2008年03月17日

領土教育、しっかり実施を!

 今日は本会議で平成20年度予算案の採決。賛成多数で可決されましたが、以下、小坂からの賛成討論を掲載させていただきます。全ての会派からの討論を受けて、西川区長から委員会や討論での指摘について留意して対応していく旨の発言が有りましたので、今後も指摘した事項について実現されるよう、働きかけて参ります。
 文中に所々入れた参考記事やリンクを参照していただきながら、お読みいただけると幸いです。

(以下、討論です。)

 私は、議案第十四号、平成二十年度荒川区一般会計予算につきまして、原案に賛成、修正案に反対の立場で討論を行います。

 各分野において着実な施策展開を図る平成二十年度予算案は西川区政四年間の集大成となるものでおおいに評価するものであります。尚志会を含む区議会各会派の要望、つまりは様々な政治的立場を持つ幅広い区民の意見の中で真に必要なものを先入観無く取り入れながら財政規律を維持していると認識し賛成する次第であります。その上で、予算特別委員会や本会議代表質問等で指摘しきれなかったことを何点か申し述べます。

 初めに、産業の分野では、商店街の連携を深め、共同仕入れや外出しにくい住民への共同宅配システム、消費者ニーズに対応した商店街独自の新商品の開発を異業種も巻き込み共同で行う仕組みの創設を区が支援していくべきと考えます。大型店と同じ土俵で競争するのでは無く、専門家の助言を入れながら様々な付加価値を付けた取り組みを薦めていく仲立ちの役割を区が果たせるのではないでしょうか。

 健康・福祉の分野では、区が熱心に特別養護老人ホーム等の施設誘致を進めていることを高く評価致します。国は自宅介護の方向に進めようとしていますが、明らかに無理が有り、介護に疲れ果て心中をする悲惨な事件が後を絶ちません。介護の社会化こそ進めるべきで、施設の充実は不可欠なことであり、その為の公からの支出はもっと増やしてしかるべきと考えます。

 子育ての分野では、区長を初めとする多くの関係者のご尽力により様々な給付の充実や無料化が図られましたことを高く評価いたします。そして、これからは給付よりも環境整備により重点を置くべきと申し上げます。例えば区立幼稚園における夏休み預かり保育の実施などの区民ニーズにしっかりと対応していくべきではないでしょうか?

 教育の分野では、日本では軽視されがちな領土教育をしっかりと実施することを求めます。島根県や北海道では副読本を作って、日本の領土の歴史について客観的事実を子供達にしっかりと伝える努力をしています(参考記事)が、こうした取り組みは全国で行われてしかるべきです。韓国、中国、ロシア国内では捏造された領土教育をそれぞれの国内で行い、不法占拠の既成事実化や不法な領有権主張を自国民を煽りながら強めています。日本的な、なあなあ主義でこうした事態を座視してあいまいな態度やあえて触れない、発言しないような態度を取り続けることは国際社会では通用しません。沈黙するということは領土問題において不法状態や不法な主張を認めたと取られかねません。
 日本が国際社会で正当な主張を展開する為には、国民に正しい知識を持っていただくことが不可欠であり、それぞれの地域の教育委員会が主導しそうした取り組みを強化すべきです。自国の歴史、先人が守ってきた領土の正しい知識も無く、近隣国との摩擦を避けることに汲々として保つ表面的な友好関係など先人への冒涜であり有害無益であります。
 併せて日本語の破壊といえる交ぜ書き(参考記事)や言葉狩りを教育の場で行わないことや、自虐的イデオロギーに基づいた歴史教育事実に基づく歴史教育に正すことも求めます。

 環境の分野では、歩行者と自転車がまず優先される街にすべく区として大胆な施策を始めることを要望いたします。今はもう、調査をしている段階ではなく実行すべき時であります。また、エコ助成の範囲を生ゴミ処理機にも広げる(参考記事)ことや不用品リサイクル情報のネット上でのやりとりをする仕組みの創設、レジ袋の有料化なども区民ニーズが高いものと考え早期に取り入れていただくことをお願いしたいと思います。

 最後に、あらゆる分野で「正直者が馬鹿を見ない」という言葉を体言する区政になるように、断固とした姿勢を取っていただくことを重ねて要望致します。本当に救済が必要な方には福祉を供するのは当然ですが、偽装した弱者や悪質な不払い等には、今までよりも踏み込んだ厳しい対応をお願いします。

 平成二十年度の予算執行に当たりましては、尚志会が、この予算特別委員会及び各委員会、本会議において指摘いたしました事項について十分ご留意いただきますよう要望いたしまして、原案に賛成、修正案に反対の討論といたします。

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posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(6) | TrackBack(2) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
学校での領土教育大賛成です。私は日本人ほど、領土に無関心な国民は他に無いと思います。小さな国なのに不思議ですが、こういうことも教育が必要なのですね、
Posted by 小林 at 2008年03月18日 12:37
北方領土に関しては、千島列島や南樺太についても教えるべきではないでしょうか。サンフランシスコの条約において日本は、千島・南樺太の領有権に関して放棄したことになっていますが、「ロシアの領有とする」などとは言っていませんし、ましてこの条約にソ連は調印していませんので、日露両国間においては千島・南樺太も日本領でしょう。国際法的には無所属の地ですが、日本が領有権を宣言するのがもっとも妥当であることは明白でしょう。
Posted by ドラゴン at 2008年03月18日 23:49
正直者はほとんど流言飛語を発しないのですが、正直者でない人は流言飛語が生き甲斐みたいで、嘘の噂を流して正直者を貶めます。
その「噂」は当の正直者には届かず、本人の知らぬ間に世間の常識になってしまうことが普通です。
このような正直者がバカを見るどころか、死に体にされるような地域社会にわれわれ国民は早く気付くべきです。

もちろん、領土教育は日本人の基本知識として教育していくべきですし、家庭での教育も必要と思います。
Posted by VO at 2008年03月19日 06:27
宣誓
次回の北京オリンピックに関わる映像、コマーシャル、製品、関連イベント、その他全ての事物の一切を断固拒否する事を宣言します。2008.3.20.Thu
Posted by fukuro at 2008年03月20日 07:07
それと同時に宮崎県とか都道府県の位置も・・・・・w
Posted by 区境人 at 2008年03月20日 21:00
>>小林 様
 共感のコメント、ありがとうございます。本当に不思議なことで、日本を弱体化するために誰かがこのような現状に仕向けたとしか思えません。

>>ドラゴン 様
 そうですね。そうした正確な経緯を教えていくのも重要なことと思います。

>>VO 様
 同感です。このままでは日本は回復不能な程精神の腐った国になってしまいそうで、それを何としても止めたいと考えています。

>>fukuro 様
 私も、チベットや東トルキスタンで虐殺を継続中の中国でオリンピックなど行うべきでないと思っていますし、公式スポンサーの商品も他の選択肢が有る限り避けることを宣言したいと思います。

>>区境人 様
 本当に!ニュース(http://www.asahi.com/national/update/0319/TKY200803190298.html)を見て驚きましたが、領土教育以前の情けない状況ですね・・・。「ゆとり教育」なる愚民化政策が如何に愚かであったかを如実に示しています。
 全都道府県や県庁所在地など吸収の早い幼いころに覚えるようにすれば良いのに・・・。
 
Posted by 小坂 英二 at 2008年03月21日 12:31
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