2007年11月12日

荒川区の零細町工場が東証マザーズ上場!

 日経ベンチャーに荒川区の企業について嬉しい記事が出ていたので、ご紹介致します。
 
(以下、引用)
倒産寸前の零細町工場が 大躍進太陽電池のキープレーヤーに 2007年6月29日、東証マザーズにエヌ・ピー・シー(東京都荒川区)が上場した。同社の主力事業は、太陽電池の製造に必要な製造装置類の開発・販売。太陽電池製造の後工程に不可欠な「真空ラミネーター」などが主力製品だ。

 次世代エネルギーとして注目が集まっている太陽電池の需要拡大に伴って、業績を伸ばしてきた。06年8月期の連結売上高は約41億9000万円。

「93年に太陽電池分野に進出し、黎明期から太陽電池メーカーと試行錯誤しながら製品を開発してきた。日米欧の主要な太陽電池メーカーのほとんどと取引があり、長い付き合いの中で顧客ニーズをきめ細かく製品に反映してきた点が最大の強み」と 隣良郎社長は説明する。

 元々、同社は食品の真空パックに使う真空包装機を扱う、売上高4億円程度の中小メーカーだった。だが93年、隣社長は複数の電機メーカーから、食品向けの真空包装機をベースにした特注品の製作を依頼される。それが、太陽電池パネルを真空下で加熱・プレスする用途に使われていることを知り、太陽電池分野への本格的な進出を決意。主力製品の「真空ラミネーター」をはじめ、検査装置などを含めた太陽電池向け製造装置の開発・販売に舵を切った。

 隣社長は元商社マンで、エヌ・ピー・シーの前身となる企業、日本ポリセロ工業に92年に入社。だが同社は間もなく経営難に直面する。後継者のいなかった先代社長に手腕を見込まれ、経営を引き継ぐことになる。

「真空包装機の分野では技術に定評があった。さらに社員と酒を酌み交わすうちに、『こいつらをおいて逃げ出せない』という気持ちにもなり、経営を引き継ぐことを決意した」と隣社長は振り返る。
 日本ポリセロ工業は任意整理し、約1億2000万円の債務を引き継ぐかたちで、92年12月にエヌ・ピー・シーを立ち上げた。

 太陽電池分野という「金脈」を掘り当てた結果、引き継いだ負債を2年で完済。2000年代に入ると太陽電池の需要が急拡大し、上場にこぎ着けた。

「太陽電池の需要は毎年、3割前後のペースで伸びている。上場で得た資金で生産設備を増強し、さらに業績を伸ばしていきたい」と隣社長は飛躍を期す。
(引用終わり)

small_ribon.gif荒川区の中小企業の発展を今後も期待する、という方はこちらを押してください。
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posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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