2007年02月01日

区の平成19年度予算案

 荒川区の平成19年度予算案が報道発表されました。近いうちに区のホームページにも掲載されるので、こちらでは簡単に書きます。

一般会計予算       828億2000万円
国民健康保険事業特別会計 241億9200万円
老人保健医療特別会計   156億3300万円
介護保険事業特別会計   117億4200万円

合計          1343億8700万円

・区債残高(家計で言えば借金)は行政改革によって毎年減らしています。
平成11年度に461億円だったのが、18年度には306億円まで減少しており、19年度には279億円の見込み。

・一方で、基金残高(家計で言えば貯金)も208億円有ります。

新たな事業をとても多く予定しています。今後、順次ご紹介していこうと考えています。

 住民サービスで身近なことで何点か書くと、例えば子育て支援においては、一部書くと

○子供医療費無料化(平成19年4月) 
 通院・入院ともに中学校卒業まで無料化します。

○汐入地域(南千住8丁目)に図書館の分室を設置(平成19年10月)
 区立図書館から遠い汐入地域に商店街の空き店舗を活用して図書サービスステーションを開設します。開館時間は区立図書館と同じ時間で、利用方法も同じ。蔵書は主に遠くの図書館まで行きにくい子育て世代や高齢者向けの蔵書を整備します。もちろん区立図書館全館の蔵書を取り寄せて借りたり返却もできます。

○南千住保育園の移転・拡充
 近接地に移転・新設することにより定員を91名から150名に拡大。また学童クラブも定員を60名から80名に併設することによって拡大。

○町屋4丁目に私立認可保育園の分園設置助成(平成19年10月)
 0〜2歳児を受け入れる上智厚生館保育園の分園(定員42名)を新たに設置します。

○年末保育の区立保育園での実施

○保育園における蔵書倍増計画

○児童手当制度の拡充
 0歳〜2歳の第一子、第2子への手当てを5千円から1万円に増額

○認証保育所の保育料への助成

○育児支援ヘルパーの創設

○子育てサポーター制度の創設

○子供家庭支援センターに虐待対応ワーカーを設置
 

をはじめ多くの新規施策を予定しています。

2月から3月にかけて開かれる予算特別委員会において、自分の持ち時間を十分に活用して、より住み良い荒川区にしていくべく議論を闘わせたいと考えています。


small_ribon.gif予算特別委員会での議論に期待する、という方はこちらを押してください。
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posted by 小坂英二 at 21:35| Comment(11) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
基金残高でできるだけ借金を返したほうがいいと思うのですがどうでしょう?
もしかしたら来年凄まじい不景気になって首が回らなくなる可能性もありますしあまっているうちにどんどん返すべきだと思うのですが。
Posted by at 2007年02月01日 23:29
金額の億を万に置き換えてやっと理解できる範囲です。
早く総理大臣になってください♪
Posted by うお at 2007年02月02日 21:38
おじゃまします
予算とは関係ない話ですが、1日に発売された正論に小坂議員のことが少し掲載されていました。
Posted by 涼月 at 2007年02月03日 23:03
>>1日にコメント下さった方へ
 確かにそう感じますが、制度としては借金(区債)の早期返済をしてもメリットが無い仕組みになっているのです・・・。
○政府保証債で借りた分を早く返済しても、将来払うべき金利も一緒に返さなければならない制度になっている、つまり、早期返済にメリットは無いということです。

○銀行等民間からの借り入れについては、早期の返済という制度が無い契約になっています。

 分かりやすい例で言うと、国の借金である「国債の10年もの」などをある方が買ったとします。その方は10年間、利息がもらえることを期待して買うわけですが、買ってからわずかの年月で「国の借金を減らすために早期に返します」と言って元金を返されたら、「契約違反だ!」とその購入者は怒るでしょう。それと同じで長期の借り入れを一定の条件でする前提の契約を、前倒しはできないのです・・・。

 ただ、新規の区債をできるだけ減らすようにすることや、借り入れ返済のための貯金を増やすようにはしています。

 一般的に、区施設を建設する際の借り入れは、施設利用者が現在の納税者だけでなく将来の納税者も含むわけですから、長い期間で建設費用の負担をしてもらう観点からも、一定額の借り入れをするということになります。

>>うお 様
 区において「正直者が馬鹿を見ない社会」にすべく、今後も尽力して参りますので、どうぞ、宜しくご指導下さい。

>>涼月 様
 お知らせ、ありがとうございます。「無防備地域宣言の政治活動への批判」についての取材を受けた内容が、2月1日発売の正論に掲載されるとは聞いていましたが、記事は実はまだ見ていないのです。今度、読んでみます。
Posted by 小坂 英二 at 2007年02月05日 16:37
はじめまして。
3歳0歳児をもち、来年汐入地区に転居予定のものです。保育園幼稚園の心配が解消されそうとのこと。子育て環境の整備等々、期待しております。
Posted by ゆうさめいぱぱ at 2007年02月09日 00:05
>>ゆうさめいぱぱ 様

 コメント、ありがとうございます。汐入地区については、上記以外にさらに平成20年4月開園予定の新しい保育園も予定されています。定員124名で第三中学校校庭北側に開園(仮園舎)、平成22年には8階建ての小学校、幼保一元化施設の合築の建物の1階に移る予定です。ブログの本文で紹介しようと思っていたのですが、最近ブログの更新が滞ってしまっていて申し訳有りません・・・。
 来年転入されるとのこと、荒川区の雰囲気について知っていただくのに最適な動画のページをご紹介しておきますので、参考までにどうぞ。

http://www.arakawa-unet.jp/issue/saihakken.html

Posted by 小坂 英二 at 2007年02月11日 17:01
 2月8日の記事に汐入地区に設置される教育施設についての報告を掲載しましたのでご参照いただければ幸いです。
Posted by 小坂 英二 at 2007年02月11日 18:28
南千住8丁目に住んでいます。図書館の分室ができるとのことうれしく思っています。
図書館が遠くて行きにくいのは、中年である私も同じです。分室と言わず、ゆくゆくは住民も増えることでもあるし、きちんとした図書館を作ってほしいです。
今は、水神橋を渡ってすぐのお隣の区の梅若図書館に行っています。(ここも小さいですが)
Posted by もも at 2007年02月12日 12:25
>>もも 様

 荒川区は近隣区に近い距離で使える図書館が5館程あるので、かなり便利ですね。まずは、分室を充実するところから始めたいと思います。10月から実際に使ってみて、「ここを改善すべき」という要望等有りましたら、是非、寄せていただければと思います。
Posted by 小坂 英二 at 2007年02月15日 00:32
こんにちは、忙しくてご無沙汰していてすいません。南千住地区に図書館、これはとても朗報です!子供にもたくさん本を読んでほしいと思っていますので、活用させていただきます。
それにしても、他の方のコメントを見ていて、私も小阪議員のような方に日本の総理大臣になってほしいと思いました。
仕事、育児、主婦と3足のわらじを履いておりますのでなかなかお手伝いできないのが心苦しいのですが、がんばてください。いつも応援しております。
Posted by ドナウリバー at 2007年02月19日 17:26
>> ドナウリバー 様

 激励、ありがとうございます!汐入地区の公共施設はもう少しきちんとした見通しを行政(区と都)が立てていれば、現状のようにあたふたと対応を急ごしらえしなくても済んだのに・・・という感が拭えませんが、今の自分にどのような提案ができるかを常に忘れずに取り組んで参ります。 お忙しいと思いますが、お風邪など召されませんように、お体にお気をつけて下さい(^^)。
Posted by 小坂 英二 at 2007年02月20日 00:15
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