

2月29日に現場を見てきた「おぐぎんざ子育てサロン」(参考記事)の写真。商店街に面した場所で誰でも自由に立ち寄れて交流ができるのですが、今は極めて限られた社会福祉協議会のみの予算で月に1回開催しているのを区が支援して内容や頻度を上げるべきとの観点から、3月3日の予算特別委員会で質問した内容をご報告します。参考記事とリンクもお読みいただければ幸いです。
小坂:荒川区社会福祉協議会への補助について。先日、尾久銀座商店街の事務所で毎月第四木曜日に開設されている「おぐぎんざ子育てサロン」の現場を見てきたが、子育て支援や高齢者のサロン活動を社協が中心となって19ヶ所で実施している「ふれあいサロン」について評価は?
年間の経費はどの程度で、区からの補助は?運営は寄付などで賄い、人件費を除くと実際に19ヶ所の拠点で、年間50万円程度で進めていると聞いた。
所管の委員会で視察(参考ブログ記事:平成19年11月8日)した松山市の「ふれあいいきいきサロン」という制度が有るが、これは住民の自主的なサロン活動に対して規模別に補助をしているもので、自宅解放型、施設・集会所型、また事業の内容も様々。自主的な活動を円滑、活発、効果的に行うための活動補助員の派遣に一人あたり3000円の支給を行っている。事例紹介の冊子も有るが、230の拠点で6800名が登録して活発に活動している。課長も行政視察にいらしてご覧になったと思いますが、区とてしてもこうしたサロン活動への金銭的、また運営上の補助も拡充すべきではないか?
現状のサロン活動は介護予防、地域のつながりの強化、子育て不安の解消の為に有効な事業であり、回数や時間の拡充などの為に、区の前向きな取組みを期待する。
高齢者福祉課長:一人暮らし、日中独居、の高齢者に対して効果が有る事業であると認識している。約40万円。区としては、ふれあいの場として重視している。歳末助け合いの原資としてしている地域包括支援センター、20年度以降、増やしていけるかは積極的に239ヶ所密度が濃い。特徴的だと思ったのが、40ヶ所の地区社会福祉協議会が有るのが印象的であった(荒川区には細かい地区ごとの社会福祉協議会は有りません)。活動員、援助員への補助について金銭面の支援も選択肢と考えている。
計画課長: 「おぐぎんざ子育てサロン」については、月に1回1時間半程度の時間をとって実施している。事業は首都大学、民生児童委員等の広範な協力を得て実施しており、子育て視点からも大変望ましいと考えている。
福祉部長:地域のサロンは社会福祉協議会で行っており、行政主導ではない。西日本での事例は独自の下地が有ったが、その事例をそのまま取り入れられるというわけではないが、他の事業との関連も考えながら前向きに進めていきたいと考えている。
(以上が質疑のご報告です)
今後も現場を訪れながら、議論を続けて参ります!


