内容は現行の南千住8丁目全域(1番〜55番街区)を廃止し、新たに南千住8丁目1番〜18番街区を設定することになったものです。この地域は大規模再開発でかつての街並みとは全く違う形になりましたので、その現状に住居表示を合わせたものです。
汐入地区の一部である南千住8丁目は、かつては北側には低層住宅が立ち並ぶ地域で細かい番地が必要だったのですが、現在は高層建築物が建ち並ぶ街となり、かつての住居表示と現状では整合性が取れなくなってきたのです。
5月末現在で住居表示変更の対象者は5,100人(2,200世帯)で、区が必要とする経費は住居表示新旧対照案内図(約47万円)、街区案内板の新設・住棟サインの修正(約460万円)。
今後の予定は以下の通りです。
■事前告示(住居表示に関する条例第2条)
7月上旬
■対象世帯及び関係機関への通知
8月上旬
職員から「通知書・住居表示の手引き・住居表示新旧対照案内図・通信用無料葉書(50枚=住居表示が変わった旨を知人等に知らせるのに使うものです)・関係各課からの通知」を配ります。
■切替作業(自動交付機停止)
9月9日〜10日
■施行
9月11日(予定)
今までの経緯はこのような形です。
昭和63年 白髭西地区第二種市街地再開発事業着工
平成 2年 荒川区から都に対し住居表示変更の実施協議を行ったが、時期尚早との指導を受け、見送り。
平成17年 10月実施予定で地域住民への説明を行ったが、様々な意見が出されたことから延期を決定。
平成18年 地元住民の了解が概ね得られる見通しが立ったことから平成18年9月実施を目途に地元説明会等を進める方針を決定。
地元町会及び商業振興組合等に対し、9月上旬目途に住居表示変更を行いたい旨を再度説明し了解を得た(5月中〜下旬)。
ここまでたどり着くのに関係者の皆様の苦労が偲ばれます。今回の住居表示変更は必要なことですが、そこにお住まいの方は様々な変更手続きが必要となり負担ともなりますので、そうした点への支援を木目細かにできるように働きかけていきたいと考えています。

