昨日の記事の1日目に続いて、2日目の朝、高速船に乗り広島市から松山市へ移動。松山市総合福祉センターで「ふれあい・いきいきサロン」の説明を受け、質疑応答。この事業は「アクセスが容易な小地域において、ひとり暮らしや、家の中で過ごしがちな高齢者と、地域住民が協働で企画し内容を決め、ふれあいを通して、生きがいや仲間づくりの輪を広げること、また、介護予防の拠点として機能することを目的として実施」しています。概要はこちらをどうぞ。平成19年度の予算額は1億459万円で正に地域全体を巻き込んで大々的に行っている事業となっており、全国から視察が絶えないそうです。
「ふれあい・いきいきサロン」は松山市内に237ヶ所有り、その活動内容はこちらのページに詳細にまとめられています。こうしたサロンを空き店舗に開設した例や空き教室の活用,公民館、自宅の一室など様々です。
こうした事業の効果を調べるべく、事業効果分析をした結果を見ると運動機能が維持・向上しているのが数字に表れています。例えば、開眼片足立ちができる時間が多くのサロンでサロン活動開始後、2〜3割長くなっています。介護予防に効果が有るということです。
その後、松山市総合福祉センターの各階を視察し、次の施設へ。写真は避難用滑り台。
松山市の各施設に置かれている「災害救援用ベンダー」。「災害・緊急事態の発生による停電時に管理者の操作で非常用電源より電力を供給し、自販機内の商品を無料で提供します。」 というもの。小坂は基本的には、飲料自販機は減らすように規制すべきと考えています。2台の自販機は4人家族で使う電気と同じ量の電気を浪費する上に、何より、過剰状態にあるので・・・(参考記事)。区の施設からも自販機は減らすべきと考えていますが、どうしても残すのであれば、こうした災害救援用ベンダーに切り替えるように働きかけたいと考えています。
次は「坂の上の雲ミュージアム」へ。ここが視察先に入っているのは、荒川区で吉村昭氏の記念館を建設する予定があるからということのようです。坂の上の雲についてはこちらをご覧下さい。
松山市では市全体をフィールド・ミュージアムと位置づけ、「坂の上の雲」をテーマにした街づくりを行っています(参考記事)。
今日も16時にはホテルに到着・・・。夕食までの2時間余で多くのものを見るべく、早速歩き始めました。主に商店街を見てまわりました。ここは松山城に向かうロープウェイの乗り口近くの商店街。レトロな雰囲気をかもし出すべく、それぞれの商店が統一感を持つ外装にされています。
各店の看板はこのような形で統一されています。東京の谷中でも同じような取り組みをしている商店街が有ります。
荷捌きのためのスペースも予め設置してあります。
各店の庇も統一されています。
松山市のあちこちには、こちらのページに書いてあるようなインフォメーションボードが設置してあります。携帯電話とも情報のやり取りができます。
商店街の中の駐輪場。「サイクルステーション モンキーズ」の案内。提携している店で買い物すれば、無料で駐輪できます。
無料駐輪制度の説明
レンタサイクルも借りられます。
松山市で実証実験中のハイクナビ。携帯電話で松山市をナビゲートしてもらうことができます。
松山市役所の地下駐輪場を訪れると、バイクが385台分、自転車が100台分。
商店街で広告収入を得るというのも大事ですね。各店の看板の下に広告スペースが。
お買い物切符=3000円以上の買い物を商店街ですると、松山電鉄などの乗車券として使える切符がもらえる制度。
幅員15mの商店街でも、自転車走行禁止の大きな看板が。荒川区内の商店街でも歩行者と自転車の事故が心配される場が多く、こうした規制を徹底する必要性を感じます。
商店街を集いの場所にすべく、ベンチも設置。自転車走行進入を阻止する役目も有ります。今日もよく歩いて様々なものを見させていただきました。ここで見てきたことを活かしていけるように取り組んでまいります。
視察の内容を区政に活かして欲しい!、という方はこちらを押してください。