2007年10月23日

防災施設のご報告

 今朝、所属する震災対策・危機管理調査特別委員会で区内の防災施設をいくつか視察し、現場で質疑をしてきました。荒川区の防災の概要はこちらに掲載しておりますので、まず、ご覧戴ければ幸いです。

 まずは、日暮里備蓄倉庫(154平米)。区内に5つある備蓄倉庫の一つです。区内の備蓄物資の内容はこちらをご覧下さい。備蓄品は備蓄倉庫に加えて区内小学校を中心に設置されているミニ備蓄倉庫にも備えてあります。
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豚汁などの炊き出しに使う鍋など。
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 日暮里備蓄倉庫にはアルファ化米、乾パンが2.9万食、その他、紙おむつ、粉ミルクなどなど。
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 熱傷セット、骨折セットも医師会の意見を聞きながら備蓄。
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 真空パックされた毛布も大量に。
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日暮里防災備蓄倉庫は西日暮里駅から田端駅寄りのJR高架下に有ります。土地も建物もJR東日本から無償でお借りしています。
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 次は日暮里南公園の地下にある給水施設。区内には3つの給水施設が有ります。震災が発生してすぐは、まずここで給水を行い、搬送が可能になれば、各避難所等へこうした給水施設を拠点に水を届けます。
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 消防の水利ももちろん有ります。
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 地下に降りていくと、ポンプや様々なバルブが。
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 給水活動をする際はこの蛇口付きの菅をホースを経由して地下貯水槽に接続します。蛇口の数は34個。
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 給水施設概要。
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 ここに入ってくる水道水は日々近隣で利用されており、貯水槽の水は古くはなりません。
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 給水施設の建物。日暮里南公園の給水施設の規模は1,500立方メートル。
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 次に訪れたのが南千住給水所。規模は33,300立方メートルと極めて大規模なものです。
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 実際に給水の管を接続。
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 震災時には水道局の職員がもちろん駆けつけますが、誰にでも接続の手順が分かるように写真付きで説明が展示されています。
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 これは水の1リットルパックを作る機械です。入れ物を持っていかなくても、1リットルパックを受け取ることができます。こうした防災施設は当然非常用電源で動きます。
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 こちらにも多くの接続管。
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 こちらは1トンや2トンの水を入れて運ぶための袋。
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 続いて汐入公園防災備蓄倉庫(335平米)。会議ができる部屋が2つと倉庫が。汐入公園は、災害時の復旧・救援活動の拠点としての機能を確保するため、防災備蓄倉庫、非常用トイレ、非常用照明、非常用放送設備、非常用電源、非常用炊き出し場(バーベキュー広場)、ヘリコプター臨時離発着場(多目的広場)など、さまざまな防災施設を備えています。(汐入公園HPより抜粋
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 公園内にはマンホールトイレを設置できるマンホールが36ヶ所。区職員が手早く仮設トイレを設置してくれました。組み立ては簡単で10分程度。
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組み立て前の仮設トイレとマンホール。
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先ほどの南千住給水施設から耐震化された管を通じて届く水は、マンホールの中の取っ手を引くと流れ、汚物を流し去ります。もちろん、このマンホールの上にはトイレは設置しません。
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 多くの写真を見ていただくため、説明は簡単にしましたが、詳しい概要は区ホームページの該当部分をご覧いただき、ご自身のお住まいの地域の避難所一時集合場所等をご確認いただければ幸いです。

small_ribon.gif防災対策の充実を望むという方はこちらを押してください。
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posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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