7月10日に現場訪問した日暮里駅前広場へ降りてきた階段、エレベーターの入り口となる場所についての話です。
6月19日に荒川区から「専決処分(議会の議決なしに先に決定すること)」の形で損害賠償を決定した件について。
上記写真に写っている手摺の手前部分を接写。手摺に使われているボルトを留めるナットにはビニールのカバーがかけられています。このカバーは最近かけられたものです。
この通路は特別区道台荒1号線という場所に位置づけられています。ここで、このナットが、カバー無しで少し飛び出している状態で、通行していた人がダウンジャケットをひっかけて破損したとのことで、役所に抗議が来たそうです。
そこで荒川区役所は弁償をすることにし、ダウンジャケットの一部の破損を補修するのでは、原状回復にならないとその通行人が主張、そこで、新品を購入できる金額を支払うことが結論となり、荒川区もそれで最終決定をしました。
支払った金額は147,000円。ブランド物のダウンジャケットだからこんなに高いのだそうです。こうした支払は自治体が加入している保険を通じて支払われるそうです。
上記写真は、そうした決定がなされた後、再び、何かがひっかかることを防ぐためにナットにビニールカバーをかけるようになった状態です。
小坂の考えは・・・。
「賠償の必要無し。しかも新品相当を変える額を全額賠償するなど論外。こんなことまで賠償するということは、あらゆる公有物から「でっぱり」を無くすことを目指すということに繋がるが、そんなこと不可能だし不要。
むしろ個人が社会の中で常識的な注意をしながら「でっぱり」があっても引っかからないように気を付けさせるべき。」というものです。
何でも役所の責任にして、賠償をさせる歪な社会だからこそ、役所側は責任逃れの為に、不要な規制、無駄なアリバイ作りに奔走するのです。
数年前、三河島駅前にて区の管理する公園(区分上は道路扱い)の小川の底にガラス片が落ちていたそうで、そこに子供を裸足で水遊びで入れた「特定アジア人」がいて、子供がそのガラス片で足を切ったので責任を取れ!と文句を言って来ました。荒川区は賠償金を支払いました。その後、その小川では水遊び禁止となりました。
閉じた空間ではなく誰もが出入りする公園において、小川にどのようなものが落ちているか親は常に注意を払うべきですし、用心をするのならサンダルをはかせることも可能です。区の管理する公園等にすべて常駐の監視員を置けるはずもない(その必要も無い)のは明らかな中、自衛を怠った親に対して、満額の賠償を支払うことは、即ち、立ち入り禁止区域の拡大に繋がる訳です。
そんな24時間、見張っている訳にいかないのに、責任をとらされるのはまっぴら、ということで。
このような社会風潮を役所が是正するのではなく、苦情を言ってくる人に、自らの不注意をたしなめる区政であるべきと考えます。今の日本社会では、役所がこうした場合も責任を取るのが当然、と考えている人も多いようです。しかし、それは「役所の責任逃れによる過剰規制、公有資源の有効利用阻止」に即、繋がっていることをよく考えねばなりません。
裁判所すらそれを助長している異常な社会風潮は日本人の劣化にも繋がります。
「市営の「こども動物園」で、母親から約2,3m離れて、背もたれのないサークル状ベンチ(座板の高さ約40cm、奥行き約45cm)に一人で登った1歳7か月の幼児が、深く腰掛けすぎたため仰向けに転倒して、同ベンチのサークルの内側に植えられていたツツジの枯れ枝が後頭部に刺さって死亡した場合において、前記形状のベンチの内側に枯れ枝の混ざったままのツツジを植裁していた市の管理に、国家賠償法2条1項にいう瑕疵があるとされた事例」では1200万円の賠償をするとの判決が出されています。
こんなもの、100%親の責任ですよ。1歳児を背もたれの無いベンチに座らせて、離れているなどした自分の責任を顧みず訴訟に出るなど、真っ当な人間のすることでは有りませんし、その主張が有る程度通ってしまう司法に空恐ろしさを感じます。千葉市に責任など有りません。
※詳しくは、上記記事の引用元である「損害賠償請求事件 千葉市動物園幼児死亡事故(千葉県千葉市)」をお読み下さい。
「何でも役所の責任!」の風潮とは戦って行きます!
さて、10日に3時間に渡って意見交換をした日本を熱く愛するヤクブ・ナビさんと「シュンドルボン レストラン」(三軒茶屋。弟さんが経営)にて。世田谷区まで初の自転車訪問でした!
極東軍事裁判と名付けられた連合国による日本へのリンチの中で、日本を法の原則に基づいて無罪としたパル判事はベンガル(1971年からは独立してバングラデシュ)出身にも関わらず、母国ではその活躍が知られていないことが大変残念だとおっしゃってました。同感です。
日本とバングラデシュは1971年の独立以来、一度も関係が悪化したことも無く親日で一貫しており、国旗も似ている、パル判事の出身国でもあり、潜在的成長力も有り、今後、多いに連携を深めていくべきと考えています。
ヤクブ・ナビさんは様々な場で講演をされていたり、テレビ出演も多数の影響力の強い、在日バングラデシュ人(来日して二十数年)。日本人の精神の病が増えていることについても、「軸を取り戻す」ことが不可欠と指摘。
今後、それぞれの持ち場で日本の為、日本とバングラデシュの連携を深めることで両国が良くなることに協力をしていこうと約束!
2年前にバングラデシュと日本で絆を強めるべし!との小坂が書いた記事もお読みいただければ幸いです。




この記事に賛同し、意見を書きたいのですが何度投稿してもエラーになってしまいます。とりあえずテスト投稿させていただきます。
15万円あれば私は一ヶ月生活できます(笑)大金です!
いえ、金額の大小に関わらず、絶対軽視できない問題です。
こんなことしたら、悪意をもつ人が次々と同様に訴えていき、終始つかなくなる。
視覚障害者じゃあるまいし、自己責任を追求し跳ね返すべきなのです。
こんなことはバカでも解る話なのに!!!
こういう体質が、外国人への血税垂れ流し、生活保護の不正受給を増やしてるに他なりません。
>こうした支払は自治体が加入している保険を通じて支払われるそうです。
どこの保険会社なのでしょう?安直に払われること自体おかしいですね。
保険を使うなら、ブランド物着てる本人が何がしかの保険をかけ、それを適用させるべきじゃないですか?それに、そんな大事なブランドものなら自分で保険かけとく自己責任を追求すべきです。(最近はカードで買い物したものに対し、自動的に保険機能が付加してるものも少なくありません。)
私は日頃車を運転しますが、先日、路地の端の見えないところに出っ張っていたコンクリートにボディをこすり損傷、自分が掛けていた車体保険を使って修理しましたが、コンクリの敷地の管理者に賠償求めるべきだったでしょうか!?
(何度投稿してもエラーになってしまいましたが、名前を変えたら投稿できたので改めて)
そして自分の金じゃないからってホイホイ払う役人も成人扱いすべきではないかと。成人なら「責任」ってもんがありますから。