それぞれの学校のホームページを見ていただいても分かりますが、学校ごとの特色をこうした機会に感じることができます。例えば先週の土曜日に訪れた第六日暮里小学校は「地域から国際へ」ということに重点を置き、学校内の案内板に英語を併記したり、階段には1段ずつ英語で数が書いてあり数えることができるといったように英語を身近に感じられるようにしています。一方で国際化とは日本の伝統・文化を理解することがまず大前提といった観点から、日本の伝統文化を学ぶことにも重点を置いており、記念式典後の発表として琴などの日本の伝統音楽、着付、茶道などの学習の成果を披露していました。
第一日暮里小学校の開校120周年記念式典後の児童による発表。卒業生に詩人(智恵子抄で有名)で彫刻家の高村光太郎氏がいらっしゃる歴史有る学校です。


こうした周年行事に議員として参加させていただけるのは、各学校の特徴や問題点を理解する為にもとてもありがたい事です。全校生徒が100名を切っている学校も珍しく無くなっている現状が有る一方、各学校の貴重な歴史、地域社会で果たしている役割、卒業生の思い入れもこうした周年行事に参加する度に強く感じ、「生徒数が少ないからすぐに廃校」と単純に決めることもできません。
しかし、期限を区切って学校の統廃合を検討すべき時に来ているということを議員として主張せざるを得ません。つらいことですが・・・。1学年に9人しかいない状態で6年間学校生活をおくることは「小人数教育で良い」という利点より「多様な人間関係の中でもまれて育つ環境を欠いている」欠点のほうがはるかに大きいと思います。また小人数校を維持することは、児童一人あたりの固定費用も当然多くなります。6月8日の本会議でも学校の統廃合を適正に進めるべきと主張したのですが、教育委員会はもう少し様子見をするとの姿勢。
既に隣の北区ではこちらに示されているように今年の9月に学校適正配置計画を作成済です。小坂が自転車で区役所に行くときに田端新町の交差点に出る際に横を通る「北区立新町中学校」(荒川区との区界に位置)は廃校になるそうです・・・。地域や卒業生、保護者から相当の反対・異論が出されたことと推測しますが、やはり、決断はいつか下さなければなりません。こうしたことを主張すると議員は票を減らしますが、それを恐れていては子ども達の為になりませんので持論はこれからも貫いていきます。
第一日暮里小学校開校120周年の祝賀会を抜け出し、荒川区消費生活展の式典に参加。様々なブースが出店しており、賢い消費者になる為の情報提供などが行われると同時に、様々なイベントも行われていました。
切れなくなった包丁を持ってくると、職人さんが研いでくれます。他に壊れた傘の修理などのコーナーも。

ちぎり絵の講習会。

区報や区ホームページのイベント情報で荒川区が関係して行う行事の情報を得ることができます。今後行われる様々なイベントに積極的に参加されてはいかがでしょうか?
★学校の適正配置を期限を区切って結論を出すべき、と考える方はこちらを押して下さい。
