宮古島滞在の4日目に、東京から持ち込んだ宮古上布(宮古島の名産品。リサイクル着物です)を着て、島内の様々な場所を訪れました。宮古上布を織り上げている様子も見学させていただきました。
トンボの翅のように軽く、糸は細く強くしなやかで通気性に富んだ、最高の夏の着物です。
昭和の初期までは年間1万反以上が織られていたのに、現在は年間わずか10反のみ。宮古島市が織り手の育成に熱心に取り組んでいます。宮古上布の素晴らしさを着て感じているものとして、その素晴らしさを広く知っていただきたいと心から思っております。
着物に関心を持つようになってから、国内の様々な地域の織物、染め物に触れ、その多様性を知る機会が増えました。それぞれの地域の特性に合った織物が、先人の努力によって引き継がれてきました。そこには、日本人の知恵が込められています。その知恵に満ちた衣を着ることができる幸せは何ものにも代えがたいです。
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