2007年10月01日

3項目の質問

 今日は決算特別委員会の2日目で小坂からは下記の3項目の質問を致しました。

◎区保養所は処分すべき!

小坂:そのそも区営の保養所としてグリーンパール那須(小坂注:管理費約3939万円、運営費:約85万円)を所有・運営する必要性が有るのか?これだけ多くの宿泊施設が様々なサービスを競って提供している中、公共団体がこうした施設を持ち続ける必要は無いのではないか?売却を検討していないのか?保養所として指定していれば一定の需要が有るのは当然だが、そうした業務を公共団体が行うべきかどうかという点は全く別の話である。熱海のホテルニューアカオのを委託保養所として確保(小坂注:客室借り上げ料約1949万円、その他運営費約5万円)しているがこれも見直しが不可欠と考える。売却する方向で様々な調査を行うべき。昨今あらゆる分野において、サービスの多様化が行われている。宿泊施設においても、そうした多様なニーズに、区の保養所として応えるのは不可能であるし、また仮に公共団体がこうしたことに腐心するのは誤りである。民間企業が行えば良い話である。多様なニーズとは例えば、全室障害者対応、乳幼児でも楽しめる施設・部屋、ペット同伴可など。こうしたサービスを求める区民はグリーンパールをずっと使わないだろうし、一方でこうしたサービスを求めない方はグリーンパール那須を使うかもしれない。公平性の観点からも、一部が利益を受け、一方で利益を受けない人がいる状況において、公金を投入すべきではない。民間で十分に行えることと捉え民間企業に役割を任せるべきである。
区民課長:グリーンパール那須については、5年毎に契約の見直しをしており、先般の見直しの際にも検討は行なった結果、(小坂注:日本ビューホテル事業鰍ヨの)無償貸与を決めた。保養所として存続したのは施設がまだまだ使えること、区民の利用者も上がっている為今までと同様の形態でと判断した。次回の契約更新までの間に今後の在り方について検討していきたい。ただ、施設の置かれている土地からすると売却するのは難しい。検討は必要と考えている。

◎選挙において不正投票という犯罪を防げるような本人確認を!
(9月12日のブログ記事で指摘:こちらをお読み下さい。)
小坂:選挙費について聞く。私は各選挙の投票の際に本人確認が極めて不十分だという認識を持っている。現在のやり方では極めて簡単に替え玉投票ができることに大きな危惧を持っている。投票所整理券が無くても投票できるが、その際の本人確認はどのように行っているか?
選管事務局長:期日前投票については、住所、氏名、成年月日等を宣誓書に書く。年齢や挙動を観察して本人かどうか確認している。投票日当日に投票所入場券を持ってこなかった方は口頭で住所、氏名、成年月日を答えてもらい、本人確認をしている。投票事務従事者には打ち合わせをして本人確認の徹底をしている。


小坂:
自治体によっては、期日前投票で投票整理券を持ってこない方には未分証明書の提示を求めるところもあるが、何故、そうしないのか?選挙において開票はあれだけ厳密に行っているのに、投票の際の本人確認がこれほどいい加減なのは実に恐ろしいことで、行政としても無責任だと考えるが?
選管事務局長:本人確認を厳格にすることは、大切だが、公選法で「身分証明書の提示」が義務付けられていないので難しい。平成19年6月の埼玉県議会一般質問において、入場整理券が無い方は、身分証明書の提示が必要ではないかとの質問がされ、総務省の見解として「身分証明書の提示を義務づけることはできない」とされている旨の答弁がなされている。自治体独自で身分証明書提示義務づけは難しいと認識している。

小坂:議員や首長を選ぶという行為は非常に重い行為で、その重い行為を行っているのが本人なのかどうかもっと厳密に確認すべき。特に、区市町村の議員を選ぶ際には1票の重みは大きく、今年の7月に行われた厚木市議選では按分票の差、0.057票差で当落を分けた例が有る。選挙において、1票でも増やそうとして不正行おうとする輩が出てくるのは当然予想される。しかし、現在、そうした不正を見極めることは現行のやり方では不可能であり、かつ不正が気軽に行えるのは大問題。気軽に投票できるようにするだけでなく、厳密さを求めるべき。諸外国では投票に際して、身分証明書の提示を求めている国も多いのは当然の帰結。総務省は、「本人確認を各自治体で適切に行う」との姿勢のようだが、区独自で身分証明書の提示を義務化してはどうか?口頭で住所、氏名、生年月日がそらんじることができれば、不正投票が簡単にできるというのは、余りに不正を図るものに対するハードルが低すぎるのでは?義務化が現行法の元でできなのなら、せめて荒川区独自で、投票所整理券に「身分証明書の提示を基本的にお願いする」旨を記載して、本人確認の際に提示を求めるということから始められないか?現に期日前投票ではそのようにしている自治体も有る。
選管事務局長:不正防止の観点からますます効果的、効率的な本人確認の方法が求められていくので、今後選挙管理委員会で慎重に審議していく。


小坂:
ゴキブリが1匹いたら100匹いると思えというのと同じように、不正投票が1件見つかったら、発覚していないのが百件有ると考えて対策を立てるべきだと思います。同じ観点から不正投票については、過去に国会で質問した代議士もおられるようですが、まだ、マスコミで大きな問題として扱われていません。しかし、遠くない将来に悪質な事例が複数見つかった際にマスコミが「何故、こうしたことが起こるのか?それは、本人確認があまりにもお粗末だからだ。行政の責任は重い!」と指摘をされる時が来ると断言いたします。法改正を国に求めることはもちろん必要ですが、区としても23区で大きな問題として議題に挙げて、自治体独自でできる具体的な対応を検討すべきと申し上げ、改めて決意をお聞きいたします。
選管事務局長:本人確認の厳格化を行うべきと考えるが、期日前投票の手続き簡素化について見ても、利用者が増えている。その理由としては「今までと違って、不在者投票の理由をしつこく聞かれない」ということもありから喜ばれいる。一方で本人確認の徹底は重要だと考えている。確実な本人確認の方法について、今後都選管や23区の局長会で研究していく。

◎懲戒処分の基準を早急に改正すべき!
(昨年9月28日の決算特別委員会で指摘)
(平成18年9月4日のブログ記事にも書いてます)
小坂:職員人件費に関連して聞く。先日の清水委員が指摘されたの不祥事を起こして亡くなった職員にも退職金支払いがされてしまうという抜け穴の有る現行条例についても早急な条例改正を求めたいと思うが、同じように区民の感覚からかけ離れているという視点から、昨年の決算特別委員会でお聞きして、区長からも見直しを明言していただいた職員の懲戒処分の見直し(こちらの記事をご参照下さい)について1年が経過してどこまで見直しをしたか?
職員課長:検討を始めたところであるが未だ成案にたどりついていない。速やかに検討をしていきたい。

小坂:昨年も聞いたが現行の基準では痴漢、ストーカー、児童買春をした職員への処分は?現行基準では「クビ」にすることは難しくなってしまう。その理由は学校職員の例でかつて他の自治体で、基準よりも厳しい処分をして解雇されたため、逆に「処分が厳しすぎる」とその職員が自治体側を訴えてその訴えが認められた例も有った。荒川区で事例が生じて、同様に解雇したら、逆に訴えられる可能性も有るのではないか?先の例のような犯罪を犯したこうならないように、事前にきちんと改正しておくべきと考える。
職員課長:現在の処分の基準では停職、減給である。必ずしもこの処分でなければならない訳で無く目安であると考える。

小坂:それが常識とはかけ離れているということで区長も見直しを明言されたのだから、担当としてもしっかり見直しをすべき。何故、見直しが進まないのか?
職員課長:重要な視指摘であり、重く受けとめる。公的安定性も考える必要性が有る。

小坂:難しい問題が有るのも分るが、時期を区切って懲戒処分の基準をきちんとこの機会に全体的に見直しをすることを改めて求める。1年経過して見直しができていないのは大変遺憾であり、何時までに見直しを終えるのかこの機会に明言して欲しい。
職員課長:現在の指針が完全であるとは言えない。難しい問題だがが年度内に見直しを終えるようにしたい。
区長:課長の答弁に付け加えたいのは、そうした懲戒処分の線を引くだけではなく、そうしたケースになる前にやるべきことを実現していきたい。誇りを感じないという職員がかなりいるのが実情(全体の40%)というのが、区職員が誇りを持てるような取組みを行いモラルもそれに伴って上がっていくと考えている。こうした処分の基準の見直しが抑止力になるということであれば、昨年も見直しをするとお答えもしたし、年度内にとの職員課長の答弁の通り進めていきたい。

small_ribon.gif今回の質問をきっかけに改善が進むことを願う、という方はこちらを押してください。
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posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>誇りを感じないという職員がかなりいるのが実情(全体の40%)

これってどういうことなんでしょう?
職業選択の時点で40%の人が「安定」とか「仕事の楽さ」とかそういう基準で区役所職員という道を選んだのでしょうか?
藤沢区政の名残りなのか、はたまたそういう職業なのか。

区民が不幸だし、モチベーションの低い職員も不幸ですね。
Posted by tnt at 2007年10月02日 12:16
>誇りを感じないという職員がかなりいるのが実情(全体の40%)

これ、自分も気になりました。
仕事ではなく作業になるのはこういう意識があるからなのかなと・・

こういう人達に血税が注がれているかと思うとがっかりしますね。
Posted by buru-ri- at 2007年10月02日 15:43
>>tnt 様
>>buru-ri- 様
 本当に悲しい限りですね。区としても荒川区職員ビジネスカレッジ(http://kosakaeiji.seesaa.net/pages/user/search/?keyword=%83r%83W%83l%83X%83J%83%8C%83b%83W)など、新たな取り組みで誇りを持って仕事に取り組んでもらうべく積極的な対応をしていますが、時間がかかっても地道にこうした取り組みをしていくしか無いですね。
Posted by 小坂 英二 at 2007年10月03日 00:00
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