2007年03月14日

費用弁償(3000円支給)廃止ならず・・・

 2月26日の記事に書いた、費用弁償の一律支給(まずはこちらをお読みください)を廃止する議案への賛成討論を本会議で行いました。下はその際の写真です。

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(以下、討論)
 議員提出議案第三号に賛成の立場から討論致します。議会に出席する度に一律3000円が支給される費用弁償制度は、極めて合理性を欠くもので議会が自ら襟を正す姿勢を示すべく、廃止すべきものと考えます。まず、出席するための交通費という位置づけでありながら、一律3000円である根拠は皆無であります。自転車で来ればゼロ、公共交通機関を利用しても数百円、タクシーを利用しても10キロ平米の小さな自治体での移動に3000円もかかりません。そうした現状の中で一律3000円支給、、平成十七年度実績で支給額を全議員の総額で531万円という制度は、厳しい生活環境に有る区民の理解を到底得られるものでは有りません。

 区民から信頼をされ、区に対してきちんとしたチェック機能を果たすには、「議会は自らに対して甘い」という後ろ指を刺されないような姿勢が大変重要です。議会改革は総合的に行うべきという意見も有りますが、そうではなく、できることから正していくべきだと考えます。既に首都圏でも横浜市、さいたま市、杉並区を初めとする多くの議会で費用弁償の一律支給が廃止されました。荒川区の行政サービス向上が全国的に注目される中、荒川区議会はそうした先駆的な廃止をした議会同様、自らの改革を自発的に行うことができるかも、注目されているのではないでしょうか?

 併せて、議会改革について、委員会開会の頻度を上げて活発な議論を行い、議事録もネット公開する。また、各委員会の視察は予算枠に合わせて行き先を決めるのではなく、荒川区にとって真に参考になる都市部の近隣自治体の先駆的事例をもっと頻度を上げて視察すべきではないか、など変革すべき点は多く有ると感じています。

 
 新宿区議会で先駆的に行った事例が有りますが、議会改革に係る全体的な検討委員会を設置し、区民から信頼をされ、今よりも活発な議論が行われる議会とすべく、全ての会派が参加して総合的な議会改革への議論を行う場を設けるべきということも併せて問題提起をしながら、賛成討論と致します。
(以上が小坂の討論です)

さて、29名の議員による採決結果は?

・賛成=小坂を含む8名
・反対=21名


 結果は否決ということで、今後も議員への一律3000円支給が続くことになりました。本会議での採決の前に議会運営委員会でなされた議論においては、廃止に反対する意見として「かつて5000円だったのを3000円に引き下げており、23区でも低いほうだから」「4月の選挙後にまた検討すれば良い」といったものが出ていたと委員長報告では述べられていました・・・。いずれも、私には到底理解不能な意見です。しかし、民主主義は多数決で決まりますのでこうした結果になりました。それにしても、反対をした21名の議員を応援している有権者は「議会に議員が出席する度に3000円もらえる制度を止めるつもりは無いぞ!」という議員の考えも合わせて支持しているのでしょうか?一度、話を聞いてみたいものです。

small_ribon.gif費用弁償の廃止は当然のはず!、という方はこちらを押してください。
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posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(5) | TrackBack(2) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
議会の傍聴にいったら3000円くれるなら
必ずいきます。
アイロニカルな書き込みすみません。
Posted by いーとも at 2007年03月16日 01:30
小さいことのように見えて、こういうことが、一番それぞれの姿勢がはっきりしますね。
反対が21名もいるとは。あきれました。
無条件に交通費3,000円が支給される仕事など、聞いたことがありません。庶民感覚から大きく逸脱している方が、21名ということですね。
Posted by kumin at 2007年03月16日 14:37
>>いーとも 様
>>kumin 様

 本当に理解できない制度です。23区中、22区で存続しているという事実自体、区民感覚との大きなずれが有ると強く思います。因みに採決結果はこうした内訳です。

・廃止に賛成:8名=尚志会(小坂)、日本共産党(5名)、新星クラブ(2名:民主党と社民党系の共同会派)

・廃止に反対:21名=上記以外の会派(議員目名簿:http://www.city.arakawa.tokyo.jp/kugikai/gikai_yakuwari/mebo/giin_shoukai_kaiha.htm
 
Posted by 小坂 英二 at 2007年03月19日 00:51
反対議員の多さに閉口しました。

※今回小坂様に見て頂きたく、次の文章を書き込みます。
これは2ちゃんねる等でよく見られる「自殺志願者」への私なりの回答文です。
☆私が自殺をする・しようとしている人に対し、この様に言っています。
「あなたが生まれた日の事を想像してみなさい。
お母さんやお父さんに喜ばれていたでしょう。
それだけではありません。
近所・親戚・病院関係者皆々から祝福されたはずですよね。
あなたが幼い頃には両親と買い物をしたり、旅行に行ったり、キャッチボールをしたりしましたよね。
一緒に食事をしたり、玩具を買ってもらって大喜びしたこともあるでしょう。
そんなあなたが自殺をして自らの命を絶てば、どれだけ周りの人が嘆き悲しみ苦しむ事か想像できませんか?
もうあなたと食事も出来ない、旅行にも買い物にも行けない・・・・等となると本当に辛いのです。
あなたはそんな辛さを両親達に味わわせてはいけません。
辛い時は素直に誰かに助けを求めたり、甘えて下さい。
人間は助け合って生きているのですから。
それに存在意義の無い人間なんてこの世にいません。
害虫だって存在意義があるんですからね。
何とか思い止まって明日から新たな気持ちで・・・」
のんべ様、如何でしょうか、私の考え?

Posted by けんじ at 2007年03月23日 23:27
>>けんじ 様

 回答文の趣旨に同感です。長い歴史の中で連綿として受け継がれてきた家族の歴史を断ち切ることにもなるのですから、自殺は大変な裏切りです。自殺志願者がそうした視野を持てれば良いのですが、そうもいかないのが難しいところで・・・。
Posted by 小坂 英二 at 2007年03月28日 00:12
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