10月29日の記事に書いた通り、今日は第四峡田小学校の創立80周年の記念式典・祝賀会に参加させていただきました。第四峡田小学校は「荒川区ホタルの会」と協力しながらホタルを学校で育てていること(参考記事:ホタルのページ)が話題になりますが、さらに新しい話題として「校庭の全面芝生化」が有ります。

校庭の全面芝生化は築山も含みます。

現在、芝生の養生中で児童への本格的開放は来年1月からの予定ですが、今日は特別に5・6年生児童による発表「よさこいソーラン」で使用しました。「裸足で芝生」は気持ち良さそうです。



縦方向に伸びる冬芝と横方向に伸びる夏芝を交互に生育させ、耐久性の向上を図っています。

昨年度までに汐入小学校(参考記事)と尾久西小学校で校庭が芝生化されています。汐入小学校は夏芝のみ尾久西小学校は冬芝のみを植える形でしたが、校庭で活発に運動されると芝生に痛みが出てきていたのが現状でした。そこで、今年度は第四峡田小学校、瑞光小学校、第二瑞光小学校の三校が芝生化されるのですが、いずれも冬芝と夏芝の併用で痛みにくい形にしています。校庭の芝生化は、児童・生徒のけがの防止やヒートアイランド現象の緩和などの効果を期待して、文部省(現・文部科学省)が平成7年度から全国の公立小中学校などを対象に補助制度を設け、これまでに約三百校が取り組んでいます。汐入小学校と尾久西小学校はこの制度を利用し国から整備費用の3分の1を補助されています。
実施校では、「児童の自然を慈しむ心が育まれた」「夏場の校庭の表面温度が土のころに比べて低下した」などの声が聞かれる一方、維持・管理コスト(労力、水道・肥料代など)がばかにならないといった指摘もある。このマイナス面を克服しようと、学校と地域が協力して芝を管理する方法が注目されており、尾久西小学校もそうした方法を取っています。
今年度に荒川区内で芝生化を行うのは都が平成17年度予算案に盛り込んだ「公立学校運動場芝生化補助」(区立小中学校三十校程度を想定、約10億円)を活用するものです。この事業では学校とPTA、地元住民らによる芝生の維持管理の枠組みが整えば初期整備費が都から全額補助されます。施工費用はこちらの入札結果示されている落札価格の通りです。リンク切れに備えて書いておきますと、それぞれの学校での校庭芝生化工事の落札価格は瑞光小学校は2680万円、第二瑞光小学校は2730万円、第四峡田小学校は3670万円(いずれも消費税除く)です。
芝生化については児童の使用に耐えるように管理する難しさや、決して安くない工事費用(尾久西尾小学校の校庭芝生化で約3700万円)の低コスト化、土の校庭とは使い勝手が異なってくること、様々な工法の長所短所をつかみながら適用していく難しさはあるものの、徐々に進めていければ良いと考えています(参考記事:去年の記事ですが・・・)。眩しいほどの緑の校庭を裸足で走り回れる環境は、やはり児童にとって貴重なものです。
★校庭の芝生化を基本的に進めていくべき、とお考えの方はこちらを押して下さい。

昨今の首都圏近郊の小学校などは校庭がアスファルトであったり踏み固められた土のまま、砂埃の舞い上がる校庭ばかりで潤いに欠けているところばかりです。
都内の緑地化・ヒートアイランド現象対策のためでもありますが、潤いのある環境における子育てという視点からも各小学校校庭の緑地化に諸手をあげて賛成したいと思います。
上のURLに「わたしたちの芝生校庭自慢!大募集!」という日本プロサッカー協会のHPがあります、日本プロサッカー協会では校庭の芝生化を応援しており、その一環としてこのキャンペーンが行われています。
対象校となると特別特典もあるそうなので、是非応募されてはどうでしょうか。
http://www.j-/document/jnews/105/vol0105.pdf
上のURLは「こうすればかなう!芝生の校庭園庭」というJリーグのニュースです。
横浜市の高田東小学校や千葉県の平賀小学校など、先駆けて校庭の芝生化を実現した学校の例などが載っていました。
このような学校と横の連絡を取り合えば、維持管理の効率化につながるのではないでしょうか。
子供のころ、土と砂利の校庭でスライディングタックルをしたら、擦り傷だらけで血まみれになった思い出があります。
全国の学校の校庭の芝生化が成功すれば、子供達は喜んで外遊びして、子供の体力の低下などという問題も解決していくと思います。
できれば、休みの日には地域の大人にも開放して欲しいです。
でも、最近は物騒な事件が多いから難しいのかな・・・開放してくれたら維持管理くらい喜んでお手伝いするのですが(^^;
今後もご活躍、期待しております。
あと、誕生日おめでとうございます。
「わたしたちの芝生校庭自慢!大募集!」
http://www.j-league.or.jp/document/jnews/105/vol0105.pdf
「こうすればかなう!芝生の校庭園庭」
すみません、一部URLが途切れていました^^;