2006年08月27日

飲酒運転撲滅に向け、新たな具体策を!

 夜は地元の尾久宮前小学校で盆踊りが有り、おおいに盛り上がってました。1700名位の来場者が。小坂は消防団員として、車両や自転車等の交通整理などを行ないました。

 さて、報道を聞くたびに胸がえぐられるような悲しみと飲酒運転をした容疑者に対する怒りが込み上げてくるのが、このニュース。かわいい子供3人を一瞬にして失ったご両親や親族の悲しみは筆舌に尽くしがたいものでしょう・・・。

 この事件についての報道を見るとたいていは事件の表面を伝えた後「飲酒運転は、絶対に止めましょう。」で終わり。何故、こうした機会にもっと踏みこんだ報道をしないのでしょうか?例えば、諸外国では飲酒運転防止の為にどのような取組みが行なわれているのか?日本でも学べることが無いのか?という点からの報道を今回も見聞きしたことがありません。厳罰化も一定の効果しかなく、それ以上の策が必要なことは明らかです。その点について、参考になる記事をご紹介致します。
(以下、抜粋)
平成14年6月の道路交通法改正により、罰則が強化された飲酒運転。その効果もあって、飲酒運転関連の事故が昨年は約1万4000件と5年前に比べてほぼ半減しているのだけれど、いまだに707件の死亡事故が発生している。こうした悲劇が起こらないように、飲酒運転の撲滅を目指すNPO法人のMADD(飲酒運転に反対する母親の会) Japanが29日、運転者の息からアルコールを検知するとエンジンがかからなくして飲酒運転を防ぐ装置のデモンストレーションを都内で行ったのだ。同会は、バス会社や運送会社に取り付けるよう働きかけている。

この「インターロック」と呼ばれる装置は、携帯電話ほどの大きさ検査器に息を吹きかけるとアルコールの濃度を測定する。一定レベルのアルコールを検知すると、自動的に車のキーをロックしてエンジンがかからないようにするのだとか。走行中も不定期にチェックを促し、無視すると警察などに通報するというから、徹底しているのだ。

インターロックは、米国やカナダの多くの州や英国、フランスなどですでに飲酒運転違反者の再犯防止のために違反者の車に設置することを義務づけており、再犯率が75%低下するという報告もあるそうなのだ。また、スウェーデンは2012年からすべての新車に設置することを決定している。

 自らも97年に飲酒運転者に次女の命を奪われたMADD Japanの飯田和代代表は、「日本では、長距離ドライバーの飲酒運転による重大事故が深刻な問題になっている。トラックやバスなどの営業用車両への装着が法制化されるよう、関係省庁や団体へ働きかけていく」とし、将来的には米国などのように再犯防止プログラムの一環として導入することも視野に入れているそうで、飲酒運転を繰り返す違反者に装置の設置を義務付けるように署名活動を実施。年内に10万人分を集め、関係各省庁に提出する予定。
(以上、抜粋終わり)

 日本においてもこうした装置の義務化は不可欠だと確信しています。ブログの読者の方には海外在住あるいは経験者の方もいらっしゃるようですので、それぞれの現地でどのような現状か、ご存知の範囲でメール、コメント等を通じて教えていただけると大変嬉しいです。

参考記事:飲酒運転防止のページ。様々な情報や飲酒運転事故により家族を亡くされた方の手記など。

small_ribon.gif飲酒運転撲滅へ向けて新たな対策・制度が不可欠、と考える方はこちらを押してください。
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posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(1) | 報道に接して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
飲酒運転、本当に許せませんね。

飲酒運転をする人の心が理解できません。

「インターロック」、本当にいい試みだと思います。
トラックやバスだけでなく、普通の自家用車にも着用が義務づけられるようになれば本当に良いと思います。

実は小生の出身地(長野県南部)は飲酒運転が非常に多い地域です。
今度地域の関係者(管轄警察署や首長)宛に取り締まり強化の要請書を書こうと思っております。

日本国内から飲酒運転が一掃される日が早く来てほしいですね。
Posted by charmmy at 2006年09月01日 21:58
>>charmmy 様

 取り締まり強化と共に、インターロックの義務化、是非、実現したいですね!

 荒川区においても職員の「懲戒処分の指針」を飲酒運転や諸犯罪に対して厳しくするように求めていきます。この件については別の記事で書きます。
Posted by 小坂英二 at 2006年09月04日 14:47
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Tracked: 2006-09-14 00:33