必要性の薄い救急車の呼び出しで、本当に救急車が必要な方の下に駆けつける為の時間が長くなってしまっています(参考記事)。
(以下、抜粋)
東京消防庁管内の救急出動件数は、昭和51年以降29年連続で増加しています。平成17年中の救急出動件数は69万9,971件、1日平均1,918件出動し、実に45秒に1回の割合で出動したことになります。
救急車が出動してから現場に到着するまでの平均時間は、6分30秒です(平成17年)。出動件数の増加や交通渋滞等に伴い、現場到着までの時間がここ5年間で1分延びています。
消防に関する世論調査(平成17年)によると、救急車を呼んだ理由として、
「自力で歩ける状態でなかった」(48.2%)
「生命の危険があると思った」(28.7%)などがあげられますが、
中には、
「夜間・休日で診察時間外だった」(19.3%)
「どこの病院に行けばよいかわからなかった」(7.3%)
「救急車で病院に行ったほうが優先的に診てくれると思った」(5.2%)、「交通手段がなかった」(2.8%)
という回答もありました。
救急車は、けがや急病などで緊急に病院に搬送しなければならない傷病者のためのものです。緊急ではないのに救急車を要請すると、本当に救急車を必要とする事故が発生した場合、遠くの救急車が出動することになり、到着が遅れることで、救える命が救えなくなるおそれがあります。
緊急性がなく自分で病院に行ける場合は、救急車以外の交通機関等を利用してください。
傷病者の様子や事故の状況などから、急いで病院へ連れて行ったほうがよいと思ったときには、迷わず119番通報をしてください。
(抜粋終わり)
そこで、東京都消防庁では、携帯・PHS・プッシュ回線固定電話から#7119を押せば24時間対応で、救急隊経験者や看護師が必要に応じて医師が適切なアドバイスをする取り組みを6月1日から開始します。「救急車を呼ぶべきか??」迷うような場合は是非、ダイヤルして下さい。このこのダイヤルが周知されることで、上記記事の太字部分に該当するケースによる救急車の出動が減ることを願って止みません。
ここにダイヤルすると、
・応急手当のアドバイス
・医療機関の案内
・交通手段の案内、
・必要が有れば救急車を即座に手配
といった対応をしてくれます。
東京都在住・在勤・在学の皆様
#7119を是非、頭の片隅に覚えて下さい。
なお、(ダイヤル回線からは)
23区:03−3212−2323
多摩地区:042−521−2323
で同様のサービスを受けられます。
この記事をお読みの方で、ご自身のブログやmixi日記等を書かれている方に是非お願いしたいのは、是非、ご自身の記事の中でこの「#7119」を紹介していただけませんでしょうか?行政による広報に力をいれることももちろん重要ですが(区のホームページにも掲載を要望します)、口コミによる広報はそれ以上に効果が有ります。その結果、不適切な救急車の呼び出しが減れば、間接的に、本当に救急車を必要とする方の下へ到着が早まり人命救助への一助になります。また、ご自身の電話に「#7119」を登録しておけば、慌てた時にもすぐにかけられると思いますので、オススメします(もちろん小坂も早速登録してます)。どうぞ、宜しくお願い致します。
#7119を広めるべし、という方はこちらを押してください。
紹介、ありがとうございます。私の方でも早速、区の担当課長に掛け合い、荒川区ホームページ(http://www.city.arakawa.tokyo.jp/index.html)への掲載、あらかわゆうネット(http://www.arakawa-unet.jp/)への掲載、区防災掲示板への掲載を通じて広く広報してもらうことになりましたこと、ご報告致します。