2008年03月28日

拉致問題のアニメ、コピーフリーで公開

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 こちらの報道に有る通り、今日から政府のインターネットテレビこちらのページから、北朝鮮による拉致問題の再現アニメが公開されています。日本語、英語、中国語、韓国語の4つの言語でそれぞれ公開されていますので、是非、ご覧ください。また、ネット上での知り合いに是非、広めて下さい。荒川区においても学校や図書館をはじめ多くの場所に設置をし、また上映する機会を設けるように求めて参ります。

 この動画は拉致問題を広く認識してもらうために自由にコピーしてもよいことになっており、さらにDVDも無料で配布を始めるとのことです。最近、拉致問題についての報道が少なくなっていますが、何も解決していません。残された家族が益々高齢化するなど、事態は益々深刻化しています。良識有る国民は拉致問題を自分のこと(誰が被害者になっても不思議ではありませんでした)として捉え、北朝鮮に対して厳しい姿勢を求め声を挙げ続けていくべきと思います。

 記事冒頭のチラシをクリックしていただけると詳細が分かりますが、4月27日に拉致問題の解決を訴える国民集会が開催されます。黄金週間の直前の日曜日の数時間を、この集会に充てていただき足を運ぶことで「日本国民は拉致問題を忘れていないのだ!」ということを示せると思います。拉致問題を決して風化させてはなりません!拉致被害者を見捨てるということは、日本国民が日本国民を見捨てることになりますから!

small_ribon.gif北朝鮮による拉致問題を決して風化させてはならず声を挙げ続けて行こう!、という方はこちらの2つのボタンを押してください。にほんブログ村 政治ブログ 政治家(議員)へninkiblogbanner.gif
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2006年12月16日

拉致問題日米同時連帯集会(渋谷駅前)に参加

 今朝は12月11日の記事に書いた通り(こちらをお読み下さい)、10時〜12時にかけて渋谷駅前で行われた下記の街頭活動に参加してきました。(報道記事 読売新聞朝日新聞、)

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 30分前に集合し、主催者から綿密な打ち合わせ。拉致被害者家族の代表として増元照明さんが挨拶。小坂は写真パネルを持ちながら写真を数枚。
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 10:00から日米の全国各地で、拉致被害者の写真を掲げて解決を訴えたのですが、渋谷駅前では政府認定の拉致被害者と都内の特定失踪者の方の写真パネルを掲げ、氏名と失踪時期を読み上げました。NHKが取材に来ていましたので、報道されていると思われます。

 その後、ボランティアの方が今まで一生懸命準備してこられたブルーリボンを3つ袋詰めしたものと拉致問題の資料を街頭で配布しました。小坂が12月11日に映画を見た際に百数十枚もらってきた「めぐみ」のチラシもいっしょに配らせていただきました。

 その合間に小坂も街頭で挨拶をさせていただきました。大体、以下のような内容を話しました。

「私には、もうすぐ2歳になる娘がいます。その娘が、拉致され、そしてそのことに数十年間も政府もマスコミも世論も北朝鮮や朝鮮総連との摩擦を恐れて動かずにその問題が放置されてきたら、どんなに絶望的な気持ちになるだろうかということを考えると、何か行動に移さずにはいられずに今日は参りました。過去の数十年前からの経緯を見ると正に、いま申し上げたような国家が国民を見捨てるようなことが平然と行われてきたのが現実です。そのことを、認識をした上で、具体的にどのような行動を取るかが重要となります。
 今日の渋谷駅前でのような北朝鮮の非道な拉致犯罪の実態を多くの方に知ってもらう取り組みを進めると同時に、政府に対しては北朝鮮への強い態度を一貫してとり続けるように、求めていくことが何より重要かと思います。根本的にはあらゆる犯罪行為、拉致、麻薬、偽札、人身売買、国民の虐殺、人権無視といったことを平然と行っている北朝鮮の金正日一派の北朝鮮からの排除が不可欠であり、拉致問題解決にはそうした視点から米国とも連携してあらゆる手段を行使する国家戦略を立てるべきだと申し上げたいと思います。
 また、国内においては北朝鮮の出先機関として不法行為に加担してきた朝鮮総連への固定資産税減免の撤廃は当然のこと、破壊活動防止法の適用も含めた厳しい措置を取るべきです。
 何よりも、拉致問題の被害者が多数、北朝鮮国内に囚われたままで、悲しく苦しい日々を本人も家族や周辺の人々も過ごしているということを国民の一人一人が忘れずにいてくれることが、解決へ向けて必要なことと思います。そういう気持ちをもつ人がこの街頭行動をきっかけに一人でも多く増えてくれれば今日の街頭行動の意義が有ると思います。
 今日の街頭行動の為に、多くの情熱と時間を割いてこられた有志の皆様に感謝を申し上げながら、拉致被害者全員の奪還がなされるまで、この問題に正面から取り組んでいくことを誓い、挨拶とします。」

 地方議員の方は見て気付いたところだけで、古賀俊昭都議上島よしもり世田谷区議市川おさと足立区議(昨日、日暮里舎人ライナーの勉強会で会ったばかりで再会。ご夫婦での参加)、大西のぶや前町田市議、と数名いらしてそれぞれ、思いの丈を述べておられました。

 ボランティアの方も60名位集まって、大いにアピールができたと思います。これからも、拉致被害者の最後の一人が帰ってくるまで、こうした活動には正面から取り組んで行きたいと考えています。

small_ribon.gif拉致問題解決には政府はあらゆる手段を使い米国とも協調しながら金正日一派を北朝鮮から排除すべき、という方はこちらを押してください。
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2006年12月11日

拉致問題解決を訴える日米同時行動は渋谷駅前へ参加!皆様も是非、ご一緒に。

 昨日から16日までは北朝鮮人権侵害問題啓発週間です。明日から18日まで都庁では写真パネル展を開催するとか。さて、まず、方針変更のお知らせです。11月21日のブログ記事(詳細は記事本文とリンク先をご覧下さい)にて、「拉致救出・日米同時行動」を町屋駅前で行う旨を書きました。その後、日米同時行動を日本国内で行う有志が各地で相次いで参加を表明され、特に東京では様々な場所で分散して各々活動する状態となっていました。そうした有志で米国側・日本側双方の主体同志でメールをやり取りする中で、「東京についてはあまり分散しないで、ある程度のまとまりをもってインパクトのある形で実施した方が、効果的では無いか」という声が出てきました。その方が、近くを通行される方へのアピール効果も大きく、マスコミもきちんと報道してくれる方向だと。

 小坂もブログ上で町屋駅前で開催する旨を告知し、参加してくれる方の表明もあったので、町屋での開催を取り止めて他の大規模に活動する場所へ合流することについて、すぐには踏ん切りはつきませんでした。しかし、渋谷駅前で開催する主催者側からも「アピールをインパクトの有るものにしたいので、合流して欲しい」との要望も頂き、町屋駅前での開催を中止し、渋谷駅前での日米同時行動アピールに合流することに致しました。ブログを見て、当日、町屋駅前に行こうと考えて下さった方には申し訳有りませんが、是非、渋谷駅前でのアピールにご参加頂ければ幸いです。
渋谷駅前での開催要領は以下の通りです。

「拉致被害者救出を目指す日米連帯同時集会」渋谷 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「ワシントンDCらち連絡会」からの呼びかけに呼応し、「大阪ブルーリボンの会」や各地域での街頭活動と連帯して、「さくら草奔会」と、「蒼き星々」は、12.16東京ブルーリボンの会としてこの集会を企画・推進します。
活動は、渋谷ハチ公前付近で、ワシントンと同時刻街頭行動を行います。

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日 時:12月16日(土)午前10時より12時
場 所:渋谷ハチ公前付近
発起人: 北朝鮮に拉致された日本人を奪還する地方議員の会 
代 表:土屋たかゆき 東京都議会議員
連帯団体:ワシントンDCらち連絡会、大阪ブルーリボンの会
横田夫妻をはじめ拉致被害者家族を支援する群馬ボランティアの会
しおさいの会、特定失踪者問題調査会、拉致問題を考える川口の会 他多数
企  画:12.16東京ブルーリボンの会(さくら草莽会、蒼き星々)

活 動 内 容
◆ ブルーリボン配布
◆ チラシ配布(12.16東京ブルーリボンの会から/救う会/特定失踪者問題調査会/人権擁護局などのチラシを予定)
◆ 特定失踪者を含む全ての被害者奪還と北朝鮮人権侵害問題を訴える
◆ 川口の会の協力を得て、特定失踪者のパネルの掲示
◆ 拉致被害者パネルの掲示
(以上、引用でした)

 今朝、区内で1ヶ所寄ってから自転車を飛ばし京橋へ(約40分)。11月日の記事に書いた拉致問題を扱ったドキュメンタリー映画「めぐみ」(詳細はこちらの記事とリンクページをどうぞ)を9:30から11:00まで見て来ました。娘を拉致されたことを知らず、自分のせいで娘が失踪したのではと自分を責め続けたり、失踪者を探す番組で必死の呼びかけをする横田夫妻の映像には、胸を締め付けられると同時に「国家が国民の生命を守るという当たり前のことを放棄する暴挙に疑問を抱かずに、摩擦を避けることだけに汲々としてきた政治の著しい無策」にやり場の無い怒りを改めて感じました。

入り口のパネル
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感想を付箋で張ることができます。
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小坂も一言書いてきました。拉致問題を正面から解決すること無しに、国家は国家足りえず、政治への不信は解消されるはずもなく、アジアの平和も存在し得ないと考えており、地方議員の一人として尽力していくことを改めて心に誓いました。
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2006年11月25日

「めぐみ」、今日から上映開始!

 米国の監督が製作した、北朝鮮による拉致問題を90分間の映画にした「めぐみ」(詳細はこちらのページをどうぞ。紹介動画も見ることができます)の劇場一般公開が今日から始まりました(報道)。こちらのページに記載されている劇場で上映していますので、是非、ご覧いただければと思います。昼間だけでなく、21:30から上映しているところなどもあり、会社や学校帰りなど、時間を見つけて是非!小坂も後日、見に行く予定です。多くの方に拉致問題が被害者だけの問題ではなく、国民全員に関わる一人一人の問題であるということを理解していただくことが、解決への第一歩だと考えています。

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2006年11月21日

北朝鮮人権侵害問題啓発週間、町屋駅前で街頭活動!=渋谷駅前に変更

※以下の記事の後に12月11日に新たな呼びかけを行っています。町屋駅前ではなく渋谷駅前への参加をお願いできれば幸いです。

 今年6月に成立した「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」(以下、北朝鮮人権法と略)にて12月10日から16日は「北朝鮮人権問題啓発週間」と定められました。北朝鮮当局による人権侵害問題に関する国民の認識を深めるとともに,国際社会と連携しつつ北朝鮮当局による人権侵害問題の実態を解明し,その抑止を図ることを目的としています。以下の通り、地方自治体の責務も定められています。

(以下、北朝鮮人権法より抜粋)
(地方公共団体の責務)
第三条  地方公共団体は、国と連携を図りつつ、拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題に関する国民世論の啓発を図るよう努めるものとする。

(北朝鮮人権侵害問題啓発週間)
第四条  国民の間に広く拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題についての関心と認識を深めるため、北朝鮮人権侵害問題啓発週間を設ける。
2  北朝鮮人権侵害問題啓発週間は、十二月十日から同月十六日までとする。
3  国及び地方公共団体は、北朝鮮人権侵害問題啓発週間の趣旨にふさわしい事業が実施されるよう努めるものとする。
(以上、抜粋)

 法務省から9月26日に、こちらのページに記載されている実施要領も各自治体に出されています。

 さて、12月10日〜16日に、どのような取り組みを各自治体が予定しているかを11月初旬に確認すべく、議会事務局を通じて23区それぞれの取り組み予定を調べました。その結果は以下の通りです。

・実施する:4区
  荒川区:荒川区報への掲載
  中央区:区のお知らせに掲載予定
  港区:広報紙による啓発や人権週間と併せて啓発
  杉並区:周知ポスターの掲示、区広報への掲載
・検討中:2区
  品川区:毎年開催している人権週間記念「講演と映画のつどい」の中でチラシ等の配布を検討中
  北区:広報紙への掲載を検討中。
・実施しない:17区(上記以外の区)

 ・・・。お寒い限りです。実施すると言っても区報への掲載程度の予定が4区・・・。荒川区の担当責任者に対して、新たな立法措置により実施が定められた国としても重視している事業なのだから力をいれてやるべきと主張したのですが、他の区もさしてやっていない中、特にこれ以上実施するつもりは無いとのこと・・・。各地域の区民の皆様、地元自治体に要望を寄せるのも政治参加の一つかと。

 行政が、頼りにならないなら、有志で行動したいと思います。

 「北朝鮮人権問題啓発週間」の最終日、12月16日の日本時間午前10時から、「拉致救出・日米同時行動」が行われます。詳しくはこちらのページに各地での取り組みや趣旨が記載されてますので、是非、ご覧いただければと思います。

 この趣旨に小坂も賛同し、12月16日に以下の通り、街頭活動を行います。ご都合のつく方は、メール等で是非小坂までご一報いただければ幸いです。当日の飛び入りも大歓迎です!

 日時:平成18年12月16日(土)
     午前9:50〜12:00
 場所:東京メトロ千代田線(こちらのリンク先構内図のゼロ番出口)・都電荒川線・京成電鉄 町屋駅前
 集合場所:午前9:30に駅前(この地図のセンター町屋の北西側歩道上)
 活動内容:詳細は検討中ですが
      拉致被害者救出の為の署名活動、街頭演説、チラシの配布等

※特定の団体が活動を行うわけではありません。有志が集うだけですので、誰が主催というのもありません。小坂一人しか集まらなくても行います。

 心ある方の、ご参加、お待ち申し上げております。

 small_ribon.gif北朝鮮人権侵害問題週間には各自治体はもっと積極的に取り組むべき、という方はこちらを押してください。
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2006年09月07日

拉致問題ポスター、第二次配布

6月2日の記事に書いた通り、全国の自治体等に拉致問題の解決を訴えれるポスターが配布され、各施設や希望する個人に配布されていました。

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 配布の第二弾が荒川区に届きました。総務省自治行政局から都福祉保健局を経由して拉致問題に関するポスターの追加配布が8月30日にあったのです。荒川区へ届いたのはは約50枚。各施設には既に貼ってありますので、この50枚は関心の有る議員や、個人や団体に使って欲しいとの旨で連絡が有りました。

 小坂の自宅には6月から貼ってあり、手元にも若干のポスターが有ります。それが無くなればこの50枚のうちの幾分かを手に入れることもできますので、「自宅や知人のところに貼れる!」という方がいらしたら、是非、ご連絡下さい。お届け致します。もちろん、区役所の総務企画課人権推進係(4階)に直接受取に来ても結構です。

 また、区外や都外にお住いの方も、地元の自治体に問い合わせれば恐らく、追加のポスターが用意されていると思いますので、目立つところへの貼り付けにご協力いただければ幸いです。

 拉致問題への対応は政府の行動あるのみ(次期政権に期待)!と思うのですが、地域の一員としてささやかでも意思表示をすることは意味のあることだと思います。

small_ribon.gif拉致問題解決には政府の強い対応が不可欠、と考える方はこちらを押してください。
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2006年07月15日

北朝鮮からすべての拉致被害者を奪還する国民大行進とその事前集会に参加

 午前中の区政相談の後、永田町に有ります砂防会館をめがけて自転車のペダルをこぎました。照りつける日差しが強かったですが、予め凍らしたお茶を飲みながら、吉野家で昼食と水分補給をし、約50分で到着。

 今日はこちらのページに記載の通り、有識者らによる基調講演・公開討論会に続き、政府に国民の声を届けるためのデモ行進「北朝鮮からすべての拉致被害者を奪還する国民大行進」に参加するために駆けつけました。

 13時からまず、佐藤勝巳氏(救う会全国協議会会長・現代コリア所長)による基調講演。北朝鮮において金正日の権威が落ちてきており、国内向けに権威高揚のためにミサイルを発射したこと、今後は地下核実験を行うか残りのミサイルを発射する可能性が有るが、どちらかというと前者の可能性が高いといった話をされていました。中国は北朝鮮への重油供給のバルブを握っているが、これを閉めることは北朝鮮の体制崩壊を加速させるため、簡単に使える選択肢ではない。来るべき北朝鮮の体制崩壊に備えて日本政府は拉致被害者の所在をそれまでに確認しておかなければならない、といった話をはじめ大変示唆に富む話を聞かせていただきました。
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 基調講演の後、8人(司会(日本文化チャンネル桜代表 水島聡氏)+7人)による公開討論会。青木直人氏(ジャーナリスト)の話では、「今回のミサイル発射は米国と中国への挑戦。両国が6ヶ国協議で目指していたものは完全に崩壊した。6ヶ国協議は結果として北朝鮮の延命に手を貸すものになっていた。6ヶ国協議は北朝鮮にとってとても都合の良いものであった。協議機関中は中国からは支援が得られ、米国からは軍事攻撃がされないということが保証されていたから。」
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 クライン孝子氏「ドイツにおいても東ドイツによる拉致問題は存在したが、金でで片付けた面があった。しかし、西ドイツの情報機関がきちんと情報を収集しており、それぞれの拉致被害者がどこに収容されているかなどの情報はきちんと把握していた。」
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 佐藤守氏(元航空自衛隊 南西航空混成団司令 空将)「パスカルの言葉「正義無き力は悪、力無き正義は無効」は北朝鮮(前者)と日本(後者)に当てはまる」。
 増元照明氏(家族会事務局長)、三輪和雄氏(「正論の会」代表、「日本世論の会」会長)、荒木和博氏(特定失踪者問題調査会代表)からの様々な話はとても書ききれませんが、主催の「日本文化チャンネル 桜」にて映像を見ることができるようになるかと思いますので、そちらをご利用いただければ幸いです。
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 拉致被疑者家族お2人からの訴えの後、
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 特定失踪者(参考記事)の家族からも話をしていただき、家族会の方も壇上に。
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 参加した地方議員は二十数名いましたが、最後に自己紹介と一人一人、言葉を述べました。小坂からは、少し長くなりましたが、以下のような話をしました。

 「悪辣な違法行為を行う北朝鮮とそれとつながる団体などに対して、体制崩壊のためにどのような努力をしていくかを考えることは、責任有る政治の役割。北朝鮮の出先機関である朝鮮総連の支配する朝鮮学校に通う児童を持つ保護者に対して、荒川区では年間8万4千円もの補助金が出ていることの異常性を指摘しながら、見直しを区当局に求めてきました。区当局はその声に耳を貸すどころか、昨年の11月に補助金支給の範囲をさらに拡大したのです。議会への報告も無く、しかも昨年の4月に遡る形で!その拡大というのは今まで補助金の対象になっていなかった「朝鮮国籍と日本国籍の間に生まれた子」についてです。日本の法律ではこうした子は日本国籍扱いとなり義務教育期間には文部省の認めたカリキュラムに従う一条校に通う義務が生じます。この就学義務を履行させない親は罰金10万円を課される違法行為をしていると学校教育法で決められています。その義務に遭えてそむいた違法な行為にまで、補助金を広げた、それも、悪辣な北朝鮮と繋がる学校に対してです。このような暴挙を行う自治体の感性を疑うと同時に今後も見直しを強く求めていきますが、皆様に訴えたいのはこれは荒川区だけでなく、23区内においても約9割の自治体がここ数年でそうした拡大を行っているという事実です。荒川区の当局に聞くと、これは保護者の要望によるものとのことですが、つまりは朝鮮総連の声を代弁しているようなものです。皆様の地元の自治体についても、こうしたことについて監視を厳しくしていただくことをお願いしてご挨拶と致します。」

 時間が無いので、雑な説明になっていますが、5月29日のブログ記事で詳細に説明させていただいておりますので、是非、ご一読頂きますようお願い致します。

 最後に、決議文(拉致被害者を返せ!あらゆる圧力をかけろ!国際社会は制裁決議を採択しろ!北朝鮮人民の解放を目指せ!といった内容)を採択。

 さて、集会終了後、砂防会館〜平河町〜溜池山王〜三河台公園(六本木)まで、デモ行進に参加。終了後、自転車を取りに砂防会館に戻り、全速力で荒川区内の集会へ。通り道に靖国神社が位置するので、時間があればみたま祭りでお参りしてから地元に戻ろうと考えていましたが、そのような時間は皆無でした。靖国神社の鳥居に頭を垂れながら、奉られている英霊への遺品返還(参考記事:6月26日のブログ記事)が進んでいることを心の中で報告して、地元へ。

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2006年06月25日

拉致問題解決に向け国民有志で訴える集会と国民大行進を開催

 一向に解決に向けての日本国政府の強い意思が感じられない北朝鮮による拉致問題。拉致被害者家族会の方が全国各地で講演や集会を今までに行った数は計り知れません。家族の高齢化も進み、こうした活動が家族の方にとって大変な負担になっています。これ以上拉致被害者家族の方を全面に出しての集会を続けるのは、限界が有る面は否めません。もっと、国民1人1人が有志として集まり、拉致問題解決を訴える活動をしてはどうかという観点から、以下の通り「集会」と「国民大行進」を開催します。集会では小坂も登壇して発言(1分程度だそうですが)させていただきます。国民大行進にも参加します。読者の皆様も、土曜日の午後、お時間が許しましたら是非、「集会」や「国民大行進」にご参加いただけると幸いです。宜しくお願い致します。

日時:平成18年7月15日(土)
★集 会

○会場:砂防会館別館 シェーンバッハ・サボー 1階
    開場12:30 開会1:00

○基調講演:佐藤勝己氏(「救う会」全国協議会会長)

○公開討論会:「日本よ今・・・闘論!倒論!討論」番組の公開討論
        (ch桜土曜21時放送中)
 登壇者:青木直人(ジャーナリスト)・荒木和博(特定失踪者問題調査会代表)・
     佐藤勝己氏(「救う会」全国協議会会長)・佐藤守(元航空自衛隊空将)
     増元照明(「家族会」事務局長)・ほか数名
     司会:水島総(日本文化チャンネル桜代表)
○拉致被害者家族・特定失踪者家族からの訴え
○地方議員からの訴え(一人約30秒ずつとのことですが、小坂も発言します)

★国民大行進出発予定16:30
 砂防会館ー平河町ー溜池山王ー三河台公園解散(約2.6km)

公開討論会主催:日本文化チャンネル桜
国民大行進主催:さくら草莽会  
共催:六本木草莽会・神奈川草莽議員の会・全国草莽議員の会・ほか  
報道放映:「スカバー767ch日本文化チャンネル桜」・「日本文化チャンネル桜インターネットオンデマンド放送」

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2006年06月09日

拉致問題勉強会(西岡力氏を囲んで)

 昨晩、荒川区内で行われた北朝鮮による拉致問題についての勉強会に参加して参りました。西岡力(つとむ)氏(北朝鮮に拉致された日本人を救出するために全国協議会 常任副会長、東京基督教大学教授)を囲んで20名程度の小人数で開催したものです。

 拉致問題についての政府、マスコミ、警察、政治家、被害者家族の対応のここ数十年間の変化を詳しく話していただくと同時に、様々なエピソードを聞かせていただきました。断片的にですが、いくつかご紹介致します。(拉致問題全般についてはこちらの「救う会全国協議会」のページをご覧下さい)

・特に昭和52、53年に拉致が頻発しているが、この時点で警察は「北朝鮮による拉致である」とはっきり掴んでいた。それを表に出せなかったのは国会で議席の3分の1を占める社会党の親北朝鮮政策への配慮が有った。

・明らかに分かっている一例として挙げられるのが、昭和52年に拉致された「久米裕さん」(三鷹市役所で警備員として勤務)の例(概要はリンク先をまずご覧下さい)。
 概要に加え、補足をいくつか。この頃から既に北朝鮮の不審船は頻繁に出没しており、警察も不審船の出現を確認するとKB警報(Korean Boat 警報)を関係者に発令し、注意を促していた。下記の夜にもKB警報が出ていたそうです。
 先のリンクページでRと記載されている「李」という在日朝鮮人が北朝鮮にいる妹(帰国事業で北朝鮮に帰っていた)のメッセージを北朝鮮の工作員から渡された。「この人のいうことを聞かないと、私は大変な目に会う・・・」という内容。そのため「李」は工作員の指令のいいなりに動いた。その指令は「自分(工作員のこと)と同じような年恰好(この工作員が日本人に成りすますため)で、家族付き合いが無い(=拉致しても騒がれにくい)男を騙して石川県の海岸に連れてくる」こと。「李」は金貸し業をしており、久米さんはその顧客で金を借りていた。家族もいない。そこで「密輸をしてもうける話がある」と久米さんに声をかけ、旅館に宿泊手続き後、札束に模した新聞紙の束を袋に入れたものを渡し、石川県のここの海岸で取引をするからそこで待てと連れていき、そこから北朝鮮の工作母船から出てきた小船に乗せられ、拉致された。「李」は宿に帰って、部屋に残された久米氏の残した荷物で「久米」と特定できるものを全て処分。宿泊台帳には偽名で書かせていたので、北朝鮮の船が海上で日本側につかまらない限りは「自分がいっしょにいたのは久米氏である」ということが誰にも分からないと安心していた。
 2人で海岸に行ったにも関わらず「李」だけが1人で旅館に戻ってきたことを不審に思った旅館の女将が、「お連れ様は?」と聞くと「他の旅館に泊まるといって出ていった」と「李」が答えたのでますます不審に思った。そこで、部屋においてあった久米氏の背広の裏に名前が刺繍してあるのを確認し、警察に届け出た。その後で、「李」は久米氏が特定できる物を処分した。背広の名前刺繍は焼いて読めなくした。(この時点で「李」本人はばれないように完全にうまくいったと思いこんでいる。)
 「李」は取調べを受けたが、連れが「久米氏」であることは、警察も知るはずが無いと考えていた。なにしろ「完全に」久米氏を特定できる物品を処分したのだから。ところが、警察は「久米氏を騙してつれてきたんだろ!」と迫ってくる。「おかしい。これは北朝鮮の船が途中で捕まって仲間が自白し、久米氏も救出されたんだろう。」と勝手に観念し、「李」は全て洗いざらい自白した。(実際は北朝鮮の船は捕まっておらず、久米さんは拉致されているのですが・・・)。自白により北朝鮮による拉致で有ることは明白となった。

・同様に北朝鮮によるのが明らかな拉致事件が昭和52、53年に頻発したが、その関係県警と警察庁は様々な政治的判断から、そうしたことを公開しないことを決定した。

・昭和51年には金正日による「工作員の現地化徹底指令」が出されている。工作員を現地人(韓国や日本)になりすませるように様々な活動をしたが、その一環が拉致。

・昭和50年代前半に頻発した拉致を闇に葬った警察も、10年後には課題として取り組み始めた。一つのきっかけは大韓航空機爆破事件。この頃には梶山静六氏が国会答弁でも「北朝鮮による拉致の疑いが濃厚」と述べるということもあったが、今度はマスコミは、重大なことであるにも関わらずほぼ無視で記事として取り扱わなかった。また、政治の側も動かなかった。政治とマスコミが動き出したのは平成に入ってから。

・拉致問題がここまで解決しなかったのは「国際社会できちんと主張しなかったから」「北朝鮮に誠意を示しても、誠意が帰ってくるような対象ではないことを認識していなかったため、政府は食糧援助などをしてきた」

・安部晋三氏が官房長官に就任後、拉致問題や北朝鮮への圧力をかける取組みが進み出した。しかし、次期総理が仮に福田氏になるようなら、取組みは大幅に後退すると思われる。北朝鮮による拉致被害者が5人一時帰国した際に、安部氏や中山参与が「拉致という犯罪で連れ去られた方々が日本に戻ってきたのだから、いくら北朝鮮が「一時帰国」という扱いで日本に帰国させたとはいえ、このまま北朝鮮に戻したら帰ってこられる保証は無い!」と北朝鮮に戻すことに強行に反対したのに対して、当時官房長官であった福田氏や外務省の田中局長は「北朝鮮は一時帰国という扱いだから返してくれたのだ。約束通り、5人を北朝鮮に送り返す。」と主張。結局は北朝鮮に戻されずに済みましたが、北朝鮮に戻していたら、いまごろ5人は・・・。福田氏はそのような人物である。

・日本での民潭と朝鮮総連の「和解」は民潭に対する韓国本国(極めて北朝鮮寄りの大統領が統治・・・)からの指示に基づくもの。民潭は多額の援助金を在日韓国大使館より受けている。先日選挙が行われて決まった、民潭の団長はかつて朝鮮総連に所属し、朝鮮学校の教師もしていた。そのような人物が民潭に団長になれたのは、韓国大使館の後押しが有ったから。また、その団長選出後に就任した副団長はベトコン派と呼ばれる北朝鮮寄りのグループの構成員。先日の和解文書は民潭では団長とその北朝鮮寄りの副団長だけが知る範囲で決定し、発表された。地方支部に相談も無ければ、幹部会で広く議論がなされたわけでもなく、韓国本国の北朝鮮支援の指令を受けて、独断で実効された。(この問題については5月30日の産経新聞の「正論」)に詳しく書かれています。

 まだまだ、書きたいことが沢山有りますが、このあたりで・・・。100分間程度の勉強会は非常に密度の濃いものでした。

 質疑応答で小坂から@「昨年夏、万景峰号の入港抗議に行ってきたが、現在の政府の積荷検査はどこまで厳重におこなっているのか?また、スパイ指令を出す役割を担う人物が行き来しているのか、現状をどのように捉えていらっしゃるか?」とA「政府が断固たる措置をとることが、何より重要だが、世論の盛り上げもまだまだ大事。米国で横田めぐみさんを題材にした映画が作成されたが、国民大集会のような政治集会や写真展とは別のアプローチで映画を上映する(「政治の集会はちょっと気が引ける・・・」という方も映画を見るだけなら参加しやすい)ことで世論を盛り上げることは、協議会としてどのように考えるか?」の2点を聞きました。

答えは
@「過去とは違い、現在の港での荷物検査はネジ1本まで見逃さない。不審なものは運べないだろう。ただ、スパイ指令を出す人物の行き来には使われている。」
A「映画を上映するには、配給元に多額の費用を出さねばならず、その費用は賄いきれないので、現状では考えていない。政府を動かすことに重点を置いて活動していきたい。」

 北朝鮮による拉致被害は世界中に存在します。また、北朝鮮は拉致問題解決に取り組む側の分断を常に狙っています。甘い考えは捨てなければ問題の進展はあり得ません。(参考記事)。経済制裁はもちろんあらゆる手段(武力も選択肢に含む)を講じて、圧力をかける続け、北朝鮮の金正日支配を瓦解させる取組みが政治に求められていると考えています。

small_ribon.gif北朝鮮へは圧力をかけつづけることが不可欠、と考える方はこちらを押してください。
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2006年06月02日

拉致ポスター、対応遅過ぎ!

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 写真は首相官邸の拉致問題ページの中で紹介されている「拉致問題のポスター」です。既に、報道がなされているので、ご存知の方も多いかと思います。以下、内閣府ホームページからの引用です。

 拉致問題特命チームでは、拉致問題に関する広報の一環として、ポスターの作成について検討してきましたが、平成18年4月17日(月)午後3時、内閣府庁舎内において、同チームの議長である鈴木政二内閣官房副長官が、同ポスターの発表と掲出を行いました。
 このポスターは、4月下旬から国の機関や地方公共団体のほか、駅、郵便局、学校、空港など、多くの国民の皆様の目に触れるような場所に順次掲出され、最終的には日本全国に約20万枚が掲出されることとなっています。
ポスターには、「日本は見すてない」、という強い決意と姿勢が込められており、こうしたポスターの掲出によって、拉致問題の解決のため、政府一体となって取り組んでいる姿勢を改めて示すとともに、国民の皆様の理解と関心が更に高まることが期待されています。
(以上、引用終わり)

 まあ、このポスターについては、「ポスター貼るより、北朝鮮へ経済制裁をすべき」「メッセージが弱い」「政府が実際に行動することこそ重要」といった認識を持っていますが、実際問題として20万枚政府が作成しているのですから、上記に掲出先として挙げられるている「自治体」の一つである荒川区としてもせめて掲出に積極的に協力すべきだと考えています。

 さて、政府からの割り当てで各自治体にポスターが送られてくる訳ですが、上記記事では「4月下旬から順次貼り出し」とあるものの、区役所を含めた区施設で一向に見かけない。そのうち、「私鉄の駅などで見た」という話を聞くようになった頃にも張り出していないのです。

 しびれを切らして担当である荒川区の人権推進係に問い合わせても「担当責任者は留守」とのことで「現状を報告して欲しいので折り返し電話を欲しい」旨伝えました。責任者からは返事無し。後日再度問い合わせると、責任者は相変わらず不在で、係の方が答え「200枚程度、内閣府から送られて来ている。5月の連休開け位に届いた。区内の各施設にこれから配る」とのことでした。これはもう、半月以上前のやり取りです。

 ところが、区役所1階ロビーも含め、どの区施設でも一向に張り出される様子が無い。再度問い合わせても、担当責任者は不在。「早く貼ったらどうなのか!」と伝えると同時に、現状報告を求め折返し電話するよう職員に伝えるが、返事無し。後日、電話しても責任者は不在なので、職員に聞くと説明はしてくれた。「5月25日に区の各施設に送付した。あとは、その施設ごとに掲示板の空き状況を見ながら貼り始めるだろう」とのこと。小坂は「そうですか・・・。遅過ぎるんじゃないですか・・・」と言いながら「ポスターが余りそうと聞いたが、希望すれば個人でももらえるのか?何枚位余るのか?」と聞く。折返し責任者から返事するとのこと。しかし返事無し。議員になって3年余りですが、ここまで無責任な対応をされたことは初めてで、怒りが沸いてきました。今まで、どの部署の責任者も問うたことに対しては、現状や問題点などをきちんと答えてくれることがほとんどだったのですが・・・。同時に「ここまで、しつこく連絡しても、ポスターを張り出していないのだから、連絡しなければ、配ることすらせず、放っておくつもりなのでは?」「責任者は違う意味での人権問題には熱心でも、拉致問題は人権問題と思っていないでは?」「区内に多く住む朝鮮系住民におもねって、貼るのをためらっているのでは?」との疑念すら沸いてくる状態です。正面切って聞いても「はい、そうです」とは答えないでしょうが・・・。

 昨日の朝も区役所1階ロビーを見ても掲出は無し。1階ロビーには「ポスター掲示場所」として区切られたスペース以外の壁にも何枚かポスターが貼られており、それと同じ扱いならすぐ貼れるはずですが・・・。
 返答の無い件について、再度電話してみると責任者は外出で留守とのこと。折返しの電話を求めるが午後になっても電話無し。午後に再度電話すると人権推進係は皆外出中で隣の係りの方が電話に出る状態。「何で外出してるのか」と聞くと「さつき会館(区の施設ですが、数年前までその一角は部落開放同盟が荒川支部を置いていた施設)で人権相談に行っている」とのこと。「出先からでも良いから電話するよう」伝えると、やっと連絡が帰ってきた。しかし責任者ではない職員から・・・。「忙しくて対応が後手に回って申し訳無い。ポスターは余り分については、劣化したポスターの控えにしても良いが、個人で張り出したい方がいたらお渡します。10枚前後余るのでは」という答えと共に「忙しくて、ひろば館やふれあい館(区の施設)に張り出すためのポスターの送付はこれから」との返答。5月25日に送付を終えたんじゃなかったのかい!「責任者から返事すらない上、ここまで対応が遅いのはやる気が無いのか!」とさすがに怒りました。早急に対応するとは言ってましたが、今後の様子をきちんと確認しなければ・・・。

 人権推進係から各施設に送付という中に、区役所1階のロビーも含まれます。人権推進係が同じ区役所内でも貼って周るわけではなく、庁舎管理をする部署がうけとり、貼るのです。その部署に「5月25日にそちらの部署に渡してあると聞いたが、まだ、貼らないのか?いつまで寝かして置いておくのか?」と聞くと「確かに受け取ってます。そろそろ貼ろうと思っていたのですが・・・。すぐに張るようにします!」との答え。さすがに今日には貼っていると思いますが・・・。

 以上の事情を責任者のさらに上役に指摘し、今後このような誠意の無い対応をしないとの確約を受けました。

 荒川区の対応はどう考えも、遅すぎ!他の自治体の現状はどうなのか?と思い、試しに杉並区の庁舎管理担当部署に聞くと、「そのポスターでしたら、総務の係から5月9日付けで掲示依頼が来てましたので、即日貼りつけました。」とのこと。この違いは一体・・・。

 ポスターの問題など、小さなことと思われるかもしれません。確かに、ポスターを貼ったからといって北朝鮮に何か動きが出てくるかというともちろんそんなことは有りません。しかし、政府が20万枚も「拉致問題解決」に向けたポスターを、国内の様々な場に張り出すことを決めたのなら、自治体としてその趣旨に賛同する姿勢を示す意味でも積極的な対応をすべきです。また、タイミングとしても5月は韓国の拉致被害者家族との様々なやり取りや28日には大規模な拉致問題集会が有り、それに向けて世論も報道も比較的積極的な時期に掲出すべきだったと思います。そうした感覚が区の「人権推進係」に無かったことが残念でならず、今後、こうしたことが無いように強く働きかけを続けたいと考えています。

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 同じ自治体でも新潟県などは、上記のような拉致問題ポスター(こちらの方が政府作成のものより好感を持てます。参考記事)を独自に作成し、ホームページで掲出してもらえる企業などを募集する(該当記事)など積極的に取り組んでいます。私も地方議員として、できることは限られていても「拉致問題解決に向けた運動」に積極的に尽力したいと考えています。

 なお、政府作成のポスターについて自宅等で張り出して下さる方、いらっしゃいましたら、小坂までメールいただければ幸いです。余りの在庫が有る範囲内で小坂が責任を持ってお渡し致します。

small_ribon.gif拉致問題解決には北朝鮮に対する経済制裁が不可欠、と考える方はこちらを押してください。
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2006年04月25日

スパイ天国へ北朝鮮の工作貨物船が入港

 今朝、こちらの報道記事の通り、拉致被害者家族や支援者の抗議の中、新潟港に今年初めて北朝鮮の工作貨物船「万景峰号」が入港しました。日本政府はいつまで「スパイ天国」の状態を放置するのでしょうか?

 昨年8月10日に入港した際には新潟港へ抗議に行きました(報告記事)。その報告記事にも若干書いていますが、講談社MOOKの「横田めぐみは生きている」などの書籍に、この万景峰号がどのような船か、拉致問題の真相を証言している安明進氏(北朝鮮の元工作員)の証言では

・「万景峰号の所属は諜報工作機関「3号庁舎」内の「統一戦線部」。」
・「平成14年2月には同船内で指示を受けていた元工作員が警視庁から書類送検されている。(参考記事)」
・「貨客船というのは表向きで、朝鮮労働党の上層部が工作活動の隠れ蓑に利用している。」
・「万景峰号には必ずスパイの指導員が2名乗っている。彼らは北朝鮮政府の「対外貿易部」「総連部」「外務省」といった偽りの身分証を持って日本にやってくるが、正体はスパイOB。日本で活動している工作員の行動をチェックし、報告を受けるのが任務。」
・「昭和49年に韓国のパク・チョンヒ大統領夫人を射殺した文世光も、この船で指令を受けていた。」
・「韓国への留学を希望している在日韓国人の学生に奨学金を出し、スパイ活動に荷担をさせていた。」
・「金正日達への貢物を運ぶのも大きな役割。」
・「麻薬の代金回収も万景峰号の役割。北朝鮮で生産される覚醒剤や麻薬は日本が大きな取引先。ただし、万景峰号で麻薬を運ぶようなことはせず、麻薬は別の工作船で運び、さばいた後の代金を万景峰号で回収する。」
・「工作員の装備(大型機械は分解して運ぶ。潜水服、空気ボンベなど)はほとんど万景峰号で運んでいる。」
・「日本では総連の幹部を連れて必要なものを物色し、購入品目を指示する。それを後で総連が購入し、分解してから万景峰号で運ぶ。」

 このような船が大手を振って入港しているのです。しかも今年は今後17回も入港予定だとか。工作船の入港禁止と北朝鮮への経済制裁を日本単独でも改めて求めたいと思います。米国の単独金融制裁も成果を確実にあげています。「単独での制裁は無意味。中国や韓国と協調して行うべき(どう考えても不可能な話ですが・・・)。」とかつて発言していた政治屋やマスコミ関係者はこの現実をどう考えているのでしょうか?

small_ribon.gif工作船の入港禁止と北朝鮮への経済制裁を即時行うべき、と考える方はこちらを押してください。
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2005年12月22日

制裁発動で拉致被害者救出を!国民大集会のご報告

 「制裁発動で拉致被害者救出を!国民大集会」に参加して参りました。寒風に負けず、自転車にて到着した日比谷公会堂に2000名近い方が集まり、会場はほぼ満員に。全世界で発生している北朝鮮による拉致被害者の連帯を深めて活動を進めていくことを誓い、また、改めて北朝鮮への経済制裁を求めました。以下に示す当日の決議に全面的に賛同!

★国民大集会 決議

 今この瞬間も多くの拉致被害者たちが北朝鮮で「いつ帰れるだろうか」と指折り数えて待っている。
 本大会には韓国、タイ、レバノンの被害者家族が参加された。北朝鮮は朝鮮戦争中に8万2959人、戦後に486人の韓国人を拉致し消息すら知らせずにいるし、曽我ひとみさんたちの証言により拉致事実が確定したタイ人のアノチャ・パンジャイさん、レバノン人のシハーム・シュライテフさんをはじめ、マカオ系中国人、ルーマニア人、フランス人など多くの国からも拉致をしていたことが明らかになりつつある。私たちはすべての拉致被害者を取り戻すため国際連帯を強めていくことを誓う。
 さらに日本人拉致被害者が金正日が認めた13人以外にも、はるかに多くいることは間違いない。本日も特定失踪者のご家族からの訴えがあったが、政府は日本人拉致の全貌を明らかにするため一層の努力をし、追加認定を続けて欲しい。
 政府は昨年12月24日、「迅速かつ誠意ある対応がなければ、厳しい対応をとる」と制裁を予告したが、それから約1年経ついまも北朝鮮は「拉致問題は解決済み、めぐみさんの遺骨鑑定は日本のでっち上げ」と開き直りつづけている。これはどう考えても「誠意ある対応」とはいえない。しかし、小泉首相は未だに制裁発動を決断しない。
 制裁発動は、拉致被害者全員を取り戻すという国家意思を示すことである。それを躊躇していると、拉致問題を重視していないという大変危険なメッセージが発せられる。国家意思を示すこと抜きに、被害者を救出できるのか。
 日本政府に強く求める。制裁法による送金・貿易停止、船舶入港禁止を行っていただきたい。北朝鮮最高人民会議(国会)代議員を勤める総連幹部6人への再入国許可を取り消し、北朝鮮・総連への不公正な優遇措置の適正化を行っていただきたい。拉致被害者追加認定を継続して実行して欲しい。
 金正日に要求する。いますぐ、日本人拉致被害者を全員返せ。韓国人拉致被害者、その他の外国人拉致被害者もすべて返せ。核武装と戦争準備を止めて、北朝鮮民衆の生活向上に力を尽くせ。

平成17年12月22日 
国民大集会 参加者一同

当日撮影した写真を何枚か掲載しました。
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多くの国会議員が参加。平沼赳夫代議士の挨拶の中で「国会決議で経済制裁をできるようにする立法措置に向けた準備を進めている」といった言葉や中川昭一農水大臣の「自分が農水大臣で有る間は職を賭しても、北朝鮮には日本の米を一粒たりとも入れない」といった力強い発言がなされました。しかし、今はそこからさらに踏み込んだ措置が必要なのではないでしょうか?
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北朝鮮から帰還した拉致被害者、曽我ひとみさん
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タイ人拉致被害者のアノーチャさんの兄や親族、村長が写真や日・タイ協力を示す自作のプレートを掲げながら訴え。
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レバノン人拉致被害者シハームさんの母から「レバノンには拉致問題解決に向けての協力者がいない。日本の皆様の力をお貸しいただきたい」と訴え。
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韓国・拉致被害者家族協議会会長より日本語で訴え。日本のブルーリボン運動に似た形で韓国ではイエー・リボン運動で「拉致された人を忘れず、待っている」との意思表示を示す運動が行われているとのこと。
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元北朝鮮の工作員、安明進氏。「拉致問題解決には邪悪な金正日体制を終焉に導くことが必要」と力説、全く同感です!
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small_ribon.gif今こそ、北朝鮮に経済制裁を初めとするあらゆる対抗措置を実施すべき、と考える方はこちらを押して下さい。
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2005年12月14日

12月22日 国民大集会

 12月22日に「4国の拉致被害者家族が結集−国民大集会」が開かれます。小坂も自転車で駆けつけて参加します。多くの方が参加して、世論に訴えて政府を動かしていくことが重要だと思いますので、ご都合のつく方は是非、ご参加ください!(参考記事:救う会全国協議会

(以下、概要の引用:救う会全国協議会ニュース12月14日より引用)

 政府が「厳しい対応」を予告してまもなく1年、北朝鮮に拉致事件が国際的広がりを見せている中、12月22日午後6時半から、東京・日比谷公会堂で開催される国民大集会に、タイ人、レバノン人、韓国人、日本人拉致被害者家族が結集することが確定した。また、北朝鮮で同じ米兵の夫人となった、タイ人拉致被害者アノーチェさん、レバノン人拉致被害者シハームさんと共に暮らした曽我ひとみさんも参加する。北朝鮮で拉致をなどの工作員教育を受け、拉致被害者につき多数の目撃証言を行なっている安明進さんも参加。さらに、多数の日本人拉致被害者家族の他、救う会・拉致議連役員も救出を訴える。

■4国の拉致被害者家族が結集−国民大集会
★小泉首相の決断を求める国民大集会
と き 平成17年12月22日(木)
午後6時半から8時半まで(開場5時半:先着順)
ところ 日比谷公会堂(100-0012千代田区日比谷公園1-3 03-3591-6388)
地下鉄霞が関駅B3出口、内幸町駅A7出口、日比谷駅A14出口、徒歩3分
司 会 櫻井よしこ・ジャーナリスト
申込み 事前申込みは不要。直接会場へお越し下さい。
参加費 無料(会場カンパ歓迎)

small_ribon.gif犯罪集団である北朝鮮には経済制裁が不可欠、と考える方はこちらを押して下さい。
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2005年11月13日

国からの支援無し!

 北朝鮮による拉致被害者の数は計り知れません。日本だけでなく世界中から拉致していることは報道されている通りで、そのほとんどは未解決です。日本においては、数十年前からの問題であるにも関わらず、世論や政治が動き始めたのはここ数年といったところです。それまで、拉致被害者やその家族は無視されたり「北朝鮮のイメージを落とそうとする右翼」などといったいわれの無いレッテルをはられたりと幾重の苦しみを味わってきました。北朝鮮による拉致が多数行われているにも関わらず、日本政府は相変わらず懲りずに北朝鮮の時間稼ぎの「交渉」にお付き合いする程度で何ら実効性のある対策(経済制裁や日本国内に居座る6人の北朝鮮国会議員の国外追放など)を取っていません。

 10月30日より北朝鮮に多数存在する日本人拉致被害者に向け北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」を「特定失踪者問題調査会」が始めました。日本語での放送内容については、こちらでサンプルを視聴できますが、「拉致被害者のことを忘れずに活動している心有る人達が日本にいます。必ず助け出します!」といったメッセージや自分の名前がラジオから流れれば少しは希望が持てるかもしれません。民間の方が限られた活動資金の中で北朝鮮という閉鎖国家に対してできる限られた活動の一つとして始められたもので、こちらのページに書いてあるとおり、 「短波放送を含めた本会の活動はすべてカンパで賄われています。」とのことです。つまり国からは何の資金面での支援が無いということです。政府の予算は社会保険庁だけでなく様々なところで浪費されている一方で、こうした地道な活動には何の支援もしない、日本の国の在り方の貧困さを強く感じます。そもそもこうしたことは日本国がやるべきではないでしょうか?せめて資金的支援をすべきです。拉致被害者家族の活動も日本国が責任をもってあらゆる面での支援をすべきです。今まで拉致問題に関して政府の無作為による被害の拡大、悲しみの深まりに一体誰が責任をとったのでしょうか?

 12月22日には東京で拉致問題解決のため経済制裁を求める大集会が有ります。最近、報道がなされているマカオで拉致されたタイ人のアノーチェさんのご家族も来日されて登壇されるそうですので、皆様にも重ねてご参加をお願いいたします。

★日本国は今までの無作為の責任を取る意味でも拉致被害者や特定失踪者の問題解決に真剣に取組む団体や活動にあらゆる面での支援をすべき、と考える方はこちらを押して下さい。
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2005年09月27日

12月22日、拉致被害者を救うための国民大集会にご参加を!

 表題の通り、今年の12月22日18:00より日比谷公会堂で国民大集会が開かれる予定です。「北朝鮮による拉致被害者家族連絡協議会事務局長」の増元照明氏のホームページに告知されています。
 「第4回六者会合に関する共同声明」なる北朝鮮の思う壺にはまった結果出された声明の中に「 朝鮮民主主義人民共和国及び日本国は、平壌宣言にしたがって、不幸な過去を清算し懸案事項を解決することを基礎として、国交を正常化するための措置をとることを約束した。」との言葉が入り、拉致被害者問題は棚上げされ、日本はいわれの無い賠償金を求められかねない状況にあります。こんな時だからこそ、良識のある国民が集会に参加して声を挙げる必要があると確信しております。もちろん小坂は何をおいても参加しますが、皆様もお知り合いをお誘いの上、是非、ご参加下さいますようお願い申し上げます。詳細は今後発表されるでしょうが、まずは告知まで。
 
 先日、テレビで政治番組を見ていたときに、田中均氏が過去の日朝交渉について発言をしているのを聞いていましたが、非常に的外れで言い訳がましい発言に虫酸が走りました。増元照明さんもその番組を見ておられたようで、こちらにコメント(9月27日)されていますが、全く同感です。そのコメントで指摘されているような点について、その場で突っ込んで聞けない(あえて聞かないのか?)テレビのコメンテーターのレベルの低さを放置しておくとこの問題のみならず日本が不幸になる道を進むばかりです。マスコミの資質も問われていると思いませんか?

★北朝鮮に対して経済制裁を始めとする断固たる措置をとるべき、とお考えの方はこちらを押して下さい。
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2005年09月07日

北朝鮮への経済制裁への各候補の姿勢

 8月11日の記事でご案内いたしました通り、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための「救う会全国協議会」のホームページで今回の衆院選立候補者全員へのアンケート結果が掲載されています。こちらのページから統計及び各選挙区候補者の返答を見ることができるのですが、回答に「その他」というものが多く目立ち、釈然としない点は有ります。しかし、拉致問題への各候補の態度を知る資料として参考になるとは思いますので、「北朝鮮へ経済制裁を発動すべき」と主張しているかどうかを確かめた上で判断なさることをお薦めいたします。

★拉致問題への対応も投票の際に争点として考える方はこちらを押して下さい。
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2005年08月11日

万景峰号入港抗議活動と経済制裁を求める国民大集会

 8月5日や10日の記事に書いた通り、昨日、新潟市で行われた「万景峰号入港抗議活動」と「経済制裁を求める国民大集会」に参加して参りましたご報告です。

午前5:30 新宿からの深夜バス新潟駅前到着。強い雨が降り頻ってました。 
  7:40 路線バスで北朝鮮の工作母船である万景峰号が入港する港へ
  8:00 港近くの郵便局駐車場で受付。港へ入るには事前の申請が必要で、氏名を告げ、入港許可証を受け取る。
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 検問を二つほど通過し、埠頭へ。8:30の入港前に、救う会新潟会長や拉致被害者家族、県議、前代議士、等のリレー抗議演説が雨の中続きました。写真は拉致被害者家族の増元照明さん。
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 予定より20分程度遅れて埠頭に近づいてくる工作母船。
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 北朝鮮の統一戦線部に所属する万景峰号が入港する際、今年の7月より前は聞くに耐えない大音響の不快な音楽を船から流し、入港抗議活動を妨害しながら入港していましたが、新潟県知事の抗議と指示によりこうした不当ないやがらせは無くなりました。
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 この工作母船で金正日を中心とする犯罪者集団とその取り巻きのための嗜好品が大量に日本から運ばれています。他にもこんなものが・・・。
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 「拉致被害者を返せ!」「国交の無い拉致をした国の船が、拉致被害者が多数いる県の港に来るなど論外!来るな!クルナ!(・∀・)」「安全保障上、入港を禁止しろ!」と70名位の参加者みんなが声を合わせて抗議。工作船の中から挑発する輩もいました。マスコミも多数取材に来ていました。
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 北朝鮮との対話など時間稼ぎにつきあうだけでの時間・労力の浪費に過ぎないのは明白であるのに、経済制裁すら決断できない政府の意思の欠如に改めて怒りを感じました。こんな工作船の入港すら止められないとは日本の堕落そのものです!
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 抗議者の正面ハッチが開き、荷物の運び出しが始まりました。乗員が降りてくるのはかなり時間がたってからだそうで、抗議集会主催団体や拉致被害者家族の記者会見が近くの会館で有る為、そちらに移動。
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 幾重にも厳重な警備が行われています。
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 工作船が入港する度に抗議活動に参加されている団体の方々のご努力には頭が下がります。「万景峰号の入港を阻止する会
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 記者会見で挨拶される「救う会新潟」の馬場吉衛会長。救う会全国協議会の佐藤勝巳会長、拉致被害者家族、参加された県議の代表等の挨拶の後で、マスコミとの質疑応答が。拉致問題を取り巻く世論の理解、後押しが確実に強くなっていることを皆様、話されていました。「万景峰号には2人の船長が。一人は船の運行のための船長。もう一人は対日工作活動の命令船内から出す船長。そうした話が北朝鮮から亡命した工作員、安明進氏からなされている」等、このような船が日本に入港できることの異常さを示す発言が。
 また、記者会見では9月11日の衆院選に向けて全立候補者に対して拉致問題についてのアンケートを取ることが発表されました。回答絞めきりは9月7日で回答結果は救う会ホームページや記者会見で発表されます。救う会ホームページは正しい投票行動の為に必読です!拉致問題を重要争点として議員を選ぶことこそが「内なる敵の追放」への1歩です。
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昼食後、18時から始まる国民集会の会場である新潟市産業振興センターで準備ボランティアに参加。
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ボランティアはこの場だけでも60名はいらしたと思います。7枚のサイズの違う資料をホッチキスで留める作業も「1万人国民集会」ですから大変です。ボランティアの皆様、お疲れ様です!
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資料の準備等が終わると分担ごとに分かれて受付等の準備・打合せが。16時の開場前から来場者が来られ、18時の開会時には椅子がかなり埋まっていました。 
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18:00 集会開会。開会してしばらくは外の受付におりましたが、「満員に近い椅子席より後方にゴザを広げ、さらなる来場者の座るスペースを確保する」とのことで開場に入りゴザを広げたのをきっかけに会場内で話を聞かせていただきました。総合司会は語り口が非常に上品で発言は常に筋が通っておられる櫻井よしこさん。国会議員で挨拶されたのは平沼赳夫氏と西村眞吾氏。自治体首長は新潟県知事、新潟市長、佐渡市長が代表挨拶されましたが、数十の自治体から首長か代理の助役等が出席。櫻井さんの「北朝鮮と誠実に対話する日本政府の対応は行き過ぎており、裏切られるのが目に見えているのに対話を続けることはむしろ国民にとって不誠実」「郵政改革で「殺されても取組む覚悟」と言いきった小泉総理にはその意気込みを拉致問題に向けて欲しい」といった発言をはじめ多くの弁士の「経済制裁発動は国家として当然のこと」との主張に大きな拍手が。拉致被害者家族をはじめ多くの方の話を聞きながら、改めて、日本の決意の無さに怒りを感じると共に、政治変革の必要性を痛感。この日は5000名余が参加。4月24日に東京都の日比谷公会堂で行った同趣旨の集会で6000人の参加者(私のホームページの4月24日にも参加報告有り)。東京と新潟の人口密度を考えると多くの方が来られたと思いますし、参加された地方議員、首長の数も遥かに多かったです。これはやはり、主催者の皆様の大変なご努力と共に、政府認定拉致被害者16人中5人が新潟県で拉致されたことと、拉致問題を他人事ではなく自分の問題として捉える方が増えてきたことの表れではないでしょうか?受付をしていても、「少しですが・・・」と募金してくださる方が多くいらっしゃいました。
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20:30 集会終了。様々な関連書籍が販売されていましたが、横田めぐみさんを漫画で描いた「めぐみ」も売られていました。
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 衆議院、参議院共に拉致特別委員会は制裁発動を決議し、拉致議連、自民、公明、民主の拉致対策本部も制裁発動を訴えています。国民の多くも制裁発動に賛成して、500万筆にもなる署名も集まっています。日本の各地で行われるこうした集会にも多くの方が集まり、経済制裁を訴えています。政府はこうした国民の声を聞き、断固とした措置をとらなければ、もはやそれは国家と呼ぶに値しない存在です。高齢化した拉致被害者家族の皆様は、炎天下の座りこみやハードスケジュールの全国各地での集会に一体いつまで参加し続けなければならないのでしょうか?国民を守るべき政府が全く頼りにならないことほど、悲惨なことは有りません。
 ブログをお読みの皆様には、是非、地元の衆院立候補者へメールや手紙で経済制裁発動についてどう考えているか質問すると同時に、投票するにあたっての重要な判断基準の一つであると明確に伝えていただけると嬉しいです。
 経済制裁は北朝鮮で飢えに苦しむ人々にとっても、必要なことです。こちらのページをご覧下さい。これは北朝鮮の実情を知るのに役立つ「RENK」のページの情報です。

22:30 翌朝は区の平成18年度予算への要望書作成の打合せ等が有るため、深夜バスで東京へ。

 異常、簡単(長い?)ですが、ご報告させていただきました。日本が国家たるために、北朝鮮に断固たる措置を取るように、議員である前に一国民としても、ずっと訴えていきます!

★日本は単独制裁を北朝鮮に対して実施し、不退転の国家意思を示すべき!とお考えの方はこちらを押して下さい。
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posted by 小坂英二 at 18:41| Comment(3) | TrackBack(0) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月10日

北朝鮮に怒りの集会!

昨晩、深夜バスに乗り今朝、新潟に到着。雨の降り頻る中、北朝鮮工作船の万景峰号が新潟港に着岸したことへの抗議活動に参加。近くの会館で拉致被害者家族の記者会見を聞く。午後は北朝鮮に経済制裁を求める国民集会の準備ボランティアに参加。集会は5000人以上が参加し盛会。今から深夜バスで荒川区に帰ります。詳しい報告は明日に。以上、携帯電話からの書き込みでした。

★北朝鮮の時間稼ぎにつきあわず、経済制裁を実施すべき、とお考えの方はこちらをクリックして下さい。
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posted by 小坂英二 at 22:57| Comment(4) | TrackBack(2) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月05日

万景峰号の入港に抗議!北朝鮮へ経済制裁を!8月10日の新潟集会に参加

 8月10日18時に新潟市で開催される「北朝鮮に経済制裁を求める一万人集会」に参加して参ります。6ヶ国協議などが新聞を賑わしていますが、北朝鮮という国家テロ犯罪者集団と話し合いで何かが解決するということは全く期待していません。こう書くと「小泉総理が話し合いで拉致被害者が帰ってきたじゃないか」と言う人もいるでしょうが、あれは話し合いで返してもらったものとは思っていません。911テロをきっかけに、米国がテロ支援国家を軍事力で攻撃しかねないターゲットの一つに北朝鮮があり、「過去の拉致は過去の盲動主義者が勝手に行った」として拉致被害者のほんの一部を返し、テロ支援国家の印象を薄めようとしたに過ぎません。つまり、米国の軍事力のターゲットになるのを避けるために返しただけで、小泉総理や外務省が交渉で拉致被害者を奪還したというものでは無いと思っています。
 6ヶ国協議も含め、核問題、拉致問題とも話し合いではなんら解決は無し得ないでしょう。日本にある北朝鮮の資金源と本国の繋がりを一部だけでも絶ち切る経済制裁をまず、行うべきなのです。北朝鮮の現役国会議員が6名日本でのうのうと暮らして金正日の手先として自由に活動していることや万景峰号なる北朝鮮の工作母船が頻繁に行き来している状況も野放しにしてはなりません。
 10日の午前8時には新潟港に万景峰号が入港(過去の写真)するのですが、それに対する抗議活動にも参加して参ります。拉致被害者家族の高齢化も進む中、なお、限界に近づく体力を酷使してこうした活動を続けなければならない、日本という国家の貧しさと決意の無さに強い怒りを感じています。多くの参加者の中の一人として声をあげずにいられません。決して人事ではないのです。国が国民を守ろうと言う決意を示すまで、活動は続くでしょう。
 因みに行程は以下、0泊3日?です。
 9日夜 新宿発22:30 夜行バス
10日朝 新潟着 8:00 港で抗議活動参加
        18:00 1万人国民集会参加
     新潟発22:30 夜行バス
11日朝 新宿着

 拉致問題をはじめとする北朝鮮問題を根本的に解決するには、金正日中心の政府の形をした犯罪組織を崩壊させることが不可欠です。場合によっては米国を中心とした実力行使も辞さない覚悟も必要です。「実力行使したら犠牲者が出る」と言う人もいるでしょう。そうかもしれません。しかし、被害者はもう多数出ているのです。人生を奪われた拉致被害者(日本、韓国、レバノンを始め世界各国)もそうですし何百万もの餓死した北朝鮮国民もそうです。国際社会が犯罪者集団を延命するようなことをし、その壊滅のための努力を怠った不作為の為にこれだけの数の犠牲者が出ていることを正面から受け止めなければなりません。「実力行使をもしした場合の被害者」より「座視して見殺しにしてきた、またこれから見殺しにされるであろう被害者」の数の方が桁違いに多いのは確かです。日本政府はそうした方策を米国等とじっくり協議すべきだと考えています。

★北朝鮮に断固たる措置をとるべき、とお考えの方はこちらを押して下さい。
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posted by 小坂英二 at 11:48| Comment(18) | TrackBack(2) | 拉致問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする