★荒川区議の給料、ボーナスの条例改正案に反対★
★提出者は小坂を除く全議員31名、反対者は小坂のみ!★
★全く働けなくても、1年間は満額★
★残り任期最長で3年間は8割の給料とボーナス保証★
すっかり涼しくなって来ましたね。今日は都バスに乗り大島紬の袷をこの季節初めて着て登庁し、本会議へ。
午前中の本会議質疑では2件について小坂から、「議案に対して反対」の討論をさせていただきました。
1件目は表題に書いたような内容の議案についてで、完全なお手盛りの議案に反対しました。
議員の任期は4年間有りますが、その最初に事故等で本会議や委員会に一切出られない「勤務不能状態」になっても、1年間は議員報酬やボーナス分にあたる期末手当も全額支給、1年間を超える残り任期の最長3年間は8割の議員報酬や期末手当も支給するという内容です。
他の地方議会を見てもお手盛り度合いの酷い「改正」です。本会議での小坂の討論(下記を参照下さい)に書いたような理由で、明確に反対の姿勢を示しました。是非、お読み下さい。
この議案について、議会運営委員会(1人会派の小坂は所属できません)にて、全く質疑も意見も出なかったとの報告が本会議にて委員長からなされたこともご報告致します。
(以下、小坂の本会議での反対討論です)
私は「議員提出議案 第三号 荒川区議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例」に反対の討論を致します。
この条例改正は1年以上、本会議、委員会等の公務に一切出なければ、1年を経過してやっと2割の報酬削減をするというものです。働いていなくても、ボーナスに当たる部分についても1年間は満額出る、そして、1年を超えると2割削減、つまり8割は出続けるということです。
このような条例改正案を荒川区民の方にお話ししましたが、誰一人として評価をする人がいませんでした。当たり前です。
議員の任期4年間の初日に事故等で働けなくなっても1年間は報酬が満額出て、残りの3年間も8割は出続ける。そんな虫の良い話はありません。
収入の面で生活に不安があるのであれば、民間の保険等に加入をして備えるべきであり、議員報酬は4年間の任期をこのように保証するべきものとは思えません。
働けなくなった時に、議員報酬をどのようにするかは、全国の地方議会で様々な形がありますが、2つの定例会の本会議、委員会等をすべて欠席したら議員報酬等はゼロにする議会も有ります。
また、3つの定例会をすべて欠席したら2割減、4つだと4割減、5つだと6割減、6つだと8割減、そして7つだとゼロにする議会も有ります。
こうした議会に比べて荒川区議会議員についての条例改正はなんとお手盛りなのでしょうか?
例に挙げたような2つの定例会をすべて欠席したらゼロにするといった形が望ましく、多くの区民の理解も得られることと思います。
そうした形の条例改正にすべきと強く主張し、お手盛りの条例改正に反対の討論と致します。