2006年07月29日

熊野前サンバカーニバルに思う

 今日は近くの商店街でサンバカーニバルのお祭りが行なわれました。多くの観客が訪れる催しなので、小坂は消防団員の一員として、警戒用テントの準備、その横に掲示する「消防団員募集の写真パネル」の作成、そして、本番のカーニバルの警備を行ないました。

 サンバカーニバルはご想像の通り、露出の多い踊り子さんを撮影すべく多くの「カメラ小僧」が押しかけます。警備ではそうした方々を含む観客をカーニバルの列とぶつからないようにある一定のラインを設定して、そこから内側に観客が入らないよう、声をかけながら、体も使って静止するのです。

 昨年の7月31日の警備にも参加した際に感じたことを書きましたが、今年も同様の印象でした・・・。

 カーニバルが移動するに従って、撮影地点を移るべく、先に進もうとする人の多くは、観客の後ろを通って移動しますが、一部の人は、観客の前を通り、手早く移動しようとします。これはつまり、定められたラインより内側に入り=ルールを破り自分だけ早く次の撮影地点へ移動さえできれば良いという利己主義的な動きで、当然注意するのですが、中には聞く耳を持たない人も。
小坂「危ないので、移動するなら後ろから移動してください」
その人「・・・・」 (黙々と前進)
小坂「日本語、分かりますか?後ろからお願いします」
その人「・・・・」 (黙々と前進)
小坂「みんなルールを守って祭りを楽しんでいるのですよ。ここを通ると危ないですよ」
その人「うるさいな、ついてくるなよ!」
小坂「ルール、守らない限りずっとついてきますよ!子供達が見ている前で、いい年をして恥ずかしくないのですか!?」
その人「あーーー(怒)」
と言ってやっと後ろ側から歩き始めました。もう還暦を過ぎたような人でしたが、長い人生経験で何を学んでこられたのでしょうか?

 激しく踊るカーニバルの列を無理やり横切ろうとする人、「祭りなど関係無い。私はここをスムーズに通る権利がある」との姿勢で観客の前を怒りながら走る人。折角の祭にそこまで怒る必要があるのか?そんなに急ぐのなら商店街に平行して存在する通り(10メートル程度横に入れば良いだけ)を通行すればスムーズに通れるのにそうしない心の狭さ。警備をして秩序を保とうとしているのに「おまえ邪魔だ!カメラで撮影しているのだからどけ!」と怒鳴るカメラ小僧・・・。

 昨年の7月31日の記事に書いたような認識をまた強く持ちました。道は遠いですが、自治体においてできることから始めるよう、引き続き取り組んで参ります。

 3回有るカーニバル実施のうち2回の警備を終えた段階で早退し、着替えて自転車で一路飯田橋へ。25分で到着。5月16日の記事に書いた、タブーを恐れない自主製作映画「かん天な人」の上映会に伺いました。詳しくは明日の記事で。

small_ribon.gif教育において「公(おおやけ)」が有って始めて「個」が存在しうることをきちんと教えるべきと考える方はこちらを押してください。
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posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
公共のルールを守らない人や、他人に迷惑をかけることを行う人を見て、それを正すよう促す小坂さんの態度は大切です。そのような人が増えれば、日本はもっと良い国になるのではないかと想うのですが・・・見てみぬふりをする人も多いですね。

私は、廃品回収等と称して拡声器で騒音を撒き散らしながら住宅地を徘徊する業者を撲滅したいと考え、警察に積極的に通報するなど(これは自治体にそうするように言われたので)しています。

「無理が通ればどおりが引っ込む」という諺がありますが、現状既にある程度そういう状態になっており今後の改善を期して各人の努力が必要でしょう。
Posted by 葡萄 at 2006年08月10日 08:21
>>葡萄 様

 コメント、ありがとうございます。ご指摘のように廃品回収は騒音も迷惑ですし、本来なら数千円出さなければ責任を持って回収してもらえない数種類の「大型家電」も「ただ」や千円未満で引き取り、その後の処理がきちんと行なわれているか確認ができないことも問題です。転売ができそうに無いものは、不法投棄しているとの現状も聞きますので、行政による一定の規制が必要では無いかと考えています。

 いずれにせよ「無理が通れば道理が引っ込む」ような社会を次の世代に引き継がせないという決意で区政治に臨んで参ります。
Posted by 小坂英二 at 2006年08月11日 14:43
小坂様

お忙しい事とお察ししますが

可能でしたら

「拡声器騒音を考える会」と
「美しい景観を創る会」のH.P.に
目を通していただけると 有り難く思います。

また
上記「葡萄」様にも 上記サイトの閲覧を
お薦めください。(ご存じかも知れないけれど)

私は東京に生まれ 育ちましたが
いわゆる「センシンコク」では絶対あり得ない
スピーカーを用い 住宅街を巡回する営業車の
騒音(と行政のお知らせ放送 選挙時の連呼)に
耐えられず (お金さえあったら)さっさと
日本を見限ろうと思っています。

別の区に住む者ですが
小坂様の今後のご活躍に注目し 期待したいと思います。
Posted by 「物売りの騒音に悩む事30年」な住民 at 2006年10月16日 19:27
>>「物売りの騒音に悩む事30年」な住民 様

 サイト、拝見しました。日本では騒音や景観に余りに無頓着であることを改めて感じます。6月の本会議で迷惑行為を包括的に取り締まる条例の制定を訴え、現在、区の執行部も実現に向けて調整を進めています。今後もこうした問題については積極的に取り組んでいきます。コメントが遅くなり失礼しました。
Posted by 小坂 英二 at 2006年10月21日 00:21
小坂様
初めまして

廃品業者の撒き散らす騒音を、なんとかしたくてインターネットで検索してるうちに、ここに辿り着きました。

私は、足立区の北千住に住んでるのですが、月二回から週に二回の割合で、廃品業者が、拡声器で騒音を撒き散らしながら、狭まった路地裏にまで軽トラを乗り入れてくるので、ほとほと困っております。
しかも、業者は一つではなく、車のナンバーも、足立に始まり品川・大宮・横浜・とちぎ・春日部・土浦なとなど、ひっきりなしに来ては騒音を撒き散らします。

自治体に相談したところ「酷いようなら警察に通報してください」とのことなので、葡萄様のように積極的に通報をしてパトカーで巡回をしてもらうように要請していますが、やはり限界がありなかなか業者も減りません。

事実として、廃品業者が拡声器でがなり続けた結果、廃品の処分をお願いしてしまう年配の方もいらっしゃいますし、(しかも無料と謳っているにもかかわらず、引き取る物によっては有料で!)その結果、廃品業者がまたぞろ来てしまうという始末です。

一度など、通報のため車のナンバーを控えてたところ、それが気に障ったのか、言いがかりを付けてきたので言い争いになったこともあります。
(その時は警察へ前もって通報していたため、来てくれた警察官に処理を任せました。)
私は自営で店舗を営んでおり、店舗の目の前で言い争って警官を交えたトラブルが起きてしまっては、営業上、支障が出ることもありますので、以降、表立って注意をすることも控えがちになってしまい、現状としては廃品業者の拡声器騒音の跋扈を許してしまっています。

今後も微力ながら通報はしていきますが、
正直なところ、あまり効果は期待できそうにありません。

こういった騒音問題は民事になると思いますので、やはり自治体が積極的に対処していかないかぎり根本的な解決にはならないと思います。
自治体行政は、騒音に対しもっと厳正に対処すべきものと考えます。

足立区にもいろいろと働きかけるつもりではありますが、騒音に対する処置はなかなか難しいらしく、あまり頼りになりそうもありません。(そもそも、騒音に対して自治体行政がもっと厳しく当たれるなら、ここまで騒音業者が跋扈しませんよね。)

幸いなことに荒川区は足立区の隣接区でありますので、荒川区から、騒音やそれに類する迷惑行為に対し、厳しい措置を取る動きが出れば励みにもなります。
ぜひともがんばってください。

乱文はお許しください。
Posted by 廃品業者がしてるのはリサイクルでは無くて単なるリユースだろ at 2006年11月16日 13:18
激励のコメント、ありがとうございます。6月の本会議の代表質問(http://www.geocities.jp/kosakaeiji/180622honnkaigikosaka.htm)でそうした迷惑行為を包括的に厳しく取り締まる条例の制定を求めましいたが、現在、その実現に向けて区役所の中でも協議が進められています。ご指摘の点、同感ですので、実現に向けて今後も働きかけて参ります。
Posted by 小坂 英二 at 2006年11月17日 00:25
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