昨日の予算特別委員会の午前の部では、区立図書館にポルノ小説が置かれているのを確認したので、概要を書いた資料を会場に配布し、その点を質疑しました。
一例として挙げたのが、こちらの「ルビーフルーツ」(斎藤綾子氏著)。荒川図書館で借りました。
アマゾンでの本書の説明はこちらです。概要を知りたい方はご覧下さい。
質疑した事項は以下の通りですが、答弁としては「官能小説専門のレーベルであれば、買わないこととされているが、今回指摘の事案はそうでなかったので購入当時、十分なチェックが行われていなかったと推察される。」
「これらの書籍については、内容を読んだが、税金で購入しておくべきものとは言えず、内容を精査して、しかるべき対応をする。」
「今後の図書購入、特に新たな図書館においては、組織的に十分なチェックをしていく。」
といったことでした。
今後の図書館の図書購入、「おおやけ」が果たすべき役割を踏まえたものになるように、引き続きチェックしていきます。
(以下、小坂の本日の質疑の内容です。)
★ 図書館費について聞く。図書館の選書に疑問を感じている。区立図書館の蔵書の一端について、事前に事務局にコピーをしていただいているので資料配布をお願いしたい。
★配布したのは荒川区立図書館に蔵書がある書籍の事例2件について。表面、裏面でそれぞれ1冊ずつの資料になっている。図書館HPにて蔵書の確認で出た画面とその書籍についてのネットでの紹介記事。
★資料配布したのは委員会室で読むのも憚られる書籍紹介だから。読んでいただいての通り、完全なポルノ小説。何故、このようなポルノ小説が公の図書館である荒川区立図書館に置かれているのか?
★ 資料に示したうちの一冊、「ルビーフルーツ」を荒川図書館で借りてきて読んでみた。図書館課長にも事前にパラパラとみていただいた。資料にある書籍紹介の通り、最初から最後まで過激な性描写が徹頭徹尾、続くポルノ小説そのものである。短編が集められて一冊になっているが、その短編は月刊しのポルノ小説コーナーで連載されていたものであると、「ルビーフルーツ」のあとがきにかかれている。一冊のうち一部ではなく、全体が過激なポルノ小説なのです。公の施設で税金で購入する書籍として不適切ではないか?
★具体的にこの2冊の書籍はどのように選ばれて図書館に置かれたのか?事前にチェックはできなかったのか?
★蔵書購入にあたって事前に内容は確認していないのか? 「図書館の自由に関する宣言」などがあるのは存じている。しかし、それが成り立つのは、きちんとした選書が図書館によって行われるという信頼感があってのことである。ここに示したような書籍の存在は、その信頼感をそこねるものである。
★地域文化部長の認識は?
★これから新たな図書館が「ゆいの森」に誕生するにあたって、図書の選書について、現状のこうした本が含まれるような形で進められてはたまらないと思っている。公の図書館にふさわしい選書を行うように求める。何故、こうした書籍が図書館に入ってしまったか、それを調べ、再発を防ぐべきではないか?
★「公」の果たすべき役割をいまいちどきちんと認識をした上で選書を行っていただくことを強く求める。
公の図書館にはポルノ小説はいらない!という方はこちらの2つのボタンを押してください。
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