

今朝は晴天の下、行われた「尾久っ子わくわく祭り」に親子で参加。地域の様々な団体のご協力で行われた催し、多くの子供が楽しみました。
さて、以前テレビ報道で拝見したNPO法人「セカンド ハーベスト ジャパン」(詳しくはこちらをごらん下さい)が賞味期限切れ間近などで捨てられている食料を回収しホームレス支援などで活用する取り組みをしている様子を拝見し、共感していました(設立趣旨)。こちらに記載の通り、多くの企業も協力しているようです。先週、お会いした方とも、その団体について立ち話をしたのですが、区として何か協力できないか、考えて見ました。そして「セカンド・ハーベスト」事務局に連絡を取った上で早速、区に働きかけてきました。
一番、活用ができそうなものは、区が震災に備えて備蓄している食料です。こちらの表に書いてある通り、主要なもので以下の備蓄食料が有ります。
・乾パン:96,000食 保存年限 5年
・アルファ化米:93,000食 保存年限 5年
・粉乳:1,916缶 保存年限 18月
・保存飲料水(1.5リットル):1,916本 保存年限 5年
保存年限が近づいてきたものの利用について、現状を聞くと同時に、NPO法人「セカンド ハーベスト ジャパン」の活動を紹介しながら区として協力できるように検討してもらうべく、10月31日のブログ記事に書いた防災センターでの打ち合わせに行った訳です。
その最終的な結果を、今日、担当責任者と話をしました。以下の通りです。
・乾パン:期限到来前に防災訓練参加者に配っており、喜ばれている。残りは無い。
・粉乳、保存水:セットで期限到来前に保育園などで希望者に渡している。小坂も保育園に直接聞きましたが、これも全て配りきっている。
・アルファ化米:期限到来前に防災訓練などで、炊き出し訓練に使ったり、希望者に渡したりしているが、1パック50食という配りにくい形であり、配布し切っていない。結果として、今年度は期限の来た50食×100パック=5000食分を廃棄処分している。
コストをかけてご飯を5000食分も廃棄しているなんて・・・。これを、期限到来の数ヶ月前に、NPO法人「セカンド ハーベスト ジャパン」に持ち込めば、コストもかからず、しかも、ホームレスへの炊き出し等に活用できるのです。「もったいない」以外の何者でもない状態を解消すべく、「セカンド・ハーベスト」での活用を先日の打ち合わせで強く要望してきたのですが、嬉しいことに、区としてもアルファ化米の備蓄期限到来の数ヶ月前にNPO法人「セカンド ハーベスト ジャパン」に持ち込む方向に!これからも、打ち合わせに参加しながら細部を詰めていきます!
こうした形の協力は自治体としては初めてになります。備蓄食料の廃棄は他の自治体でも行われているので、近隣の自治体の知人の議員にも呼びかけて、廃棄されている食料を有効に利用できるようにしていきたいと思います。





コストを掛けて廃棄処分するより
本当に、ホームレス支援や、海外
の餓えに苦しむ地域の支援などに
あてるべきですよね。
本当、民間でも企業の賞味期限改
ざん問題なども有り、益々食材の
廃棄が増えそうな感じがしますの
でそれらの食材などもこれらの活
動に使って頂きたいですね。
廃棄されていた食料が有効に利用
されるように大いに取り組みを進
めるべき!
本当に共感致します。
コメント、嬉しく拝読しました。まだまだ活用できる食べ物が有りますので、さらに広げていきたいと思います。
しかし、「アルファ化米」...澱粉の性質を理解していないと解り難い言葉ですね。是非、糒(乾し飯)と云う日本語を使うよう、関係各所にお伝えください。
最善に近い活用法だと思います。
あと、できれば、防災の日は避難訓練をするだけでなく、学校給食に備蓄食糧を使ってほしいです。
確かに、糒(乾し飯)という歴史の有る言葉を使うのは良いですね。
>>mamo 様
学校給食で実際に食べてみるのも、良いと思います。まず、区内外でそうした事例の有無を含め調べてみようと思います。
小坂さんは11月10日の尾久小の120周年行事に招待されていますか、、私の子供が尾久小に通っていて、今年は120周年だ、記念行事もあるんだよと子供から聞かされていて、楽しみにしていましたが、本日妻から、「低学年の子供は、朝登校してすぐに返されるみたいだよ、その後親が連れて行って、尾久小音頭を踊って終わりみたい」
と言われ、どうにも理解が出来ません。
親が見学できないとしても、体育館での記念式典だけでも、子供の参加、若しくは、教室でのテレビ見学でも出来ないものかと思います。せっかく長い歴史を感じることが出来る日なのに、愛校心沸かないですね。
小坂先生、是非 荒川区民のために議会等で日本のための発言を熱望いたします。
長期化する不況から、労働意欲のある人間が不本意ながら困窮な現状を強いられる状況の人々に対し、効率良く資源を活用する事は良案だと思います。
今までの破棄処分の際のコストと、その破棄処分されるまでの保管場所などを考えると、予算節約にも一層の役立つ良案だと思います。
現状案では区のみの働きかけですが、長期的に見て、東京都全体の期限切れ防災処理品の活用などに応用・拡大して考えられる案だと思います。
防災資源の薬品なども、保存期限ギリギリより前に破棄していると予想できるので、そのギリギリまでの3ヶ月程度の保存期間を活用してボランティア治療などいくつか応用できるのでは?などと、案も膨らみます。
是非システム実現へ向けて頑張って下さい。
コメントに込めたお気持ち、良く分かります。記念式典では5,6年生の素晴らしい合唱を拝見しました。その姿を多くの親御さんにも見ていただきたいと心から思います。尾久小音頭の披露は残念ながら雨でありませんでしたが、模擬練習のビデオを見せていただきました。
式典にもっと父兄や児童が参加できるスペースが有ると良いのですが、体育館では現状の招待者でいっぱいです。(300名位いるようです)。担当の課長やPTAの方にも話を聞きました。各学校の判断となりますが、映像をDVDなどで配布して家庭で見ていただけるように、まずはできないかと考えています。
>>東尾久 様
激励、嬉しく拝読しました。期待に背かぬよう、今後も尽力して参ります。
>>川瀬 様
ご指摘、その通りだと思います。区は町会や地域との繋がりが有るので、期限到来前にお分けすることが比較的スムーズにできています。それでも廃棄する食料が出ています。都はそうした地域との繋がりが弱いので、セカンドハーベストのような団体で活用できる余地は多いと思います。団体の受け入れ余力も考えなければなりませんが、これから話をしてみたいと思います。