昨晩は日比谷の日本プレスセンタービルで開催された「世界ウイグル会議を支援し中国の覇権と闘うシンポジウム」に参加して参りました。400名以上の来場者で立ち見が出る程の状況でした。
当日、会場からメモ代わりにツイッターで入力していた内容をもとにシンポジウムでの気になる発言等を以下、ご報告致します。
昨日の記事でご報告した日本ウイグル地方議員連盟の幹事長として日本人の義としてウイグル支援の輪を広げていきます。
司会の藤井厳特別顧問の石原都知事からのメッセージを読み上げ。続いて日本ウイグル国会議員連盟の副会長の山谷えり子参院議員からの挨拶。十年前にウイグルを訪問済。中国大使からの「脅迫文」による内政干渉、国会議員への侮辱に対して抗議の記者会見をしたとのこと。
大会の顧問のペマ・ギャルポ氏挨拶「ウイグルの方々が靖国神社を参拝したことを批判する者がいるが、右往左往する必要は無い。自分が同行をしてダライ・ラマ氏も靖国神社を参拝している。
中国の内部闘争は激化しており、いつ崩壊してもおかしくない。中国が外に攻撃的になっているのは強いからではなく、混乱しているから。ウイグルに自由が無ければチベットにも無い。その逆も同じ。双方は同胞である。敵は内部分断を工作してくる。」
シンポジウム開始前に世界ウイグル会議総裁のラビア・カーディル氏からサプライズ。東京都の尖閣諸島買取の寄付金を集めていると聞き、十万円を寄付して下さりました。平沼赳夫代議士が都知事に代わり受け取られました。
ウイグル支援シンポジウム開催と、同時刻に王子駅前の北とぴあでウイグル音楽、舞踊の公演がなされています。19日からウイグル人有志で被災地のいわき市(福島県)を訪れて歌と踊り、ウイグル料理のふるまいを予定。ウイグルの方々が東日本大震災の被害に心を痛め、何か出来ることが有ればとの気持ちでの行動です。
世界ウイグル会議 総裁 ラビア・カーディル氏
「ウイグル人は高度な農業技術を持っているが、共産党が漢民族の貧しい農民を各農家にあてがい、ウイグル人に対して農業指導をさせる。その暴挙への文句を一言でもって言おうなら逮捕、投獄された。耐えきれずに農村を逃れるウイグル人も増えた。」
「中国共産党は二十五万人ものウイグル人を虐殺した。殺されたのは豊かな層、知識人、指導的立場の人物などを殺し、その後貧しい層からも様々なものを奪い、人間の尊厳も失わせてきた。」
「中国政府はウイグル人を家畜状態にする事に腐心した。動物を愛するウイグル人の目の前で大小の動物を目の前で殺した。大部屋に強制移住。巧みに言いがかりをつけ六万人以上を砂漠に投獄。帰還は千人程度。」
「文化大革命の際共産党によって役に付けたウイグル人を今度は殺し始めた。その後ウイグル語の使用を禁止し、反対したウイグル人を数万人殺害した。漢民族のウイグルへの浸食は急速で資源や金銭を奪い始めた。ウイグル人は高度な文明を持っている。」
「ウイグル人の未婚の女性を中国政府は今までに二十四万人も沿岸部に強制連行し工場や夜のクラブなどで働かされる。ウイグルの故郷に電話が許される時間が有っても監視が必ずつき、話す内容も指示される。監禁場所は俗に○○刑務所と呼ばれている。」
「中国政府はウイグル人に暴力を振るうようにし向けているが非暴力を貫く。今まで、弾圧に耐えきれずに一人がナイフを手に持っただけで共産党の官憲が周囲の七名も共に殺害した。」
「ウイグル人が百五十万人が住むカザフスタンなどに対しても中国政府は圧力をかけ、現地のウイグル会議のメンバーが東京に来られなくなったという事実も。アジアの大国で強国である日本はウイグル、チベット、モンゴルを救うことに力を貸して欲しい。」
※ラビア・カーディル氏は家族が中国で投獄されています。
「ウイグルにおける四十六回にもわたる度重なる核実験をした。その現場は砂漠ではなくウイグル人が集中して住んでいる地域。中国政府の内部文書ではその影響で七十万人が住んでいる死んだことが明らかに。その文書を明らかにした者は投獄された。」
「ウイグルおける核実験による深刻な健康被害へ政府は何の手も打たない。ウイグル人が住んでいる地域での核実験は正に政府によるテロ行為に他ならない。」
「我々は非暴力で戦っていく。共産党は我々が暴力を使うことを望んでいる。1997年に目の前で見たのは母親の前で五名の息子を射殺したこと。これに文句を言えば即、逮捕。銃殺の理由はデモに参加しようとしたといった もの。無数に有る事例。」
「インドのガンジー氏が非暴力で独立を達成したように、ウイグルでもそれが可能であると確信している。」
櫻井よし子氏
「許せないのはウイグル人の若い女性を強制的に沿岸部に移住させ漢民族との結婚を仕向けていること。ウイグル人男性は結婚相手が極端に少なくなり民族を亡き者にしていく方向に進んでいく。中国共産党の手口はいつも指導層を壊滅させるところから始める。」
「日本人も目覚め始めている。世界で初めて日本ではウイグル国会議員連盟も出来た。チベット国の亡命政府首相に日本の国会議員が九十名以上が会った。日本国がどの様な役割を果たすべきか?」
※同じ会場にいた同志の田沼隆志千葉市議は、会場でシンポジウムの内容を打ち込み、閉会の時にはシンポジウム報告のブログ記事を書き終えていたというすごく仕事が早いです。
その詳細な報告記事はこちらです!是非、お読みいただければ幸いです。
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