11月1日の記事に書いた通り、一人会派になりましたので、こうした原稿も自分一人で決めることができます。議会事務局から原稿依頼が来る前に、そろそろ原稿を考えておくか・・・と思い、前年度や2年前の新年号の「各会派の抱負」を見ながら、一人会派だと何行使えるのか確認しました。
平成17年の1月号の4ページに各会派の抱負が掲載されています。それを見ていて疑問が・・・。所属議員が一人だと4行の割り当て。二人の会派は8行。つまり所属議員が一人について4行使えるのだなーと理解。それじゃ5名の会派は計算上は20行配分のはず。しかし、数えてみると54行も使っている!他の大きな会派も同じように計算が合わず、多くの行数を使っています。
早速議会事務局に問い合わせると行数の計算は以下のようなルールだそうです。
・紙面のうち上部タイトル等共通部分を除いた面積(A)を算出。(A)のうち半分は幹事長会構成会派(3名以上の会派のこと)で人数割り(つまり勝手に山分け)し、(A)の残りの半分を全ての議員の数で割って会派に配分。
・こうした割り当ては平成7年以来、ずっと続いている。それよりも前は、幹事長会構成会派以外(つまり、小会派)は会派名のみ記載するだけで、挨拶文は1行も掲載していなかった。
つまり、小さな会派は紙面全体を単純に人数割りした場合に比べて半分程度しか行数を割り当てられないということです。不合理かつ不平等なルールに驚き、あきれました・・・。
さて、この幹事長会とは何なのかを先に説明いたします。荒川区議会においては幹事長会に加われるのは所属議員が3名以上の会派ですので、現時点では自民党、公明党、共産党のみです。その各会派の幹事長等が集まり、議会運営のルールや議案の扱いなどについて「打ち合わせ」をします。それ以外の会派(2名以下の会派)は参加もできませんし、傍聴すら許されていません。ここで決めた方向に従って、正式な委員会である議会運営委員会で委員会としての方針を打ち出すことも多くあります。議運は傍聴できますが、実質的な「打ち合わせ」は既に幹事長会で終えていますので、傍聴しても拍子抜けするような内容です。
「区議会だより」の新年の抱負欄のこうした、幹事長会所属会派だけを優遇した滅茶苦茶なルールもこうした大会派だけで構成される幹事長会で決定したからこそ、小会派を無視したような形になっているのです。10月までは尚志会は幹事長会構成会派でしたので、こうした不合理な行数なども正直言って、小坂は気付いていませんでした。そうしたことについては責任も感じてはいます。
小さな問題だと思われるかもしれませんが、こうした小さな問題から正していかなければ、大きな問題など正せるはずもありません。このルールは明らかにおかしいので、「単純に会派の所属人数の割合に応じて記事の掲載行数を決めるべき」ということを幹事長会に問題提起して、平成18年のこの時期にきちんと議論をしてもらい、公平な結論を出してもらおう、と考え2名以下の会派が小坂の所属する尚志会以外に3会派あるので、すぐに呼びかけて、議長に申し入れをする形で改正を求めました。11月10日に以下の内容の申入書を4会派5名の連名で提出してきました。急いだ理由は11月14日に区議会だよりの編集会議(=構成メンバーは幹事長会構成メンバーと同じ)が開かれるので、その後では遅いので、その前に問題提起をするためです。
(申入書の内容)
議長におかれましては、就任以来、公平公正かつ円滑な議会運営にご尽力いただき、また、議会改革にも前向きに取り組んでおられることに対して、深く敬意を表する次第でございます。
さて、私達4会派5人は以下の点について、この度、議長のご理解をいただきたく、次のとおり要望致します。
記
「あらかわ区議会だより」新年号における「新春を迎えて 各会派新年の抱負」の各会派の文章の配分について、平成19年1月号より、それぞれの会派の所属人数割合に比例して行うようお願い致します。
質問時間の配分等については、議会運営の場においては会派の所属人数に比例して公平・公正に割り振る形で行われております。
上記の件についても同様の扱いをお願いし、議長のもとで改善がはかられるよう要望するものです。
(以上が申入書の内容です)
その結果、11月14日の幹事長会で各会派は議論を持ち帰り、17日に再度の幹事長会の機会に結論を出すというものでした。その結論は「今回の新年号は従来の通りとし、紙面構成など全体の検討とともに、継続して協議していく」という単なる結論先送り。
政治不信とはこうした議会の体質も大きな原因になっているのではないかと思います。例年通りの行数配分に理があるのなら「こういう理屈でこういうやり方にしたので、そうすることが正しい」などきちんとした説明責任を果たすなり、理が無いのならすぐにでも改善できることなのですからそうすれば良いのに、今後も継続して協議とは・・・。
今回の「行数の問題」といった話だけではなく、区民から寄せられる陳情なども、半年や1年、長いものだと2年位、「継続審議」という名の、実質は何も議論をせずに先送りをしてしまうケースが有ります。所管の委員会の委員長の采配、方針が大きく影響するのですが、これでは、「議会は何をやってるんだ!」と言われても仕方がありません。採択するか不採択か、いずれかの結論をきちんと速やかに出すことが議会の仕事なのに・・・。
今回の、「区議会だより」の件に限らず、こうした先送り体質に対しては、これからも声を大きくして異議を唱えて参ります。




