2008年04月18日

荒川3丁目ふれあい館及び荒川備蓄倉庫

PICT6212.jpg
 写真は部落解放同盟荒川支部。先方から「話をしたい」という要望が有りましたので、事務所に伺い持論を述べて参りました。

 さて、今朝は所属する「福祉・区民生活委員会」と「建設・環境委員会」が開催されました。前者の4時間半の議論をす全てご報告することはできませんので、表題の新たなふれあい館について、小坂の質疑を中心にご報告します。

1.所在地:荒川3丁目3番13他 2筆(地番)
    ※現在、荒川3丁目ひろば館が存する土地です。
2.面積
 敷地面積:約1,300平米  建築面積:約800平米  
 延床面積:約2,200平米

3.鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地上3階

4.地域指定等
 ・準工業地域(一部近隣商業地域) 準防火地域 第三種高度地域
 ・都建築安全条例第7条の3による防火規制区域
 ・建ぺい率 80% 容積率 300%

5.本ふれあい館の特色
 ・近隣住民、統合される予定のひろば館の利用者等から、新ふれあい館に対する要望を聴取した。
 ・聴取した結果、他のふれあい館同様の諸室が備わっていること、「音楽練習ができる部屋」「調理ができる機能の有る部屋」等の要望が寄せられた。それらの要望等を踏まえ、音楽室と調理機能付会議室を設置する。音楽室は防音性を高くし、音楽演奏が可能なものとする。

6.環境・安全面での配慮
 (1)環境配慮施設
  自然採光活用、雨水有効利用、自然換気活用、
  人感センサー等を利用した照明の採用、熱負荷の低減
  (屋上緑化、壁面緑化)を取り入れる。

 (2)安全で利用しやすい施設
  ユニバーサルデザイン(簡単で使い方が分り易く、誰もが公平に使える)を取り入れた、段差のない通路、手すりの二段化、誘導ブロック、注意喚起ブロックの敷設等を行う。

7.荒川備蓄倉庫
 ・現在の備蓄倉庫の面積を拡大する。
 ・1階入口に最も近い場所に荒川消防団第四分団施設を設置する。
 ・災害時の活動を円滑に行えるよう、備蓄倉庫及び消防団施設の入口とふれあい館入口とを分離する。
 ・本部施設は火災時の緊急避難場所の機能を持つものとする。


8.施設内容

 ・ふれあい館:サロンスペース、親子ふれあいひろば、
        プレイルーム、学童クラブ室、多目的室
        創作室、和室2室、洋室2室、音楽室
        調理機能付き会議室
 ・備蓄倉庫
 ・荒川消防団第四分団本部施設

9.工事期間(予定)
 ・平成19〜20年度 基本設計(19年度)
            実施設計(20年度)
 ・平成21年2月 学童クラブ・児童事業を 
          旧保健所施設3階に仮移転
 ・平成21〜22年度 工事
 ・平成23年度 開設
 
(小坂の質疑・答弁)


小坂:かねてより求めていた(参考ブログ記事:平成20年1月21日)消防団分団本部設置、授乳室の設置など新たな取組みを評価したいと思う。
図面には自販機設置スペースが有るが、不要ではないか。本会議や委員会で度々指摘したが、飲料自販機は街中にあふれ、多くの環境負荷をかけ、有害な色つき砂糖水などの飲料を売りさばく自販機を置くのではなく、もっと公的観点からふさわしいスペースの活用をすべきと考える。例え、地域住民の要望が有っても、地方自治体の公的性質から「置くべきでない」という観点からきちんと説得すれば問題無いものと考えており、また、それが地方自治体としてとるべき態度である。(参考ブログ記事:平成19年12月7日20年2月20日の本会議質問
区民課長:小坂委員の指摘はとても重要だと考えている。個人的にも自販機の必要性に疑問を感じている。現場を見ても少し歩いたら自販機はある。やまぶきふれあい館にかつては設置していなかったが、利用者の要望を受けて飲料自販機を設置した。この事例は近くに自販機が無かったからではあるが、今回のケースはすぐ近くに飲料を入手できることもあり、指摘を受けて検討したい。

小坂:既存のふれあい館・ひろば館に設置されている飲料自販機についても撤去をお願いしたい。いわく付きの経緯で設置された飲料自販機は同様の観点から契約期間が切れ次第、撤去すべきと思うがどうか?環境の荒川、健康推進の荒川を標榜するのであればそれに相応しい対応をすべきという点も指摘しておく。

小坂:以前から主張してきた地産地消、山林を守る観点から奥多摩、秩父(姉妹友好都市)等の木材を内装等に活用した取り組み(参考記事本会議で質問も)を期待しているが具体的に考えているのか?区全体の方針ということであれば副区長の認識を伺いたい。
区民課長:以前からの指摘を受けて、環境清掃部と共に検討していくことになるが、難しい面がある。まず、区全体の方針を出すことが重要と考える。
副区長:小坂委員のかねてからの主張であり、真剣にその指摘を念頭に置いて検討していきたい。

小坂:消防団の分団本部が設置されることになったが、ふれあい館利用者や地域の方と消防団が交流することが重要だと思うがそうした機会は考えているのか?

区民課長:
指摘のような交流はふれあい館の趣旨に合ったことであり、良い考えと思う。消防団の意向も聞かなければならないが、消防団の方がふれあい館利用者に団員が防災指導をすることなど実施していきたいと思う。

小坂:近隣のひろば館の統廃合の具体的予定は?時期が決まっているのか?地域の方々から意見聴取をしたとのことだが、ひろば館の統廃合については異論はなかったか?
区民課長:ふれあい館設置後、一定期間(時期は未定)を経て統廃合する。建設地に現存する荒川3丁目ひろば館はもちろん廃止になるが、通りを挟んですぐの場所の峡田ひろば館、また近隣の三河島ひろば館は廃止する予定。地域の方に聞いた時にも「新しいふれあい館に必要な機能が備えられれば、それで良い」とのことで、既存のひろば館の廃止については異論はなかった。

(この議題についての、小坂の質問と対する答弁の概要は以上です)

 参考までに、福祉・区民生活委員会の議題は以下の通りでした。
(1)(仮称)荒川三丁目ふれあい館及び荒川備蓄倉庫の設計案
(2)区立高齢者施設に対する運営支援制度の創設
(3)首都大学東京健康福祉学部地域貢献型研究事業補助の実施
(4)高齢者入浴事業の実施
(5)区内障がい者施設に対する運営支援制度の創設
(6)後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の実施状況
(7)飲食店営業施設に対する行政処分

small_ribon.gif公共施設には飲料自販機は不要!、という方はこちらの2つのボタンを押してください。
にほんブログ村 政治ブログ 政治家(議員)へninkiblogbanner.gif
posted by 小坂英二 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 区政全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
部落解放同盟荒川支部に行ったそうですが、相手方から恫喝、脅迫の類の言動はなかったですか?
前に朝鮮学校長に脅かされたような事があったので心配してます。
Posted by 区民 at 2008年04月25日 08:20
>>区民 様
 ご心配ありがとうございます。荒川支部の3名の幹部と話をしてきましたが、冷静に意見を交わした形です。もちろん意見の相違は有りますが、良い機会でした。
Posted by 小坂 英二 at 2008年04月25日 23:10
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック