昨晩23:59に新宿駅前を出発した夜行バスは朝5:20頃、仙台駅前に到着。朝カレーを食べ、宮城縣護国神社に向けて歩き出しました。先人の無念と想いを引き継ぐことを誓い、感謝の参拝をさせていただきました。
宮城縣護国神社には様々な地域から修学旅行生(社会見学?)が来ているのを見かけました。岩手県の学校が多かったです。
青葉城や伊達正宗像がに隣接しており見学ルートに入れているからのようですが・・・。護国神社を参拝するのはもちろん良いことなのです。しかし、説明をするJTBのコンダクターの話を聞いていると「明治天皇の命令で造った」という乱暴な紹介はするものの、英霊をお祀りして感謝、顕彰する場であるという説明は無し。
おまけに「みなさんは、何をお願いしますか?私は旅行の無事を祈ります。」と・・・。
護国神社は「おねだりやお願い」をする場所ではなく、「英霊への感謝と自らがどのように社会や家庭で持ち場なりの役割を果たすか決意や覚悟を心に誓う」場所なのでは・・・。
さらに残念なことに、歴史の流れや当時の遺品を展示している「英霊顕彰館」には目もくれず素通り。
国の方針で靖国神社や護国神社へ修学旅行で行くことも明確に認められています(こちらの参考記事をお読み下さい)が、形だけでなく、本質を踏まえた訪問=参拝でなければ、「先人への感謝などない形だけの参拝」「護国神社で感謝や決意でなく、おねだりに終始する」という実に悲しい状況であるとつくづく感じた次第です。
先人に感謝をするという当たり前のことを忘れ、あるいは故意に想起させない社会の在り方を根本から是正せねば。国民の一定割合が日本の縦糸に就いて知り、守る覚悟を持ち、行動する社会にしていくべきで、志の有る者がその先頭に立って世論の正常化に向けて邁進していかねばと改めて決意をした次第です。
青葉城周辺の震災被害の状況を何か所か見て来ました。写真は上部の像が落下したままの昭忠塔です。
そのままの復元は難しくても、先人の想いを引き継ぐ形で銅像を置けるようにしたいですね、
仙台市内の循環バスに乗り、地上7階、地下1階の複合文化施設で仙台市民図書館が入っている「仙台メディアテーク」へ。
平成13年に開館。あらゆる手段を活用しての市民活動の支援をする拠点となっています。
昨年3月11日の東日本大震災の際、地下に地震エネルギーを吸収する機構が有るにも関わらず、7階はこのような状態に。建物の躯体が大丈夫でも天井等の地震対応をしっかりしておかねば!荒川区も。
施設内に置かれていた無料配布の冊子「せんだい 震災への備え」は実に詳細な31ページのカラー印刷で作成されています。その費用を軽減しているのが冊子内の企業広告。こうした手法は取り入れていきたいものです。
仙台市民図書館は通路がとても広く確保され、震災関連の図書が極めて豊富です。
震災当時の資料を震災地を中心とする図書館で集めています。心当たりのある方はご協力下さい。
仙台市内の循環バスに乗っていると、見慣れた車椅子の姿が!足立区議会議員の市川おさと議員でした。複数の被災地を4日間かけて視察した最終日、仙台市に来ていたところだったとのことです。
完全に偶然の再会。仙台メディアテークを共に視察し、昼食をとりながら意見交換をして別れました。
その後、仙台メディアテークのカフェに残りパソコン作業をした後、仙台市内の複数の商店街を視察し、復興活動の拠点も見学。
林英臣政経塾の東北講座に参加。「やまと言葉の世界観」について学び、議論を深めました。



