2015年02月17日

「髪を洗う施設が無い理容所や美容所を無くせ!」という陳情に小坂は反対。他の議員全ては賛成。極めて強い違和感。

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 荒川区は雪から小雨に。今日は洋装で本会議に臨みました。

 本日の本会議にて各会派の質問に続いて11件の陳情審査について採決を行いました。事前に委員会で審議を行った結果が本会議に付され、全議員がそれぞれ起立の有無で意思表明をします。

 それぞれの結果についてご報告致します。案件の横に活字で書かれているのが委員会での採決結果です。そして★印の下に手書きでかかれている小坂の本会議採決における意思表示です。

 そして本会議での採決の結果として出されたのが一番左側に手書きで書いたものです。そこに大きくチェック印が入っている4つは小坂の出した結論と異なる案件です。

 採= 採択、不=不採択、趣旨採択の3つの意見表明の方法が有ります。

 こうした陳情審査は長期間棚ざらしになる案件が有りますので、結論を迅速に出せるように常に求めて行きます。一番下の案件は小坂以外は全員が採択を主張、小坂のみが不採択を求めたものとなりました。

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 小坂のみが不採択を主張した陳情審査案件。それは荒川環境衛生協会会長の名前と共に469人の署名を添えて出された陳情です。理容所、美容所の業界団体の意向に反対する意思表示をした形になります。

 この団体の会長は良く知っている方ですし、団体所属の知人や応援者も沢山いますが、賛成しかねる内容でしたので…。

 さて、肝心の内容ですが、端的に言えば「髪を洗う施設が無い理容所や美容所は荒川区では許可を出さないように条例規定を変えて欲しい」という内容です。

 簡便な設備で1000円でカットしてくれるような店を無くそうという事です。確かに、こうした店は既存の理容所や美容所の経営を圧迫しているかもしれません。

 しかし、そうした店を必要とする人( 小坂も日常的に使っています)がいること、多様なサービスの一形態として認めるべきと思います。

 こうした店があるからと言って、衛生管理ができないとか、陳情書には書いてませんが、技術の伝承ができないという主張をする人達がいますが、小坂はそうは思いません。強力な掃除機で体についた髪の毛を吸い取って貰えば全く不潔なことは無いということは利用者として感じています。

 ある程度のお金を払っても、じっくり時間をかけて、顔なじみの店で職人技で切って欲しいという人も多くいます。安い料金でさっぱりと切って欲しいという人もいます。その多様性を認めるべきとかんがえます。

 今回の陳情審査で自民党、公明党、共産党、民主党、社民党系、無所属議員3人が揃って採択に賛成をしたという姿勢に強い違和感を感じます。

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posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんな事になっていたんですね。
安くて早い理容室。私も利用しています。一般的な理容室が数時間かかるときも有りますでしょ。あれって結構時間のロスなんですよ。スケジュールが狂っちゃう。
新しいやり方が出てくるのは仕方ないことです。それを阻害するのではなく工夫をしなくては。
議員を知っているからといって陳情するなんて大人のやるここではないと思いますよ。
Posted by 工事 at 2015年07月18日 12:59
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