今まで温存してきた小坂の持ち時間50分間のうち22分間を使って、「生活保護者のギャンブル禁止条例案(兵庫県小野市)」を荒川区でも導入すべき、という点について、パチンコの害悪を述べながら質疑しました。
午後も引き続き民生費、衛生費の議論が続きました。
小坂からの指摘は以下の通りです。
「生活保護費について。兵庫県小野市で生活保護受給者がパチンコなどのギャンブルを禁止すること、それを市民が見かけたら通報する義務を課するとの条例が第一回定例会に提出されたと報道されている。その内容をどのように把握しているか?」
※こちらがその報道記事です。
「生活保護受給者が「不幸を量産するシステム」であるパチンコをすることへの認識について、荒川区から国へ確認をしていただいていることを承知しているが、国が当然規制すべき点を長年、放置してきたからこそ、自治体が先鞭をつけてやらねばならなかったものと考えているが、こうした条例への区としての認識は?」
「パチンコは日本最大の貧困ビジネスである。光と音で洗脳をする洗脳台の前に座ることで、依存症に陥れてギャンブル依存症にさせることによって、生活保護費を定期的にむしり取っている現状を打破するには自治体としてこうした条例を制定することは極めて有効であり、区として同様の方向で考えていくべきである。」
「生活保護受給者はパチンコでの「収入」を行政に申告せねばならないのに、そのような事例は荒川区でも全国的にも無い。不正行為が横行しているのに、政府も行政も手を打たずに放置してきた。ギャンブルと行政とのこの異常な関係を糺すためにも、こうした条例は不可欠である。このような条例を荒川区としても検討をすべき時に来ているのではないか?」
「ギャンブル依存症についての理解を深める啓発の加速について」
「パチンコ等による依存症を自己責任論で片づけている限り、永遠に「不幸の大量生産」という構造・システムは残り続け、多くの死者すら生みだし続ける。社会構造の問題に荒川区という行政がどのように明確な認識を持ち、具体的な手を打って行くか、ということが問われている。」
こうした点についての区の答弁の一部を
「小野市の条例が施行されたら、その施行規則や、現場の様子、地域コミュニティーとの関係がどうなるかを見極めたい(※小坂注:是非、施行後、小野市へ現地視察を!と求めました。必要に応じて荒川区としても視察するとの答弁)」
「荒川区から厚労省に対して、生活保護受給者がパチンコなどのギャンブルに興じることに対して、規制の姿勢で生活指導をするべきと考えるが、それで良いか?、という確認をしている。その回答を得て具体的な対策を考えて行く。」
「小坂の認識を概ね理解した上で、納税者の理解を得られるような形で、具体的な取り組みを進めて行く」旨の答弁も有り、これからも繰り返し具体的な対策がとられるように主張をしていきます。
生活保護受給者がギャンブルなど論外!、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
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パチンコそのものに反対というのであればそれはどんな金持ちがやろうが「好ましくないこと」というスタンスなのですから、あくまでパチンコそのものの禁止に動くべきです。
今回の政策が「パチンコをどうするか」から始まっての「生活保護者のパチンコ禁止」ならパチンコそのものを撲滅する目も出てきますが、元々が「生活保護のコストや市民感情をどうするか」から始まっている話ですので、将来「生活保護者のテニス禁止」や「生活保護者のマンガ禁止」に発展することはあっても、「高額所得者のパチンコ禁止」に持って行ける可能性は低いと思います。
通名廃止を
スパイ防止法を
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