2015年08月18日

「コンビニのレジで自衛官は後まわし」の件に関連して。国民は自衛官に敬意を払い、自衛官は自らを下に置かず大切に!

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 我が家のベランダに真夏のバラが咲きました。蕾も沢山♪

 さて、8月14日の「コンビニのレジで自衛官は後まわし」についてfacebookに書いた際、多くのコメントや「いいね!」、シェアが広がっています。賛成、反対両方の意見が寄せられています。

 詳しくは14日の記事をお読みいただければ幸いですが、「自衛隊員のみを区分し、後回しにするのはおかしいのではないか?一度に沢山の人数が来るからと言っても、職業に関わらず並んだ順番にレジを受け付ければ良い話ではないか?という強い違和感から、店長に電話して実態の確認と、是正を求めました」という件です。

 様々なご意見をお持ちになりコメントやブログで書かれるのは自由ですが、私が書いた内容をきちんと読んでからコメントをするのは最低限の礼儀ではないかと思います。明らかに全文を読んでいないコメントが多過ぎます。

 まず、寄せられた「疑義」へいくつかお答えをしておきます。

◎「状況を理解せず、脊髄反射的な反応をするのはおかしい」との指摘へ
 その現地近くの方や、調べた方からのコメント等に「本当はこうした状況だった」と詳しく書いているのを見かけます。「それを知らずに小坂はかってに脊髄反射した」などと批判している人がいますが、的外れもいい所です。
 私の記事を書いた後に寄せられた情報等は全て読んでいますが、そこに書かれているような内容は全て、状況を把握、理解した上での是正を求めたことです。
 8月14日の私の記事をきちんと読んで下さい。「自衛官が多数来店してレジに沢山並ぶこと」や「自衛隊基地と店で事前に話をしている」ことなど最初に電話してきちんと把握しています。それを知らずに的外れの批判を小坂がしているなど、言いがかりも良いところです。そうした状況を知った上での問題提起なのに・・・。

◎「東京の議員が岡山のコンビニ運営に口出すのはおかしい」との声へ
 私は東京都の荒川区議会議員であると同時に、日本国民です。日本国を守る自衛隊を粗末にする店舗運営をすることに対し、抗議し訂正していただいただけの話です。疑義を感じたら、声を挙げるのは当然のことです。
 どこかの政治屋の言い逃れのように「私人」としてとか、「公人」としてどちらで抗議したかなどと使い分けるつもりも有りません。「荒川区議であり日本国民である小坂英二が抗議した」のみです。

◎「こうした経緯を公開したり店舗名まで出すのはおかしい。売名か?」との声へ
 報道を見れば民間企業がおかしなことをして、それを是正したという話は、実際の企業名や店舗名を出して報道されています。事実を明らかにし、問題の所在を公にし、改善があればその実態を公開するのは報道機関でも政治家でも当たり前のことです。
 政治家は何をやっても批判の対象とされがちですが、その「政治家への批判」が的外れで無いか、一呼吸おいて考えてみませんか?
 政治家が問題の所在を挙げ、それに対しての問題提起や働きかけを実際に行い、その結果を広く知らせると「売名だ。解決したのなら公開する必要などない。活動実績を作るためにネタにしているだけだ。」とこき下ろす。
 じゃあ、活動や問題提起を公にしなければ「あいつは日頃から何をやっているか分からない。何の活動もしていないのでは。」とこき下ろす。
 こうした「批判のための批判」にはもう慣れていますが、相手にするのも馬鹿げているので「超然として相手にせず」。

◎「「サークルKの店舗」と「自衛隊基地」で事前の話し合いが有って、譲り合いの趣旨で決められたことなので、それで良いではないか。」

 さて、この記事の本題とも言えることを書きたいと思います。

 コンビニ側と自衛隊基地で事前に「一般のお客さんを優先してもらって良いですよ。自衛官にもそう指示を出しておきます。」との話があったことは、当初から小坂も把握していた話(しつこいようですが、全文きちんと読まないでコメントする方が多数なので繰り返し書きます)ですが、その両者で話をしているから何の問
題が有るの?との声も寄せられました。

 問題、大有りです。

 まず、自衛隊側が遠慮して「一般客を優先して」と言っているからといって、民間企業はそれに甘えるべきなのでしょうか?ましてやそれを張り紙にして。その両者の「合意」を全国に二十数万人の自衛官は知っているのでしょうか?また、納得するのでしょうか?また、自衛官に家族がそれを見たらどう思うでしょうか?
 何度も書いていますが、同じ制服を着た自衛官だろうが、同じ学生服を着た学生だろうが、会社員だろうが、主婦だろうが、並んだ順にレジをすれば良いだけです。そんな簡単なことが何故、わからないのでしょうか?

 「自衛官が多数並んでいると迷惑」「自衛官が多数並んでいると反感を持たれる。苦情も寄せられる」からの対応ということは状況として把握しています。しかし、それが正しいとは思えません。
 
 コンビニのレジに並ぶお客さんは一人一人個人として並んでいるのです。自衛官も。そのコンビニに行って、自衛官が沢山並んでいたら、「迷惑」とか「反感を持つ」というのは戦後の自衛隊を日陰者扱いしてきた風潮の産物そのものです。

 私も様々な商業施設等で何十人、何百人が並んでいるところに「順番を守って(当たり前ですが)」並ぶことが有ります。私の前に並んでいる何十人、何百人がどのような職業や属性であれ、関係有りません。それが全て自衛官であろうが、「反日活動家」であろうが。

 そうした場が想定外に混んでいても、「ああ、ここは何かの理由で今日は混んでいるのだな。」と受け止め、自身の状況として並ぶことが可能であれば、そうしますし、それが無理なら機会や場を改めます。
 間違っても「俺様が今日、ここに来たのに、何でこんなに並んでやがるんだ!けしからん!」とは思いません。それが普通では無いでしょうか?

 ところが、制服という分かりやすい記号を身に着けた自衛官が並んでいると、世間ではそれを「迷惑」とか「一般の客の妨げ」として扱い文句を言う人が少なからずいます。自衛官はそこにお客さんが沢山来ているだけの話なのに。

 「俺様が買い物に来たのに、あいつら(自衛官)のせいで順番が周ってこない。自衛官、けしからん!」と。そうした苦情が有れば店は「御客様が並んだ順に会計をします」と言えば良いだけなのに、「自衛官を下に置くことで見せかけの解決を図る。自衛隊も反感を持たれないために後回しで良いという対応にする。」

 そして、そうした風潮に自衛官の方々は耐え、受入れ、首をすくめて小さくなることで摩擦を回避してきました。記事にしたコンビニだけではなく、周りの民間企業もそうした姿勢に甘えて、自衛官を後回し等にすることを平然と行って来ました。

 自衛隊の方々は「憲法違反の存在」とか「税金の無駄」、「税金泥棒」「人殺し予備軍」「文民が監視を細かくせねば勝手に暴走する存在」などといった酷い扱いや視線で見られ、政治的攻撃に耐え、その中で何十年も組織を維持し、手足を縛られるが如く状況の中でも任務を果たして来られました。

 自衛隊の方が任務を遂行中の時も、街なかで過ごす際もいつも「自己犠牲」や「自分を下に置く」姿勢を多く取られてきたことに、頭が下がります。また、それに至る状況も理解できます。


 ただ、この姿勢も一部分、修正すべきと考えます。「任務を遂行中に任務の為に自分を抑え、行動する」ということは仕事柄、これからも必要と思いますし、大いに敬意を払い応援をしていきたいと思います。
 
 しかし、街なかにいる時に、平時に「自らを下に置き、相手を立てることで摩擦を(表面上)回避する」という姿勢はもう止めるべきだと思います。

 心理学の話になりますが、人間は「自分を大切にしないで、周りより下に置かれても良い」と考える相手にたいして、「実際に相手を大切にしなくて良いものだと考え、そう扱い、それが当たり前」になります。

 自衛隊の方々は先述のような背景から、表面上の摩擦回避のために「自らを下に置く=後回しにする、必要無い我慢をさせる」ことを恒常的に行って来ました。「自衛隊後回しのレジ」もその1つです。

 こうしたことを「自衛官の尊い配慮」「謙譲の美徳」として、これからも続けるのはもう止めましょう。自衛隊は自衛官自身を大切にする姿勢で臨むべきと考えます。

 「自分を後回しにしてよい」とメッセージやオーラを発している人や団体に対して、その周りは「この人(団体)は後回しにして当然の存在、粗末にしてもOK」との認識を潜在意識、健在意識の両方で持つことになるからです。自衛隊がいつまでもそうした存在として日本社会の中で扱われるべきではありません。

 「客を並んだ順に迎えることを放棄し、自衛隊の配慮に甘え、異常な張り紙をする民間企業」に自省を求めます。同時に「自衛官自らによる自虐姿勢が「自衛隊を軽んじる風潮」」を招きよせ、生み出している風潮を勇気をもって是正すべきと考え、8月14日の記事を書いた次第です。

 つまり、「コンビニ店舗と自衛隊で事前に話が通じていたから問題ない」といったことは有りません。社会の中での自衛隊の扱いの位置が歪になっている中での「合意」。

 それは分かりやすい例で言えば、DV(家庭内暴力)で殴られ、あざや傷だらけになっている奥さんがDVの存在を認めつつも「私は殴られ続けてもいいの。それが夫の愛し方なの。夫も良いところ有るのよ。問題無いから放っておいて。」と第三者に話をしながら、日々、あざや傷が増えて行っている状況を考えてみてください。

 それを「妻も夫もDVに異議を申し立てていない、つまり合意しているから問題無し。当事者で解決すれば良い話」と放置しますか?

 それとも「両者の力関係、精神状態、現実に受けている暴力からして当事者間で異議が無いからといって放置する問題ではない。人間の道として、公の正義として必要な介入、心理学的アプローチも使いながら精神を回復し、暴力を排除し、責任を問い、是正を行うべき」と考えますか?

 私はもちろん後者です。「コンビニ・自衛隊」と「DV夫・妻」の事例は明確な犯罪であるかどうかの違いは有りますが、構造としては同様のものと認識しています。社会の風潮として「自衛隊の方が(遠慮や配慮をして)こう言っているから、それでいいんだ」という甘えは止め、自衛隊の方々にその任務に相応しい敬意を払いたいものです。


 そして、自衛官自身は「もっと正当に扱われる存在」として自分を大切にしていただきたいです。その「自尊感情」を自衛官自身が持たない限り、「下に置かれる存在」という状況を自ら招きよせてしまいますので。私は我が国をそのような状況に置き続けたくありません。
 
 長文をお読みいただき、ありがとうございました。

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 本日の地域周りの際に、夕焼けが美し過ぎて思わず一枚。

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posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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