既に京都市を初めとして多くの自治体で、レストランや個人宅から出る食用油の回収を行っています(参考記事:全国各地での取り組み)。京都市では、回収して再生したバイオディーゼル燃料を清掃車や市バスに給油して使用しています。軽油に比べて、非常に有害物質も少なくクリーンな燃料です。リサイクルされずに廃棄されて燃やされた場合に出る二酸化炭素も削減できます。荒川区においても清掃事業が区に移管されてますし、10月20日の記事に書いたように乗客の増加が順調なコミバス「さくら」も3台の車両が区内を走っています。再生してできた燃料をそうした車両で使用することも可能です。自由が丘を走っているコミバスでは既にバイオディーゼル燃料が使われています。回収場所の確保など課題はありますが、使用済食用油のリサイクル事業は「環境先進都市あらかわ」を実のあるものにするには欠かせないことだと思います。
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