チャンネルAJERの収録を以下の2本のテーマで致しました。夜は政務会合で激励や宿題をいただきました。
★「ヨルダンの死刑囚(注:日本人人質と引き換えを求められているテロリスト)の早期死刑執行を日本は求めるべき」
★「小坂英二の志」
「ヨルダンの死刑囚)の早期死刑執行を日本は求めるべき」という話について少し書きます。日本人の人質が2人とられ、1人が処刑された可能性が極めて高い状況、同じ日本人としてとても悲しくつらいものです。ISILのテロリスト集団に強い怒りを感じると共に、そうした集団の「不幸や悪の量産」を止める役割を日本も果たさねばと思います。
人質となった二人がどのような経緯でそうなったか、その点について批判は多数されていますが、経緯はどうであれ、日本人として日本政府として同胞の救出に力を尽くさねばなりません。彼らの行動に共感や理解はできませんが、それでも守らねばならないと考えます。
最大限できることは何か。それは超法規的措置として特殊部隊を現地に派遣し欧米や中東の部隊の多大な力を借りながらも、人質を救出すること。その協力を得る為に多大な費用をかけても良いと思います。付言すれば、この図式は北朝鮮における拉致被害者奪還についても言えると思います。
憲法9条などあってできないという反応が当然あるでしょう。しかし、超法規的措置というものを政府は取れるものです。覚悟が有れば。現に福田赳夫内閣ではテロリストに対して「超法規的措置」を取っているのですから。ただ、それは全く方向が逆の「誤った、不正義な、醜く、利己的な」超法規的措置ですが・・・。
昭和52年、日本赤軍のテロリストにハイジャックされた民間旅客機の人質を「救う」ために、日本政府は「超法規的措置」として、日本で収監されていたテロリスト達に大量の餞別(お金)をつけて釈放しました。人質も確かに釈放されましたが、そこで野に放たれたテロリストが他国に行って破壊活動を行い、沢山の不幸を量産しました。
「日本人の人質の命を救うために、危険なテロリストを釈放する」ことで、多くの人がその害悪の被害に遭うことになったのです。こんな不正義は有りません。
今回のISILの人質事件でも、ヨルダンにおいて結婚式で女性や子供を含む約60名を殺害した爆弾テロリストを釈放するなど有ってはなりません。日本人の人質を救えたとしても、多大なる害悪をまき散らす存在を野に放つことになります。ISILの得る宣伝効果も大きなものになるでしょう。
日本はむしろ、このテロリストの死刑執行(既に罪は確定している)を速やかに行うことを求め、断固、テロリスト釈放という要求に対しては、全く応じないという「道義国家」としての姿勢を示すべきです。
「日本人を誘拐しても得る者は無い。更に報復をしっかりされてしまう」という形を目指すべきと考えます。今、そんな準備は日本国に無いことは理解していますが、それでもその方向でできる限りのことをすべきかと。
超法規的措置として軍事力と経済力(味方の勢力への支援に)を使って人質を奪還する、そしてその犯行を行ったテロリストを徹底的に追い詰め射殺する。そうしたことを覚悟を持って政府が決断してほしいと心から願います。
併せて、この機会に自衛隊をガチガチに縛っている法律、憲法を全て見直すのはもちろん、安全保障に関する思想も根底から見直していくことが大事です。戦後の日本では北方領土でも竹島でも、北朝鮮の拉致問題でも、世界中の誘拐・拉致事件についても、「なんら有効な手が打てず被害者が見捨てられてきた」という形が余りに多過ぎます。
そうした中で失意の中、倒れた方の死を無駄にしない為にも。私も様々な場で問題提起をしていきます。
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