ケアマネージャーやヘルパーの低すぎる報酬、介護事業者の職員が努力しても報われない現状、多くの「禁止事項」によって利用者本位のサービスが難しい点・・・。2時間半に渡り実例を交えて聞いたことについてとても書ききれませんが、国の制度で足らざるところは、区で一定の措置をすべきと強く思いました。
例えば、荒川区では介護保険利用者を銭湯にヘルパーが連れて行くことに保険は適用されません。しかし、台東区では銭湯介助への保険適用が認められており、高齢者が住みなれた地域の銭湯でヘルパーの介助を受けながら入浴することに対しても介護保険が適用されます。このように銭湯を使うのは経営が苦しい銭湯(地域コミュニティーの重要な拠点)にとっての支援にもなります。他にも「ボランティアのポイント貯金制度」や介護保険事業者と区とのもっと踏み込んだ意見交換の場の設置などなど、課題は多く有ります。近隣の先進事例で、「これは導入すべき」というものも多く、決算特別委員会でも積極的に提案していこうと考えています。

