細かいことのようですが、大事なことです。
美容院や理容業に関する条例の条文の中に「てい毛」という言葉が。「剃毛」のことですが、何故、ひらがなの漢字の「混ぜ書き」なのか?混ぜ書きは日本語の破壊です(平成17年11月13日のブログ記事を参照下さい)。
以前「拉致問題」を「ら致問題」という気色悪い書き方をしていたマスコミが有りましたが、「おかしい」との指摘を受けて今は「拉致問題」と書くのが当然となりました。
社会風潮一般が「簡単な文字や表現」「簡略化」をもてはやす状況でありますが、役所はそうした風潮に流されず「正しい日本語」の砦でなければならないと考えます。
日本語を愚弄し破壊する「混ぜ書き」を何故、条文で入れたのか、上記のような視点で指摘をして質問をすると、「東京都の条文のひな型を取り入れた」とのこと。その際に言葉の正しさを検証したかを更に問いただすと、そうした視点での点検はしていなかったとのこと。都が示したものなので、大丈夫だろうと。もちろん、内容が区の条例として妥当かの検証はしているものの、条文の表現についての点検をしていない。
そうしたことが今後無いように、副区長に、「区役所として使用する条例をはじめとする日本語」が正しいものか、常に、検証をしながら条文整備や文書の記載をするように強く求め、副区長からそうした観点が欠けていたことの認識や今後チェックを怠らない旨の確約をいただきました。
委員会終了後、服部禎男先生の講演会は百数十名の方に御来場いただき、すさまじい熱気のもとで開催され、その後の懇親会も盛り上がりました。講演は生中継もされました。
その動画等は明日のブログで掲載させていただきます。
役所は最後まで「正しい日本語」にこだわらなければならない、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
障害者←iPhoneの文字変換も、デフォルトの状態ではなぜか「障がい者」が筆頭に来るようになってます。Google検索の「韓国人」の連想検索?の検閲、制限の話も有名ですが、誰が何を意図してるのかスッキリとは見えて来ないので不気味ですね。
安易な平仮名混在の単語(造語?)には虫唾が走ります。
「日本語の破壊」といえば岩波文庫を思い出してしまいますが、意図的に美しい伝統の破壊を遂行しているように思えてなりません。