2016年05月04日

墓地(納骨堂)建設反対運動に思う。反対の根本は「縦糸の中で生かされ死んでいく自分がいる」認識の欠如が社会に蔓延しているからでは?

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 荒川7丁目で建設予定の納骨堂に対する反対運動が起きています。法や条例上は特段の問題の無い納骨堂ですが、地域からの反対運動が盛り上がるのが墓地や納骨堂では多く見られます。
  
 ケースによって理由の差異は有りますが、
・来場者が増えることによる混乱、交通渋滞、事故の不安
・街のイメージが悪く、沈下してしまう不安
・突然の話で地域の理解を得ていない
・供え物をカラスや猫等が荒らす
 といった理由が多いようです。
 こうした話を聞く度に思います。

「色々と理由をつけて反対をしていますが、根本は自らが連綿と続く血筋の縦糸の中で生まれ、生かされ、やがて死んでいくことへ目を逸らす生き方、社会の風潮の帰結」

 なのではないかと。
 死を他人事に考えて遠ざけ、見ないようにする風潮。そうしたものを近くに置くことを避ける社会。それは決して健全な社会ではないと考えます。

 墓地や納骨堂が近くに建設予定でも小坂は全く反対しようとは考えませんね・・・。明らかに地域社会に有害なパチンコ屋が建設予定であれば猛反対しますが。

 「お墓は怖い、気持ち悪いもの」ではなく、「私達の先人が眠る絆の場、今を生きる私達を見守って下さる先人と会える場」だと考えます。私個人の考えだけでなく、社会としてこうした共通認識を持てるように共感の輪を広げていこうと考えています。

 こういう認識が広まると子供達の間で「お墓で肝試し」など無くなってしまうかもしれませんね。「お墓は安心や絆を感じる場所だから、夜に歩いても全然怖くないよっ」って。

small_ribon.gif墓地の存在を必要以上に忌避する風潮に違和感を感じる、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
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posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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