震災時に向けた供えで「水」に関連したデータをまず、ご紹介します。7月1日現在、区内には12の防災井戸、4つの民間災害時協力井戸が存在します。防火水槽は488ケ所、小型防火水槽は80ケ所有ります。
また飲料水の備蓄規模は区内は3ケ所で南千住給水所(33,000立方メートル)、荒川公園(200立方メートル)、日暮里南公園(1,500立方メートル)。
防災対策は阪神淡路大震災以後、急速に充実をしてきていますが、さらに備えるにこしたことは有りません。
そのような中、東日暮里でリサイクル業を扱っていらっしゃる椛蜍v保の経営者である大久保信隆氏がご自身の土地に震災に備えて地域で使える防災用井戸を設置されたのです。
会社の駐車場の舗装を透水性舗装を施し、その地下に水が溜まる水槽(容量10トン)を設置、雨水をためる仕組み。その溜まった水は手押しポンプで出すことができます。

水を通す層に使われているのが、リサイクルしにくいガラス瓶(透明と茶色以外のガラス瓶はリサイクル率が低い)を再利用して作った軽石のスーパーソルという機材(写真右側の箱に入ったもの)。

井戸を取り囲むガラスブロックや手押しポンプから水が落ちる先に敷き詰めてあるビー玉は廃棄された蛍光灯のガラスを再利用したもので、金沢市の「スタジオ・リライト」(こんな作品も)で製作された作品。

防災用の井戸を設置した経緯を話す大久保信隆氏。

防災やリサイクルの分野の技術革新は目覚しく、常に情報収集を心がけています。小坂も本会議や委員会等を通じ、防災やリサイクルについて、今後とも具体的な提案を続けていきます。
★行政、地域、個人、それぞれで自分ができる防災対策を進めることが重要、と思う方はこちらを押して下さい。

都内では、マンションなどの自治会も含むと思いますが、避難誘導や物資に関する情報伝達など電話などが当てにならないので、そういうつながりを作っておく必要は感じるのです。ただ、そういう近所づきあいをウザいと思う人が都会に住んでいることもあるかも知れませんし…。それはそれで仕方ないのですが、危機管理上の難しさが生じるかな、と。
今回のアメリカのハリケーン報道を拝見して、
田舎だけどいいとこ住んでいたな、と思いました。