2006年11月23日

電子入札、いよいよ開始!

 2年前の平成16年に当時の高橋助役、藤澤区長が相次いで収賄で逮捕される前から、談合を簡単に引き起こす指名競争入札制度を縮小し、電子入札を取り入れた一般競争入札を早期に導入すべきと繰り返し求めてきました。
小坂のホームページから参考記事をいくつか)
平成16年6月21日 総務部経理課で感じた疑問・疑念・七不思議
平成16年6月25日 横須賀市の入札制度改革、実務者から話を聞いてきました
平成16年7月2日  総務区民委員会で助役収賄事件を受けた集中審議での小坂の質疑
平成16年9月28日 小坂の総括質疑内容「欠陥だらけの契約・入札制度」の報告はこちら
平成16年9月21日 贈賄企業の関与した契約とその他の入札について


 2年前の11月に西川区長が就任されてから、そうした声を取り入れていただき、制限付一般競争入札も大幅に拡大されました。電子入札も導入に向けて業界へも周知と準備の取り組みを進めてきたのですが、それが整い、本格実施となります。その一連の流れが11月20日の総務企画委員会(小坂は委員ではありませんが)で報告されましたので、ご報告いたします。以下、資料よりの転記です。

★電子入札については、昨年7月以降、区内事業者を対象として説明会や模擬案件によるテスト入札を行ってきた。これまでの取り組みを踏まえ、平成19年1月から、工事請負契約及び設計・測量等の委託契約について、電子入札の取り扱いを開始する。

★電子入札の概要:入札資格審査申請書の提出、仕様書等の受領と仕様に関する質問、回答の閲覧、入札書の提出、開札状況や入札結果の確認など、入札に関する一連の手続きをインターネット上で行うもの。区では東京電子自治体共同運営協議会の共同運営による電子調達システムの電子入札サービスを利用して電子入札を実施する。

★対象案件:工事や設計・測量で登録している事業者はインターネットを含め、パソコン等の操作を日常的に行っていると想定されること、また、他の自治体でも工事契約への導入を先行させていることから、経理課において競争入札または見積競争を行う契約案件のうち、まずは、工事請負契約及び設計・測量等の委託契約を対象とする。
 その他の物品購入や業務委託等の契約については、今回の電子入札の実施状況等を検証のうえ、方針を決定していく。

★これまでの経緯と今後の予定
○これまで
 平成17年7月19日〜20日 区内の工事、設計等の登録事業者を対象とした電子入札説明会の開催
 平成17年7月22日〜8月31日 工事請負契約及び設計・測量等業務委託契約の模擬案件によるテスト(第一回)
 平成17年10月6日〜28日 テスト入札(第二回)
○今後の予定
 平成18年11月下旬〜12月 区内事業者に対する電子入札取り扱い開始の周知
 @電子入札の取り扱い開始のチラシを作成し、区ホームページと経理課契約係前に掲示する。
 A区内工事及び設計等業者に対して電子入札の取扱開始の文書とチラシを送付する。
 B電子入札に関する規定を整備し、その内容を区ホームページに掲載する。
 平成19年1月 電子入札の開始
  ※当分の間、電子入札案件の入札公告は、共同運営の電子入札サービスと区ホームページの両方に掲示する。
(以上、概要を転記)

 2年前の委員会等で指摘した事項は相当改善されています。質の確保と適正な競争という課題を両立できる入札・契約制度の確立に向けて今後も発言を続けて参ります。

small_ribon.gif入札制度改革をさらに進め、談合体質を徹底的に排除すべき、という方はこちらを押してください。
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posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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