2011年12月09日

ICRPの基準を疑い、最新の研究結果から日本独自の軸を持ち放射線基準を設けねば!

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 12月4日のブログ記事で告知しました、「そこが知りたい「放射能の嘘?本当?」講演会(平成24年2月22日(水))」の講師を務めていただく、服部禎夫先生(写真中央)と打ち合わせと昼食を兼ねてお会いしてきました。  

 写真の右側は『「放射能は怖い」のウソ』を出版された武田ランダムハウスジャパンのノンフィクション編集部の磐ア文彰編集長です。

 一般社団邦人ホルミシス臨床研究会 理事で工学博士でおられる服部禎夫先生のfacebook公式ページはこちらです。「いいね!」を是非、宜しくお願い致します。

 服部禎夫先生は昭和8年生まれの大先輩ですが、にこやかでとても話がしやすい方。でも、その話の内容は、「目から鱗」の話ばかりです。

 日本で原子力発電が始まった当初から研究に関わってこられたこと、そしてその中で、具体的な提案を多数してきたことが著書にも書かれています。

 利権の為の原発の大型化・複雑化に技術者として危険性を感じ、小型化・単純化を提案され続けてきたと同時に、原子力業界を揺るがすような具体的提案を繰り返し、既存の利権勢力と戦ってこられました。

 また、「こちらの漫画」に書かれているような経緯で、低放射線は有害ではなく、むしろ有益という研究を長年続けてこられた方でもあります。

 現在の日本政府はもちろん、地方自治体は、ICRP(国際放射線防護委員会)の定めた基準を、ある程度の幅はあるものの「目安」にしながら、一定の規制値を設けています。

 しかし、上記の漫画(リンク先)にも描いている通り、ICRPは既存の利権に執着するあまり、新しく判明した事実を封殺しようとする組織となっているのが現実です。
 そもそも、ICRPはイギリスの非営利団体(NPO)として公認の慈善団体、民間の研究者の集まりに過ぎず、意思決定の過程が「あるべき姿となっているのか」どうかを検証することなく、そこで出された基準を金科玉条の如くいただくことは極めて危険なことと思います。

 今、日本政府として、また自治体として求めていくべきは、最新の研究成果を私心なく議論し合い、何が安全で、何が危険か、また有益なのかという「正当な基準」を定めるべきではないでしょうか?

 今の日本政府の除染基準で広大な範囲を除染しようとすれば、国家財政を傾ける位の莫大なコストをかけ、多くの地域でのコミュニティーを破壊し、孤立化した個人を量産することになります。

 こうした点について地方議員が我が事として調べて、認識を持たねばならないことは当然であります。「低放射線でも人体に有害」という説は調べれば調べる程、根拠が無いことがはっきりしてきました。有るのは憶測だけ。逆に、低放射線が人体への好影響があるということが、調べれば調べるほど出てきます。

 そうであるなら、「不要な除染活動や避難」の為に地域コミュニティーを破壊したり、莫大な費用をかけることは壮大な損失・無駄となります。検証も無しにそうしたことを盲目的に進めることに断固異議を唱えていかねばなりません。

 広大な土地を除染するための無駄な費用を他の用途に使えば、どれだけ多くの人が幸せになり、命が救えることか、と思います。

 当日、服部禎夫先生からいただいた資料。Maurice Tubiana,MDフランス医科学アカデミー代表らの平成21年の新しい論文。

 「放射線照射による突然変異の発生は一時間あたり60ミリシーベルトから600ミリシーベルトで最低となる。」とされており、それ以上でもそれ以下でも突然変異の率が上がるとのこと。

 つまり、「自然放射線の100万倍もの線量率レベルにDNA修復の最高、言い換えると最もがんになりにくい環境条件が存在」している。正に驚くべきことだが、事実。

 服部先生によると
「今の自然界の100万倍、つまり1時間に100ミリシーベルトといった環境に適応した哺乳類動物の細胞がつくられたのは一体どういうことでしょうか?
 何億年も前の地球表面には、高い線量率の宇宙線が降り注いでいたのか、今は無くなってしまった多くの放射線元素があったのか、それとも放射線と活性酸素の複合現象で強いDNA修復力が構築されたのか、今後の大きな課題」とのことです。

 何とも驚くべき内容ですが、放射線に弱いマウスの精源細胞(精子のもとになる細胞)での動物実験ではっきりとした結果が出ているのです。

その研究成果については、こちらの記事に詳細が書かれていますので是非、お読み下さい

 「低線量の放射線、一時間あたり900ミリシーベルト以下は発癌現象が低くなる。このことは、動物実験ばかりでなく、患者達の治療からも示されている。」

 「人に関するデータで、急激な被爆で100ミリシーベルト以下で発癌効果有りとの証拠はゼロ。長引いた被爆の場合は500ミリシーベルト以下なら発癌現象発生の証拠は無し。」

 「培養された細胞や動物実験で、500ミリシーベルトまでの照射による適応応答(ホルミシス)が有るが、それ以上では発生しない。1分間に500ミリシーベルトを超える線量率では弱くなる。DNA修復機能は1分間に10ミリシーベルトの低い線量で非常に効果的。」

 「ICRPが採用しているLNT仮説(放射線の危険性は正比例で直線で増えるという仮説)が放射線防護の基準のもととなっていたが、これは半世紀前からのオピニオンに支配されたもので、現在の科学的成果に一致した事実と概念とは異なる。
 この古い概念が医学・経済そして社会に基本的な被害をもたらします。

 他にも様々なことが書かれていますが、「世間で振りまかれている放射線の恐怖をあおる基準値」とはあまりにかけ離れているように思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、長年の研究の結果出された結論が上記なのです。

 この「放射線ホルミシス効果=低放射線は体に有益という研究成果」を論破できる「反対意見」にまともなものを聞いたことも見たことも有りません。

 服部禎夫先生は昨日おっしゃってました。
「長年、多くの研究費をいただいて研究成果を出して来た。それを世間にしっかり伝えないと死んでも死にきれない。話をさせていただける場があれば、どこにでも喜んでいく。」と

 是非、12月4日のブログ記事で告知しました、「そこが知りたい「放射能の嘘?本当?」講演会(平成24年2月22日(水))」に皆様も足を運んでいただき、世間で流布されている「偽りの基準値」が如何に有害で日本国にあらゆる面で損害を巻き起こしているかを知っていただければと思います。

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スカウター : 荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感
posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
放射線量について多くの報道に振り回されている現状、参考に成るかと思い本を読みましても、私に理解できる様には書かれておらず服部貞男先生の講演是非とも聞きたいと思いますが、そこが知りたい「放射能の嘘 本当」聞き手側のそこが聞きたいところお話願えるのでしょうか質問に。応じて頂けるのでしょうか
Posted by 荒川躍進 at 2011年12月09日 15:17
 お疲れです。

 放射線について、世間で言われていることとは全く違う見解を聞いて驚きです。

 サヨクが体よく「放射線ビジネス」を展開しているのではないかと勘ぐってしまいました。

 除染活動なんか本当に税金と労力の無駄遣いだとしか思えません。

 大新聞が国民を誤った方向に煽って、国を挙げて間違った方向に発狂している状態、大東亜戦争に突入した時もこんな状態だったのかなと思ったりもしました(散華された英霊には感謝の誠を捧げます)。
Posted by 緑の保守派の尊野ジョーイ at 2011年12月11日 11:17
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