秩父市との姉妹友好都市関係は平成17年に新・秩父市が4市町村合併でできる前にそのうちの一つの自治体、荒川村と長年交流を続けていた
経緯からです。
市役所では、栗原稔市長と意見交換の時間を頂きました。小坂からは「荒川の川上と川下の街同士で交流を深めることは重要で、特に昨今、地産地消の姿勢が重要であり、秩父市で生産されたものを荒川区で消費(農産物や木材を想定)する関係、川下の安全を守っている山林を守る活動に荒川区の有志で参加できる仕組みを作るよう努力していきたい。」と意見表明し、林業に関連して様々な現状をお聞きしました。市域の87%が山林の秩父市と荒川区のそれぞれの持ち味を生かした交流ができればと思います。
市役所本庁舎の受付近くには「日本入歯リサイクル協会」の入歯回収箱が設置されていました(参考記事:4月4日のブログ記事)。
芝桜で観光振興を進めている羊山公園を訪問。もともとは県が羊を飼っていた公園で芝桜を植え公開し、遠方からも多くの来客を迎えることになり経済効果は極めて大きなものです。
秩父市では、「薪拾いイベント」などで間伐材の運びだしの重要性を実感するボランティア制度を作っており、荒川区や豊島区が参加しています。
ヒノキの間伐材を活用したベンチ。秩父農工科学高校の森林科学科が演習で作成したものです。近くで秩父市の産品を販売しているコーナーが有りましたので、秩父木材を使ったベンチ(写真のものとは別のもの)を購入し、宅配の手続きをとりました。
平成18年6月22日の小坂の本会議質問でも「京都・奈良を見学する修学旅行ではなく、林業や農業を体験する修学旅行こそ「修学」の名にふさわしい」と指摘してきました。夏休みに姉妹友好都市の鴨川市(千葉県)で農家に宿泊し農業体験を2泊3日で行う「自然まるかじり塾」を実施していますが、小坂としては秩父市と「林業体験宿泊」を夏休みに荒川区の中学生を対象にした事業を新たに始められるように提言していきたいと考えています。国産材(特に多摩や秩父など近郊の木材)を区施設を始め多くの場所で活用を進めるようにすること(参考記事:1月6日のブログ記事)や、広く山林に親しみ、森林の役割の重要性を知ることも進めていけるよう尽力したいと思っています。
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