気持ちを理解して頂ける方に出会えたことに感謝致します。

★以前、大崎代表からいただいた、危機感あふれるメッセージをここに再掲します。

「依存症(病的賭博)」:自覚が無く慢性で進行性の病の実態は凄まじいものがあります。

 三代特徴の虚言、借金、否認の挙げくに、多重債務から機能不全家族関係にまで陥り、家出、行方不明、離婚、犯罪、自殺と症状を数えたら切りがありません。これだけでも人間失格や人格破壊の症状と言えますが、更に怖いのは、クロスアディクションという症状です。幾つかの依存症状態を抱えてしまう事です。
うつ病や統合失調症などの合併症などでの悩みも深刻です。

 これ等の問題を抱え一番悩み苦しんでいるのは親やご家族たちです。労働意欲喪失、借金ダルマの鬼にも
等しい依存者との対峙は、正に深刻と言わざるを得ません。
 そのご家族たちに心の病も忍び寄ります。例えば、うつ病、統合失調症、高血圧、胃潰瘍、頭痛、耳鳴りや不眠などでの悩みが更なる追い打ちをかけます。

 犠牲者(依存者本人)や被害者(親やご家族)たちだけへの改善策では依存症の撲滅は奇跡に等しいと考えます。
 依存症(病的賭博)を垂れ流す元凶。ギャンブルそのものにもメスを入れなけれならないと考えます。
300〜400万人とも推測できる依存者やその家族たちを救えるのは、ギャンブル容認思想を打ち砕く国民の力とそして政治力です。
 一人の政治家が気づき立ち上る事を願っています。

 JAGO代表 大崎大地
(全国のギャンブル依存症の調査から:悩み相談者のうち9割がパチンコ、パチスロ。2006〜2010年JAGO調べ)


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スカウター : 荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感
posted by 小坂英二 at 17:51| Comment(3) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私はパチンコは4回だけやったことがあります。大学時代のバイト先の人に連れていかれたのですが、ルール?もよく分からないし、うるさいし、何より下らないとしか思えませんでしたので以後は見向きもしなくなりました。

薬物と同様に中毒的な依存症になることもあるのは想像がつきましたが、挙げていただいた事例の方のようにカウンセリングの効果が見られなかった、というのは衝撃です。あたった医者がたまたまよくなかった、と思いたいですね。一方の大崎さんの絶対的な自信はどこから来るのでしょう?そこらのお医者にはないノウハウがある、ということなのでしょうか。

Posted by tnt at 2011年05月07日 21:37
本日吉祥寺の換金所が襲われ1200万円強奪されたと報道がありました。換金所が襲われ大金が盗まれる事件が頻繁に起きているのに、犯人が捕まったという報道は少ないです。金額が高額で事件が頻繁する割には、社会が重要視していいないのか話題になりません。関心がないのです。逆にどうせパチンコ店だからという考えの人が多いのかもしれません。しかしこの、社会の無関心がパチンコ業者の思う壺なのかもしれません。依存症患者を相手にしていれば十分採算が合うのです。

社会正義のためにも、頻発する換金所での高額な資金強奪事件に関心を寄せ、事件の解決解明を注視して行きたいです。

被害店舗は保険に入っていたり、税金の猶予と貸されるのでしょうか?
Posted by 日本人 at 2011年05月07日 22:00
大崎様よりYさんへの手紙の次の一文に違和感を覚えます。
「ご息子さん、そして、ご家族の皆様方と、もう少し以前に、出会う事が出来ていたなら、絶対に、このような結末に至らなかった。私は、断言します。」
小坂先生の運動には大いに賛同致しますし、ギャンブル依存症への一定の理解はあります。
ただし、私が被害者だったとして「俺の所に来れば助かったよ」という言われ方はどうかと…。
もちろん、ご引用が1字1句正しいとしての話ですが。
今後も、単なる「投稿好き」と誤解されないよう適度に投稿させて頂きます。
Posted by 皆川邦夫 at 2011年05月08日 10:24
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