到着すると数種類の資料と共に、注意事項を書いた紙も配布。赤丸の部分には600Vの高圧電流が流れているので、絶対に触らないように!、とのこと。
530メートル×85メートルの半地下に建設された車両基地の内部には現在2編成(1編成5両)の車両が既に運び込まれています。今年中にあと4編成運び込み、来年に6編成、合計12編成の搬入が完了する予定です。
階段を上り、車内へ。
新しい車両だけに様々な配慮がなされています。5両編成のうち3両目には2ヶ所に車椅子スペースが設置されています。各駅舎のエレベーターはホームの真ん中に設置されているので、5両編成3両目に設置することで、エレベーターを降りてすぐにこの車両に乗れるようにという配慮です。のカバーを開けると車椅子固定の鎖と車止めが4つ入っています。丸いクッションは車椅子利用者がいないときに、乗客が軽く腰掛けるためのもの。
座席は、対面席もあるものの主に横に長い座席(6名がけ)。立っている人がつかまる棒も車両中央にカーブして設置しているのは、座席に座る人と立っている人がぶつかりにくようにという配慮。つかまる棒がかなり下まで延びているのは子供も掴みやすいようにという配慮とか。
窓ガラスは基本的に開けられない構造になっています。非常時のみ開けられる窓が一部にこうして設置されています。開けられないようになっている理由は、路線上に電気が流れているのですが、窓から何か投げ落とされると様々な不都合が生じるためです。窓ガラスはUVカットの遮光性のものを採用しているため、日除けなどは設置していません。
お台場を走るゆりかもめ同様、コンピューター制御の無人走行です。そのため、運転席にあたる最前部には座席が3席設置でき、誰でも自由に座れます。子供さんなどは運転手気分で座って大喜びしそう!白いカバーの下には手動運転用の操作盤一式が隠されてます。非常時の他は、開業後も毎朝始発電車にはこの席に点検員が座り、路線に異常は無いかチェックをするそうです。
その左側には緊急時に車両外に避難するための折りたたみ階段が設置されています。もちろん、勝手に降りては危険ですので、係員の誘導に従わなければなりませんが。その避難用階段には折りたたみ手すり(黄色いもの)まで設置。
つり革も様々な高さのものを設置。車両の中央には電光掲示板を設置。
運転席に通常かけてあるカバーをはずすとこうした操作盤があります。カバーを乗客が壊して勝手に操作しようとしてもそれは仕組み上、操作はできないようになっています。
赤い座席はシルバーシート。
運び込まれた1編成目の車両の前で一枚。
可動式クレーン。各車両は1両ずつ工場からトレーラーで運び、このクレーンで持ち上げて軌道上に設置していくのです。
この黄色い枠に車両をひっかけて持ち上げるようです。
ドアの幅が通常車両よりも広く設計されてます。
ゴム車輪のアップ。3列並んでいる朱色や銀色の装置は電気を受け取る端子です。車両の側面から電気が通じるのです。
実際の軌道の脇に設置された3列の線、ここから電気を送ります。
車両基地の屋上には土を被せ、公園になります。また側面には根を張れる樹脂と針金を張り巡らせ、壁面緑化が行われます。
既に一部の壁にはツタが生え始めています。
日暮里・舎人ライナーが地域の足として活用される日を待ち望む、という方はこちらを押してください。
名前が『日暮里・舎人ライナー』に決まっただけかと思えば、ここまで進んでいるんですね。
名称については、先生の方でもイメージされていた『さくら』は入らず残念に思っていますが、地名を残すことで愛着も生まれるかもしれないのでこれも良いのかもしれません。
今後も今回のような情報開示よろしくお願いします。
新しく作った交通機関は高いですよね!
300円ぐらいでしょうか?
ブログをいつも読んでくださっているとのこと、ありがとうございます!これから開業に向けて沿線の方も情報が気になると思いますので、知りうる範囲で今後も情報をお伝えしていこうと考えています。
>>荒川区民 様
料金については全く未定です。聞いた話では開業の半年前位に決まるとか。つまり、来年の秋頃でしょうか・・・。