南相馬市の原町第二中学校の体育館で朝を迎えました。昨晩は21時半の消灯でしたので、もちろん4時起き(笑)。モバイルパソコンで仕事を少し。
体育館の1階ロビーで様々なボランティア経験者の方と情報交換。そこでお会いした方にボランティアセンターへ車で乗せてもらえました。現地に着くと、多くの方が既に並んでいました。
機材を積んだ軽トラックと共に現場へ。今日の仕事は側溝の泥だしと瓦礫の埋まっている農業用水路の周りの草刈り。小坂は草刈りをずっとやってましたが、日影がほとんどないので、とにかく暑く、ウォータークーラーからポカリスウェットを紙コップで40杯位飲みました・・・。作業中の撮影はご遠慮しました。
作業が終わってボランティアセンターへ戻り、解散。18:35に南相馬市の原町駅前を出るバスに乗る前に市内のスーパー銭湯で「ボランティアの無料入浴」をさせていただき、急ぎバス停に。駅前にあるのは立派な図書館。設備は被害を受けなかったものの、図書館の職員も震災対応の部署に急遽派遣されているので、確保できず、閉館したままです。
南相馬市図書館は全国から視察も多く来るような立派な図書館だと、昨日義援金をお渡しした窓口で、最初にお会いした職員の方がおっしゃってました。その方は図書館職員から、福祉担当部署に派遣されてきた方でした。
南相馬市から福島駅に向かう路線バスからでさえ、田圃の中に転がる多くの船を見ることができます。ぬかるんだ地盤では重機で船を運び出すこともできず、未だに放置されているそうです。7月9日夕方時点での南相馬市の様子をバス車内から撮影した動画、1分間程度ですが、以下、掲載しておきます。
福島駅前到着後、夜行バスの予約を取り、22時発で新宿へ向かいました。南相馬市から福島駅前に来ると街の明かりがとても眩しかったです。
被災地へ継続的な支援が必要、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
動画を拝見しましたが農地に船が残っていたり、だいぶ遅れているとの印象を受けます。
3月下旬には国会で農地復旧予算が通過しており、今後農地からガレキや汚泥が撤去されると、除塩の作業(塩=Nacl、土に吸着したナトリウムを引離すため石灰と淡水で処理する)に移って行ます。この際に農業用水の整備が活かされる事になるでしょう。
先月25・26日と0泊2日で宮城県岩沼市(仙台空港南部の農業地帯)に泥かき、U字溝撤去のお手伝に行ってきました。私も機会があればまた被災地を訪れたいとおもっています。