2006年07月15日

北朝鮮からすべての拉致被害者を奪還する国民大行進とその事前集会に参加

 午前中の区政相談の後、永田町に有ります砂防会館をめがけて自転車のペダルをこぎました。照りつける日差しが強かったですが、予め凍らしたお茶を飲みながら、吉野家で昼食と水分補給をし、約50分で到着。

 今日はこちらのページに記載の通り、有識者らによる基調講演・公開討論会に続き、政府に国民の声を届けるためのデモ行進「北朝鮮からすべての拉致被害者を奪還する国民大行進」に参加するために駆けつけました。

 13時からまず、佐藤勝巳氏(救う会全国協議会会長・現代コリア所長)による基調講演。北朝鮮において金正日の権威が落ちてきており、国内向けに権威高揚のためにミサイルを発射したこと、今後は地下核実験を行うか残りのミサイルを発射する可能性が有るが、どちらかというと前者の可能性が高いといった話をされていました。中国は北朝鮮への重油供給のバルブを握っているが、これを閉めることは北朝鮮の体制崩壊を加速させるため、簡単に使える選択肢ではない。来るべき北朝鮮の体制崩壊に備えて日本政府は拉致被害者の所在をそれまでに確認しておかなければならない、といった話をはじめ大変示唆に富む話を聞かせていただきました。
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 基調講演の後、8人(司会(日本文化チャンネル桜代表 水島聡氏)+7人)による公開討論会。青木直人氏(ジャーナリスト)の話では、「今回のミサイル発射は米国と中国への挑戦。両国が6ヶ国協議で目指していたものは完全に崩壊した。6ヶ国協議は結果として北朝鮮の延命に手を貸すものになっていた。6ヶ国協議は北朝鮮にとってとても都合の良いものであった。協議機関中は中国からは支援が得られ、米国からは軍事攻撃がされないということが保証されていたから。」
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 クライン孝子氏「ドイツにおいても東ドイツによる拉致問題は存在したが、金でで片付けた面があった。しかし、西ドイツの情報機関がきちんと情報を収集しており、それぞれの拉致被害者がどこに収容されているかなどの情報はきちんと把握していた。」
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 佐藤守氏(元航空自衛隊 南西航空混成団司令 空将)「パスカルの言葉「正義無き力は悪、力無き正義は無効」は北朝鮮(前者)と日本(後者)に当てはまる」。
 増元照明氏(家族会事務局長)、三輪和雄氏(「正論の会」代表、「日本世論の会」会長)、荒木和博氏(特定失踪者問題調査会代表)からの様々な話はとても書ききれませんが、主催の「日本文化チャンネル 桜」にて映像を見ることができるようになるかと思いますので、そちらをご利用いただければ幸いです。
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 拉致被疑者家族お2人からの訴えの後、
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 特定失踪者(参考記事)の家族からも話をしていただき、家族会の方も壇上に。
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 参加した地方議員は二十数名いましたが、最後に自己紹介と一人一人、言葉を述べました。小坂からは、少し長くなりましたが、以下のような話をしました。

 「悪辣な違法行為を行う北朝鮮とそれとつながる団体などに対して、体制崩壊のためにどのような努力をしていくかを考えることは、責任有る政治の役割。北朝鮮の出先機関である朝鮮総連の支配する朝鮮学校に通う児童を持つ保護者に対して、荒川区では年間8万4千円もの補助金が出ていることの異常性を指摘しながら、見直しを区当局に求めてきました。区当局はその声に耳を貸すどころか、昨年の11月に補助金支給の範囲をさらに拡大したのです。議会への報告も無く、しかも昨年の4月に遡る形で!その拡大というのは今まで補助金の対象になっていなかった「朝鮮国籍と日本国籍の間に生まれた子」についてです。日本の法律ではこうした子は日本国籍扱いとなり義務教育期間には文部省の認めたカリキュラムに従う一条校に通う義務が生じます。この就学義務を履行させない親は罰金10万円を課される違法行為をしていると学校教育法で決められています。その義務に遭えてそむいた違法な行為にまで、補助金を広げた、それも、悪辣な北朝鮮と繋がる学校に対してです。このような暴挙を行う自治体の感性を疑うと同時に今後も見直しを強く求めていきますが、皆様に訴えたいのはこれは荒川区だけでなく、23区内においても約9割の自治体がここ数年でそうした拡大を行っているという事実です。荒川区の当局に聞くと、これは保護者の要望によるものとのことですが、つまりは朝鮮総連の声を代弁しているようなものです。皆様の地元の自治体についても、こうしたことについて監視を厳しくしていただくことをお願いしてご挨拶と致します。」

 時間が無いので、雑な説明になっていますが、5月29日のブログ記事で詳細に説明させていただいておりますので、是非、ご一読頂きますようお願い致します。

 最後に、決議文(拉致被害者を返せ!あらゆる圧力をかけろ!国際社会は制裁決議を採択しろ!北朝鮮人民の解放を目指せ!といった内容)を採択。

 さて、集会終了後、砂防会館〜平河町〜溜池山王〜三河台公園(六本木)まで、デモ行進に参加。終了後、自転車を取りに砂防会館に戻り、全速力で荒川区内の集会へ。通り道に靖国神社が位置するので、時間があればみたま祭りでお参りしてから地元に戻ろうと考えていましたが、そのような時間は皆無でした。靖国神社の鳥居に頭を垂れながら、奉られている英霊への遺品返還(参考記事:6月26日のブログ記事)が進んでいることを心の中で報告して、地元へ。

small_ribon.gifあらゆる違法行為を行う北朝鮮の存在は人類への挑戦である、と考える方はこちらを押してください。
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posted by 小坂英二 at 22:47| Comment(7) | TrackBack(1) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨日はお疲れ様でした。
こういう集会に参加するのは初めてでしたが、興味深いお話が沢山聞けて、大いに刺激になりました。

小坂さんのスピーチも初めて拝聴しましたが、簡潔で解りやすかったです。
もっとお聞きしたいと思いました。
Posted by 曲屋 at 2006年07月16日 10:15
お疲れ様でした。
今日は大きく動きましたね。
Posted by takeyan at 2006年07月17日 01:13
>>曲屋 様
 こうした集会はともすると常連の方がどうしても多い傾向がありますが、初参加とのこと、とても嬉しく思います。私の挨拶はちょっと長くなってしまい、主催者側には申し訳ないとは思いましたが、どうしてもお伝えしたかったのもので・・・。

>>takeyan 様
 ご参加、お疲れ様でした。産経新聞の報道記事に、行進時の写真が掲載されていますが、拉致被害者家族の方と共に行進するtakeyan様が写っているのを拝見しました!
Posted by 小坂英二 at 2006年07月17日 09:01
お疲れ様でした。北朝鮮は拉致問題は解決済みなどと妄言を吐いておりますが、国外国内の反対勢力に負けず、頑張って下さい。
ところで、私は日曜日にみたま祭りで靖国神社に参拝してまいりました。そして、その帰り道、17時頃に、靖国通りを首相靖国参拝反対のデモ行進を見かけたのですが、濃緑の宣伝車を先頭に数名で車道を行進しており、余りの情けなさに思わず対岸から見物してしまいました。付き添いの警官も所在無げでしたね。
後で、何処の団体か調べたのですが、今のところ発見できておりません。ネット上に存在のない市民団体かもしれません。
Posted by foo at 2006年07月18日 13:19
>>foo 様
 激励、ありがとうございます。みたま祭、参加したかったです。それにしても、プロ市民の反日活動に未だに参加する者がいること自体驚きですね。歴史的な事実をよく学んで欲しいものです・・・。
Posted by 小坂英二 at 2006年07月18日 17:04
会合でご挨拶したら、以前にお会いしたことを覚えていてくださったのには驚きました。娘も感動していました。
まわりの人たちに小坂さんのおっしゃったことを、語り伝えていくつもりです。貴重な情報をこれからも私たちに発信し続けていただきますように、これからも応援します。
皆様のお話が聞けて、有意義な時間でした。
Posted by おばさん at 2006年07月19日 00:04
>>おばさん 様
 当日はお疲れ様でした。パネルディスカッションでの皆様のお話、大変中身が濃く充実した集会でしたね。激励、ありがとうございます。娘さんも育児に奔走されているようですね。今後とも宜しくお願いします。
Posted by 小坂英二 at 2006年07月20日 17:38
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