2007年06月23日

昆虫観察

 荒川自然公園で今年も「オオムラサキ」、「カブトムシ」、「蛍」に親しむことのできる時期が訪れました。以下、東京新聞6月2日より。
(以下、抜粋)
荒川二丁目(荒川区) 自然への思いあふれる

 ヘイケボタルの幼虫、約六百匹が先月二十六日、荒川自然公園(荒川八)の「ホタルのせせらぎ」に放流された。「荒川区ホタルを育てる会」(林輝司会長)の指導のもと、近くの荒川区立第四峡田(はけた)小学校の児童たちやPTA、道灌山幼稚園の園児らが育てていた幼虫である。七月十九、二十日には、ここで千五百−二千匹のホタルがほのかな光を放ちながら飛び交う「ホタル鑑賞の夕べ」が開かれる予定だ。

 荒川自然公園は、約五万七千平方メートルの広さを誇る荒川区立の区内最大の公園。野球場、交通園、テニスコートなどがそろった公園で、白鳥の池を中心とするエリアは緑と水辺の景観にあふれ、落ち着いた雰囲気。散歩やウオーキングなどシニアにも格好の空間となっている。

 この公園は「自然」とは名乗るが、人工基盤の上に盛り土をして造られた。下に広がるのは日本初の近代的下水処理施設である「三河島水再生センター」。三河島汚水処分場として一九二二(大正十一)年に完成。荒川、台東両区の全域と文京、豊島の大部分、さらに北、千代田、新宿各区の一部の下水を処理し、隅田川に放水する。まさしく東京の水の再生を担っている施設である。

 「荒川二丁目」の停留場を降りると、すぐに見えてくる赤煉瓦(れんが)の美しい建物は、九九年まで稼働していた旧主ポンプ室で、一〇年代にウィーンで流行していたアールヌーボーの一種「ゼツェッシオン様式」を今に伝えるものだ。東京都の有形文化財に指定されており、桜の季節や秋の「東京文化財ウィーク」に公開されている。

 公園内に戻ると、カブトムシが見られる昆虫観察園が公開(十六日−七月二十九日)の準備中。そのそばでは国蝶(ちょう)オオムラサキが飼育されている。特定非営利活動法人(NPO法人)「オオムラサキを荒川の大空に飛ばす会」(岡本義雄会長)が地道な飼育・公開活動(十六日−七月二十九日の土・日曜日)を続けてきた。

 「里山などの自然環境で育ち、東京では飼育不可能といわれていましたが、東京の下町でも環境を整え、こまめに世話をすれば立派に育ちます。人間の勝手な行為と思いこみが、絶滅の危機にオオムラサキを追い込んだ。手に止まったこのチョウの営みに感動する子どもたちの顔は忘れられません」と語るのは同会の安田幸雄さん。自然環境が少しでも良くなり、荒川の空に本当にオオムラサキが飛ぶ日が来るのを夢見ている。
 二十三区で緑被率が最低の荒川区。その分、自然への思いが、ボランティア活動などへ熱心に注がれるのだろう。そういえば荒川線沿線のバラも「荒川バラの会」など区民の協力が実を結んだもの。帰りの都電車内にこんな句が張り出されていた。
 「薔薇(ばら)の中より曲がり来る電車かな」
(以上、抜粋終わり)
こうした昆虫に親しめる貴重な場を、これからも区内で広げて生きたいものです。

 また、荒川区内ではありませんが、都内にも独自の種類のトンボや蝶が生息している場(例えば、水元公園にはこのように美しいミドリシジミも生息してます。荒川河川敷のヒヌマイトトンボも)が有り、そうした種の保護にも関心を持ちながら、何か連携できることはないか、考えてみたいと思います。

small_ribon.gif身近に自然に親しめる場を広げるべき、という方はこちらを押してください。
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posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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