公式HPにある通り航空自衛隊 大滝根山分屯基地は国産三次元型レーダー、通信機器等を装備するレーダーサイトとして、我が国に侵入する弾道ミサイルや航空機に対し、24時間態勢でレーダー等による警戒監視及び戦闘機の要撃管制を実施すること等を主な任務としています。
低温、強風の山岳的気象が特徴で、夏期は比較的低温で過ごしやすい(過去10年間の8月の平均気温は18度)反面、冬期には道路や各施設の凍結や着氷が激しい状況(過去10年間の2月の平均気温は−5度/最低気温は−18度)の中で、任務、訓練等を遂行しております。
我々が基地を訪問した際に、標高1192mにある基地内の樹木には水蒸気が凍りついた「霧氷」がびっしりと貼りついており、風が吹くと、枝がぶつかり合って、「カラカラ」と金属音がするそんな高地(自衛隊基地で標高は最高地点)に有り、北朝鮮のミサイルやロシアや支那の航空機に対してのスクランブル発進の判断材料となる情報の収集を行っています。
ふもとの町からは山道を長時間登って行った場所にあるこうした基地が、人知れず日本の安全を守って下さっていることを多くの方に知っていただければと思います。
ふもとにあるゲートから基地の入り口までの山道、舗装はされていますが、そこらじゅうに穴が開いています。
穴にはまるたびに車ががくんと落ち、跳ね上がりということを繰り返して、基地に到着した訳です。自衛隊への予算が削られる中、他に優先する分野にお金を配分すると、道路補修のお金は確保できないようです・・・。
安全保障問題について専門家の渡邉拓氏と行田市議会議員(埼玉県)の柿沼貴志氏と共に基地司令からお聞きした話をふまえ、地域から日本を守る活動を進めて行きます。
福島第一原発から丁度30kmの地点に存在する基地として、東日本大震災に伴う原発事故の際には、全国からの部隊の集結地点ともなりました。その際の様々な苦悩と祖国を想う決断についても話を伺いました。その点について、上記のように雑誌の記事にもなっております。
上記写真をクリックしていただければ記事を読めます。
また、航空自衛隊、陸上自衛隊と田村市(福島県)が共同して、田村市運動公園で震災復興イベントを大々的に9月2日(日)に田村市で「復興元年 がんばろう福島! in TAMURA」と銘打ち開催されます。
公務と重ならなければ、同志と共に、この復興イベントを盛り上げるべくお手伝いをできればと思っております。
柿沼議員の一貫した運転によって、北鴻巣駅(埼玉県)から何とか終電で尾久駅にたどり着き帰宅。前日に東京を出てから仙台、大滝根山分屯基地、埼玉県、と戻ってきて約26時間。とても濃密な時間でありました。
1等空佐坂梨弘明氏の固い愛国心と志に感銘を受けました。今後、多くの同志と再訪したいと思っております。
大滝根山分屯基地のように目立たずとも日本の安全のために尽力されている方々に心から感謝、という方はこちらの2つのボタンを押してください。