★3月14日 本会議討論予定内容
私は、尚志会として、議案第23号、平成十九年度荒川区一般会計予算案について、原案に賛成、修正案に反対の立場で討論を行います。会派より提出した予算要望から多くの事項を取り入れて下さり、各分野において区民サービスの向上に積極的に取り組むとともに、着実な施策の展開を図った点について高く評価するものであります。各種の客観的な数字において、荒川区の区民サービスが西川区長就任以来確実に上がっており、この予算案が執行されれば、さらに評価は向上するものであると理解しいます。編成に当たられた区長初め区職員の皆様のご努力に心より敬意を表したいと存知ます。
各分野における私の認識を示すことに替えて、一言付言させていただければ、そうしたサービス向上の一方で、区民としての義務の履行を放棄し、受けたサービスの対価として当然払うべきものを能力が有るのに払わない、マナーや法律を無視した行いをする者に対する行政の甘い姿勢が強く残っていることは大変残念です。こうした「正直者が馬鹿を見ている」状況について、放置をすればするほど、「逃げ得」が連鎖的に拡大し、社会の秩序を乱していくことは明らかであり、早急に改善の努力を求めたいと改めて申し上げます。そうした点に関連して、39億円の未集金について総合的に対応するための体制を作りつつあると聞いております。その際に東久留米市や東京都で先駆的に行っている事例、様々な行政サービスの対価の不払いを徴税部門が強力に回収するという取り組みを導入すること(参考記事)を是非、検討していただきたいと思います。
併せて意識の改革もすべきと申し上げます。それは、図書館の書籍が年間5000冊も貸し出し手続き無しに窃盗被害に遭っているにも関わらず、警察に被害届けすら出していないことに象徴される問題意識の欠如です。区民の皆様からいただいた税金で購入した書籍は区民から預かった財産であります。その(人様から預かった、と私は認識していますが)区民の財産が区の施設において連日盗まれているにも関わらず、行政はそれを「犯罪」として認めることすら拒んでいます。結局は根底に「自分で出したお金で買った訳ではないから」「他の自治体より突出しないでおこう」という甘い認識が根底に有り、程々に事を荒立てずに被害届けすら出さずに放置していると理解せざるを得ません。まずは、区民感覚とはかけ離れたそうした甘い認識が犯罪を益々助長していることを理解し、意識を根本から改めていただきたいと、予算特別委員会の議論を通じて強く感じた次第です。
善良な区民に対しては行政サービス向上、必要な福祉の充実を行うと同時に、長期的には教育を通じた倫理の確立を進めつつ、残念ながら増大する一途の悪意の有る区民に対しては、決して「なめられる」ような態度をとらず、厳しく臨む姿勢を貫いていただくよう強く要望いたします。区長初め理事者におかれましては、予算特別委員会で指摘した各分野の事項に特段のご留意の上、予算を執行していただくようお願い申し上げまして、本予算案原案についての賛成の討論といたします。
「正直者が馬鹿を見ない社会」にすべく小坂の尽力に期待する、という方はこちらを押してください。
遠くより感謝いたします<m(__)m>
小坂様の今回の訴えが全国に広まって欲しいですよね。
そうする事で、今回の小坂様の質問が活かされるわけです。
コメント嬉しく拝読しました。注目をしてくださって、こちらこそ感謝しております。これからも筋を曲げずに尽力して参りますので、どうぞ、宜しくお願い致します。